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転生聖女、初めての買い食い
門での手続きを終え、冒険者とはここでお別れだ。
帰ってきた時間が3時頃。大通り沿いに進んでいると、甘く美味しそうな匂いが漂ってきた。
「いい匂い…。」
「うん?あぁ、あそこのクレープ屋ですか。女性騎士が美味しいと噂していました。」
ギュるるうぅう…。
『…。』
運動をして自分で思った以上にお腹が空いていたらしい。
「…買ってきます。」
そう言って、買ってきてくれたのはいちごチョコクレープが2個。
「ありがとう。」
かぶりつくとふわふわの生地に丁度いい甘さの生クリーム、甘酸っぱいいちごにかかったチョコソースは濃厚で全体的なバランスが取れていて、ぺろりと食べてしまった。
「美味しかった…。」
「えぇ、そうですね…。」
2人ともそれ以上は何も言わずに屋敷の方へ進む。
そう言えば、この世界では初めて買い食いをしたな…。
コンビニとかがある訳でも無いし、公爵令嬢というのは白銀の髪やエルフ耳も相まってとても目立つ。買い食いなんて出来る環境ではない。
創造神の加護の効果で私は毒が効かないらしい。恐らく「健康に育ちたい」と創造神に言った為だろう。「健康」の中に毒も入っていたようだ。




