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追放先は辺境の廃塔でした   作者: 星海凡夫


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第23章 ~山の子ら~


俺たちは夜明け前に出発した。


簡単な決断ではなかった。塔の留守をアルテア一人に任せるのは危険だったが、彼女が言い張った。「治療師だけど、無力じゃない。それに塔には防壁がある。もし何か起きても、記録があなたに警告する。」リュサンドラは「彼女の言う通りだ」という無愛想な一言で議論を補強し、そうして塔が目覚めてから初めて、俺たち三人は共に任務に出ることになった。


森は変わっていた。前のような霧でもなければ、襲撃の夜の重苦しい静寂でもない。もっと微妙な何か。東側の木々の葉は、まさにリュサンドラが描写した通りに萎れていた。そして匂い——あの古いものの匂い、何世紀も閉ざされた地下室のような匂い——が、乾いた小川に近づくにつれて空気に染み込んでいた。


「迂回する」とリュサンドラは言った。「染みはここにある。鉱夫たちは南。汚染された場所を横切ったら、疲れて着く」

「疲れて? それとも病気で?」と俺。

「両方」


西へ迂回し、巨大なシダと露出した根のあいだに道を開いた。レナが先頭を歩き、耳はアンテナのように回り、手は短剣にかかっている。リュサンドラは後方を守り、剣は抜いているが低く構えている。俺は真ん中。管理ツールは歩行杖の形態——新しい切断機能はそこに、潜在的にあったが、まだ戦闘に使う自信はなかった。


星鉄の破片は俺のポケットにあった。本来より重く感じられた。


「本当に山の氏族の連中だと思うか?」と声を潜めて訊いた。


「あり得る」とリュサンドラは答えた。「星鉄は貴重。あの金属を支配する者はより良い武器を支配する。黒き山は何十年も領土的野心を持っている。ここで採掘しているなら、武装したいからだ」

「何のために?」

「拡張のため。あるいは防衛のため。来るべきものとして彼らが何を信じているかによる」

「奴らも境界を知ってるのか?」とレナが俺たちが出てから初めて口を開いた。

「知っていても、表に出さない。でも境界はここのみならず大陸全体で劣化している。もっと古い氏族は記録を持っている。黒き山が自分たちのを参照したなら……」

「なら大きな何かに備えてる」と俺は言い終えた。

「そう」


南の染みは午前の終わりに姿を現した。


それは広大な空き地で、ミリが待ち合わせ場所に使っているのより大きかった。土壌は掘り返され——浅いクレーター、黒い土の山、つるはしの跡。分厚い革の天幕が三つ、中央を占め、そのあいだに消えた焚き火。採掘道具があちこちに散らばっていた。バケツ、縄、金属の篩。


そして、誰もいなかった。


「空っぽの野営地」とレナは空気の匂いを嗅ぎながら呟いた。

「最近のものだ」とリュサンドラは付け足した。「焚き火の灰はまだ温かい」

「どこへ行った?」


レナは空き地の縁まで歩き、耳を回した。突然、止まった。尾が硬直する。

「血」


走って彼女のもとへ向かう。木の幹に、暗い染みが樹皮に飛び散っていた。古くはない——まだ湿って光っている。そして地面には、引きずりの跡。何かが——あるいは誰かが——森の中へ引きずり込まれたのだ。


「追跡者か?」と俺は賭けてみた。

「違う」リュサンドラはひざまずき、指先で血に触れた。「追跡者は犬と刃で襲う。これは……違う。引きずりの跡は不規則。引っ張ったものに手がなかったかのようだ」

「影だ」とレナは低い声で言った。

誰も異議を唱えなかった。


俺たちは引きずりの跡を約百メートル、森の奥へと追った。古いものの匂いが強まった。そして、最初の遺体を見つけた。


肩幅が広く、手はタコだらけの大男だった。仰向けに倒れ、目を見開き、口は歪んでいる。目に見える傷はない。ただ……空っぽ。まるで、内側にあったすべてを何かが吸い尽くしたかのように。


「グレルと同じだ」とレナは呟いた。「アルテアが治療した男。同じ表情」

「恐怖」とリュサンドラ。「影は恐怖を糧にしている」


同じ状態の遺体があと二つあった。鉱夫たち。単なる労働者たち。物理的な痕跡を残さない何かによって殺されていた。残っているのは、彼らがかつてそうであったものの、空っぽの抜け殻だけ。


「戻ろう」と俺は決断した。「ここは危険だ」

「待って」レナは天幕の一つを指さした。「あの中に何かある」


天幕は側面が裂けていたが、内部はまだ鉱夫たちの持ち物を守っていた。毛布、水筒、精密工具の入った木箱。そして、即席の机の上に、一枚の地図。


慎重に広げた。不細工で、手作りだが、詳細だった。森の地域、塔——赤い×印で示されている——そして詰まった筆跡の注釈。


「『南方区画に星鉄が豊富』」とリュサンドラは俺の肩越しに読んだ。「『北に塔が活動中。接触を避けよ。増援を待て。』」

「増援」と俺は繰り返した。

「彼らは単独じゃなかった」とレナは言った。「彼らは先行偵察兵。主要な鉱山は別の場所にある」

「そして黒き山はここへ人員を送っている」


リュサンドラは地図を巻き取り、外套にしまった。


「増援が着く前に戻る必要がある。そしてアルテアに伝えないと」

「それと遺体を埋葬する?」とレナは訊いた。

「時間がない。それに、影はまだ近くにいるかもしれない」

「影は黒き山の鉱夫を殺した」と俺は指摘した。「つまり、影は彼らと同盟していない」

「影には同盟者がいないということだ」リュサンドラは剣を抜いた。「さあ、行くぞ」


帰り道は緊張に満ちていた。誰もあまり口をきかなかった。ポケットの星鉄の破片は、今や重さが三倍だった。それはただの希少な金属じゃない。三人の男が死んだ理由だった。そしてもっと多くの者が来ている理由だった。


塔が木々のあいだから現れたとき、アルテアはすでに門のところにいた。記録が、俺たちの接近を彼女に警告したのだろう。彼女は俺たちが尋ねるより先に表情を読んだ。


「何か見つけた」

「ああ」俺は彼女に地図を渡した。「鉱夫たち。死んでいた。影が彼らを殺した。そして黒き山が増援を送っている」


アルテアは素早く地図を調べた。


「これで状況が変わる」

「すべてが変わる」とリュサンドラは同意した。「俺たちはもはや追跡者と噂だけを相手にしているんじゃない。今やここで採掘活動が行われている。もし黒き山がこの森に根を下ろしたら、塔には決して平和は訪れない」

「影は?」とアルテア。

「狩りをしている。鉱夫たちを襲った。誰でも襲いうる」


中に入った。塔は静かだった。リュス・アエテルナは温室で脈打ち、起動したばかりの鍛冶場は第二階層で輝いている。でも外の世界は閉じつつあった。


厨房のテーブルに座り、数週間前までは互いに見知らぬ者同士だった三人の女性を見た。今や、俺たちは何かを形成していた。家族そのものじゃないが、それに近い何かを。


「三つの問題がある」と俺は始めた。「黒き山がここへ拡大している。影が狩りをしている。そして境界が劣化している。三つとも、何らかの形で繋がっている」

「境界が影を引き寄せる」とリュサンドラ。「影が黒き山を引き寄せる。黒き山は採掘で劣化を加速させる。循環だ」

「なら、循環を断ち切らなきゃ」

「そう。でも、どうやって?」


テーブルの上の星鉄の破片を見た。


「まず、あるものを使う。鍛冶場は部分的に稼働している。もっとマナを手に入れれば、改良できる。より良い道具を鍛える。武器を」

「ハンマー」とアルテアは思い出した。「ミリがハンマーを持ってきた。それに管理ツールは鍛冶場で少し自己修復した。たぶん、もっとできる」

「金属が必要だ」リュサンドラは破片に触れた。「星鉄は希少。鉱山にもっとあるなら……」

「鉱山は死体と影に占拠されている」とレナは思い出させた。

「戻れる。十分に武装して。できるものを回収する」

「それは危険」

「すべてが危険」


俺は黙った。考えが巡る。鍛冶場には金属が必要。塔には防御が必要。そして境界は……


「境界」と俺は突然言った。「アルテア、リュス・アエテルナは種を作っている。いくつだ?」

「三つ。今日の終わりまでに四つかも」

「境界がとても薄いときにだけ種を作ると言った。まるで何かに備えているみたいに」

「そう。火事の前の樹木みたいに」

「なら火事は近い」

「そう」


両手をテーブルに置いた。


「以下を提案する。第一に、塔を補強する。リュサンドラ、レナと俺に基本的な戦闘を訓練できるか? 剣士にならなくていい。でも何かが襲ってきたら生き延びる必要がある」

「受ける」とレナはリュサンドラが答えるより先に言った。

「俺も」と付け足した。「もうシャベルだけに頼りたくない」

「シャベルは象徴だ」とレナは呟き、その声にはほとんどユーモアがあった。

「第二に」と俺は続けた。「アルテア、星鉄を研究できるか? その特性を理解すれば、鍛冶場で使えるかもしれない」

「試してみる。でも時間が必要」

「第三に、もっと居住者が必要だ」


誰も反論しなかった。塔にはエネルギーが必要だった。エネルギーは居住者から来る。四人でも十分だが、五、六人ならもっと良い。そして収容室を開けられるようになる。


「ミリ」とレナは言った。「彼女は居住者じゃない。でも信頼できる。コネもある。もしかしたら誰か知ってるかも」

「鍛冶師」とリュサンドラは提案した。「鍛冶場を操業できる誰か。刃の達人と共に戦ったことはあるが、鍛えるのは知らない」

「あるいは境界に詳しい誰か」とアルテアは付け足した。「塔は強くなっているけど、世界の境界は別問題。もし魔術師がいれば……」

「魔術師と鍛冶師と兵士をスカウトしたいのか」と俺は要約した。

「そう」

「それは一個小隊だ」

「いいえ。小さな街よ」アルテアは微笑んだ。「少しずつ、かつての管理者が築けなかったものへと、塔は変わろうとしている」


窓から外を見る。リンゴの樹は中庭で輝いている。泉が歌っている。


一週間前、俺たちは俺とレナと、リンゴの山だけ。今やエルフの衛士がいて、半エルフの治療師がいて、点火したばかりの鍛冶場があり、そして敵の地図があった。


「よし」と俺は言った。「築こう」


そしてその夜、他の者が眠っているあいだ、俺は第二階層に上がり、鍛冶場の青い炎を見つめた。小さく。脆い。でも生きている。

塔のように。

俺たちのように。

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