リオンのお願い
今回は、リオンがあるお願いを。さらにリオンが抱いていた想いが明らかに
それから数日後。リオンとマリアナの体調が完全回復した。アイリスは、仕事の合間に様子を見に行く。元気になって安心したいた。しかし少し変化が起きた。マリアナの事は、メイド達に任せている。普段メイド達と仲良く遊んでいる。王城に運ばれてから妖精が訪れるようになった。寝込んでいる時からずっと見守っていた。そしてよくマリアナと遊んでいる。あまり珍しい光景なので不思議に思っていた。
ある時、フェアリンが王城を訪れた。
「最近妖精達が訪れるようになったのだけど何故かしら。」
「知っているわ。何でもマリアナっと言う子を気に入ったようなのよね。」
よく考えてみればあの2人を最初に発見したのは妖精。心配するように見守っていた。その時から気に入ったのだろう。
「今日は、マリアナに会いに来たのよ。」
「あら。そうなの?。」
フェアリンは、ニコニコの笑顔で
「妖精達が遊びに行くから。よくマリアナと遊んだことを楽しそうに話すから1度は、会ってみようと。」
「じゃあご案内しますわ。」
廊下を歩きながら
「おそらく今日も妖精達と遊んでいると思うけど。」
「本当にマリアナの事が大好きなのね。」
そしてマリアナがいる部屋へと案内した。案の定妖精達と遊んでいた。こちらに気が付くと妖精達がフェアリンの周りに集まった。
『フェアリン様。』
『フェアリン様も来たの。』
マリアナは、不思議そうに見つめている。
「マリアナこちらは、フェアリン。妖精の女王様。」
「こんにちはマリアナ。フェアリンよ。よろしくね。」
マリアナは、目をキラキラさせながら近づいてきて
「ようせいさんとなかよし。」
「その通りよ。仲良しだよ。」
すっかり仲良しになったマリアナとフェアリン。その光景を見てほっこりするアイリスだった。
それから数日後。
アイリスが仕事をしているとリオンが執務室を訪れた。一段落したので
「話があるって聞いたのだけど。」
「はい。アイリス様にお願いがあります。」
アイリスは、首をかしげて
「お願い?。」
「あの僕は、アイリス様のお手伝いがしたいです。」
その言葉に驚くアイリス。
「ちょっと待って。それは、どう言う意味なの。」
「僕は、皆さんにお世話になっています。何だかこの王国の力になりたいと考えるようになっていました。それに皆さんは、僕とマリアナの命の恩人ですから。」
その言葉を聞いてアイリスは、微笑み
「そんな風に言ってくれると嬉しいわ。そうね。手伝いと言っても何をしてもらいましょうか。」
アイリスは、少し悩んでいた。するとリカルドがこんな提案をしてきた。
「アイリス様。リオン様にとりあえずいろんな仕事を見学してもらうのは、どうでしょうか。」
「そうね。どんな仕事があるか知ってもらうのが1番ね。この件については、リカルドに任せてもいいかしら。」
「分かりました。お任せください。」
「頼もしいわ。早速頼むわね。」
それからリカルドは、リオンにいろんな仕事を説明した。海の管理。農場の管理。採掘場の管理。輸入や輸出の管理。リオンは、教えてもらいながら必死に勉強した。元々成績優秀のためか物覚えが良かった。いろんな責任者は、教えがいがあるっと言っていた。それからしばらくしてアイリスの仕事の半分をリオンがやるようになった。仕事が早いので助かった。アイリスの作業スピードも早いがリオンが加わったためあっという間に仕事が片付く。のんびり過ごす時間が増えたのでラッキーだった。その合間にマリアナと遊んだり庭を散歩したりして過ごした。ある時アイリスがリオンに見せたい物があるっと言ってきた。数日後リオンを連れある場所へ向かった。
「ここは、なんですか?。荒れ地のようですけど。」
「ここは、私の祖国だったディバイヤス王国。」
アイリスは、リオンにディバイヤス王国を見せた。今のディバイヤス王国は、かつてのソレイユ王国のように大地は、枯れ水が消えたのだ。もう完全に住めなくなった。
「ひどい有り様だ。」
「1年でこんな状態になってたとは思わなかった。」
リオンは、驚いてアイリスの顔をみる。
「アイリスは、知らなかったのですか?。」
アイリスは、暗い表情で答える。
「私が出ていった時はまだこの国には聖女がいたから。それからクビになった。その頃から枯れ始めた。ここが住めなくなりそうとは聞いていたけど実際に見た訳じゃないの。あれ以来ここ戻って来なかったから見るのは今日が、初めてなの。」
それからソレイユ王国へ向けて馬車が動き出した。馬車の中から外を眺めていた。
「綺麗な王国だった。夜の月が1番美しかった。」
「もう見れることないのですね。」
「そうね。この王国だけ曇っているからね。」
そして数日後。ソレイユ王国に戻ってきた。アイリスは、自分の自室でリオンとお茶を飲んでいた。
「アイリス様悲しそうに見えます。」
「確かに悲しいわね。祖国だった場所の有り様を見て。あの人達が自らの過ちに気が付き反省をし謝罪してくれたら助けたのに。暴れた時点で何となく予想はしていたわ。話し合いの時自分達が助かろうとして私達を見下し罵倒し続けた。もう助けるの事は出来ないと判断した。」
悲しそうな表情をして語った。もうどうすることも出来ない。過去は、覆せない。
「アイリス様その気持ちよく分かります。僕も昔のような生活には戻れない。けどやっと新しい生活と幸せを見つました。何かあったら相談してください。僕は、アイリス様の力になりたいです。」
その言葉に涙を流した。今まで涙を流す事がなかった。いつから悲しんでなかったのだろう。久しぶりすぎて変な気持ちだ。
「ありがとうリオン。少し元気になったわ。」
「いえいえ。僕は、ただアイリス様の力になりたくて。」
恥ずかしそうに頬を赤くした。その光景に少し笑ってしまった。そのまま2人で笑いあっていた。
それから1ヶ月後。
アイリスとリオンは、正式に婚約した。皆から祝福された。それからしばらくしたある日。アイリスが仕事をしていると手紙が届いた。手紙を読むと
「これは、少し厄介な事になったわ。」
次回新たな波乱の訪問者が。




