第64章 ― 目的
第一の守護者が語り出すと、世界が止まったように感じられた。
「他の塔は」彼は言った。遠い鐘のように声が響く。「偶然に倒れたのではない。時によってでも、戦争によってでも、放棄によってでもない。消し去られたのだ」
その言葉は、旋律の中の間違った音符のように、空気に漂った。
「誰によって消し去られたの?」リサンドラが剣の柄に手をかけたまま訊いた。
守護者は一瞬息を閉じた。まるで古い記憶の頁をめくっているかのようだった。
「千年以上前、神々は見張り台として塔を築いた。それぞれの塔は原初の障壁のかけらを守っていた——物質界とマナの領域を隔てる膜だ。塔が活動している限り、障壁は保たれた。だが何かが変わった。何かが塔を狩り始めた。生物でも軍隊でもない。一つの意思だ」
「ヴォラス」ヴァエリスが自らの核に触れながらつぶやいた。
「違う」守護者は目を開いた。その金色が強く燃えていた。「ヴォラスは単にあちら側のクリーチャーにすぎなかった。これは違う。ヴォラスは貪り食おうとした。これは、ほどこうとしている」
「何をほどくんだ?」俺は訊いた。
「分離を。障壁はただの壁ではない。法だ。『二つの世界は、分離されている』という法。塔を狩っているものは、その法をほどきたいのだ。二つの世界を融合させたいのだ」
ライラが一歩前に出た。青い目が見開かれている。
「古い記録に『収束』と呼ばれるものへの言及があります。隠喩だと思っていました」
「隠喩ではない」守護者は首を振った。「収束は現実だ。そして近づいている」
アルテアが俺の腕を強く握った。レナは動かなかったが、耳が完全に伏せられていた——最大警戒のサインだ。まだ日が浅いシルフィは、紫の目を守護者にじっと据え、翼をわずかに開いて、いつでも飛び立てるかのようだった。
「それをどうやって止められるんだ?」俺は訊いた。
「鍵でだ」守護者は答えた。「それぞれの塔には守護者がいた。それぞれの守護者は鍵を携えていた。エリオンの鍵がこの広間を開いた。だが他にもある。消し去られた塔の鍵は……まだ存在している。世界に散らばっている。失われたが、破壊はされていない」
「欠片のように」ライラがつぶやいた。「神の欠片のように」
「そうだ。そして取り戻された鍵は一つひとつが障壁を強める。七つの鍵、七つの塔。残りのすべての鍵を取り戻せば、原初の障壁を修復できる。ヴォラスに対して行ったような一時的な封印ではない。癒すのだ。永久的に」
その後に続いた沈黙は重かった。
「今、鍵はいくつあるの?」ミリが訊いた。商人としての頭脳がすでに計算を始めている。
「エリオンが姉妹塔の鍵だった。お前たちはそれを取り戻した。残りは六つ」
「六つの鍵」俺は繰り返した。「世界に散らばっている」
「いくつかは廃墟にあるかもしれない。他は悪しき手に。また、自分の持っているものに気づかぬ者たちによって隠されているものもある」守護者はミリを見た。「お前の家族が何世代も第四階層の鍵を知らずに持ち続けてきたようにな」
ミリはブラウスの下にペンダントが眠る胸元に手をやった。
「おじいさまは知っていたの?」
「疑ってはいた。だが確信はなかった。彼は鍵を守り、誰かが見つけるのを待ったのだ」
シルフィが初めて口を開いた。その声は穏やかだがしっかりしていた。
「私はたくさんの土地の上を飛んできました。この塔のように輝く廃墟を見ました。倒れた塔、忘れられた神殿。もしその鍵のいくつかがそういう場所にあるなら、皆さんをそこへ連れて行けます」
「そして私がそれらを見つける手助けができるわ」ライラが付け加えた。「古いルーンは鍵に反応する。参考になるものさえあれば、追跡できる」
守護者は微笑んだ。疲れているが希望に満ちた微笑みだった。
「だからこそ、この塔は建てられた。ただ見張るためではない。集めるためだ。灯台となるために。古の世界のかけらが再び集うことのできる場所として」
俺は広間を見渡した。まだ俺の肩に寄りかかっているエリオンを見た。新しい記憶は無事だった。ここに留まることを選んだマナの精霊、ヴァエリスを見た。新たな目的を見つけた歩哨、リサンドラを見た。居場所を見つけた治癒術師、アルテアを見た。最初に俺の扉を叩いたレナを見た。属する場所を見つけたルーン使い、ライラを見た。市場を築き、それ以上のものを見つけた商人、ミリを見た。まだ自分の居場所を探している最中の新参者、シルフィを見た。
「そしてお前たちは」俺は続けた。「かけらだ。一人ひとりが欠けていたものをもたらした。技能を、知識を、鍵を。全員がここにいるのは偶然じゃない」
「お前を連れてきた神は」と守護者は言った。「収束が近づいていることを知っていた。あの方がお前を選んだのは、お前が生存者だったからだ。無から何かを築き上げた者。人を集めた者」
「俺はただの社畜だった。過労で死んだ」
「それでもお前は共同体を築いた。塔を取り戻した。仲間を集めた。ヴォラスに立ち向かった。お前は英雄ではなかった。英雄になったのだ」
レナが俺の肩に触れた。
「あいつは昔から頑固だった。それが役に立つ」
皆が笑った。短くてほっとした笑いで、啓示の重みが少しだけ軽くなったように思えた。
「これからどうする?」ゴーンが低い声で広間に響かせて訊いた。
「これからは」守護者が答えた。「休むがいい。明日、計画を始めよう。鍵は一日では見つからない。だが、お前たちが踏み出す一歩一歩が、取り戻す鍵の一つ一つが、障壁を強める。そして収束が訪れるとき、この塔が抵抗の中心となる」
「収束が近づいているのをどうやって知ればいい?」
「感じるだろう。全員が感じる。空気が重くなる。星の色が変わる。リース・アエテルナがかつてなく輝く。そのとき、お前はその時が来たと知る」
俺たちは無言で階段を下りた。夜はすっかり更け、中庭には星が輝いていた。林檎の樹が銀色の光を放ち、光の帯の小さなリース・アエテルナが蛍のように瞬いていた。
厨房では、セラが遅い夕食を用意していた。誰もあまり空腹ではなかったが、全員が卓を囲んだ。エリオンは座っていて、まだ回復中だったが、目の前にはセラ特製のケーキが一切れ載っていた。彼は一口かじり、微笑んだ。
「まだ甘い。私はまだ甘いものが好きなのですね」
「好きに決まってるでしょ」セラは答えた。「それは変わってないわ」
双子はヴェラスの膝で眠っていた。アルテアは茶を淹れていた。リサンドラは壁にもたれ、銀色の目をどこか遠くに向けていた。ヴァエリスはエリオンの隣にいて、彼がまだそこにいることを確かめるように手に触れていた。ライラはすでに手帳に何かを走り書きしていた——おそらく地図か、鍵についての覚え書きだ。シルフィは窓の近くで星を眺め、その翼が林檎の樹の光を反射していた。そしてミリは俺の隣で、もの思いに沈んだ栗色の目で静かにしていた。
「六つの鍵」と彼女はつぶやいた。「それは六回の遠征。六つの潜在市場」
「商売のことを考えてるのか?」
「兵站を考えてるの」彼女は微笑んだ。「それと、商売も」
俺は卓に着き、全員を見渡した。
「明日、計画を始める。今日は、ただ休んでくれ」
レナが俺の隣に座った。
「大丈夫?」
「大丈夫だ。ただちょっと……手に余る」
「いつものこと。しょっちゅうでしょ」
「慰めてるのか?」
「いいえ。事実を言ってるだけ」
俺は笑った。疲れた笑みだった。
「ありがとう、レナ」
「何が?」
「ここにいてくれて」
彼女は答えなかった。しかし尻尾は左に揺れ、卓の下で彼女の手が俺の手を見つけた。




