37/49
転生聖女、忠告を受ける
「ハルノス、久し振りじゃな。」
「…ふぁっ!?シヴァ爺ちゃん!?なんでいんの?」
「夢に干渉して出てきた。」
「夢に干渉する程の事が起きたの?」
「ハルノスが学園に入学したじゃろ?その入学者の中に黒髪の子がおるな。」
「コータスなら同じクラスにいるけれど、どうかした?」
「好奇心でコータスのつがいを確認してみたらの、お主じゃった。」
「はっ?」
「コータスのつがいはお主じゃ。」
「え?つがい?」
「獣人はつがいと未来を共にするというのは本能で分かる。コータスもハーフ獣人とはいえ、その本能はそのまま引き継いでおる。」
「…それが私?」
「そうじゃ、入学式時点で一目惚れじゃったな。獣人は性欲が強いが浮気は出来ん。惚れた女の尻を追いかけ回す。」
「このクソジジイほんとに神様なの?」
「本音がダダ漏れじゃよ…教会でワシの石像が建てられておったじゃろ?」
「私の神様像が崩れていくんだけど。」
「気にしたらそこで試合終了じゃよ。」
「…もうやだこの人。つがいの件だけ伝えに来たの?それだけ?」
「それだけ?って…獣人のつがいに対する執着を舐めたらいかん。お主はもうロックオンされて落とされるのを待つのみじゃ。忠告じゃが、ちゃんと避妊はするんじゃよ。…獣人は性欲が強いからの。」
「待って!…シヴァ…どういう…」
その言葉を最後に、私の意識は沈んだ。




