脚本《シャンゼリゼ通りの端、ラスカー家前》
――それは、昔のお話。ラスカー家の一人っ子として生まれた子供は母の死により再婚する事に。しかし、そこに待ち構えていたのは悲劇の惨状。父は逃げ出し、海で遭難。踏んだり蹴ったりの人生の中、子供は必死に今日を生きる。
《継母》『よぉーし、皿一枚で上着一枚だ! さっさと脱げ!!』
《義姉》『ほっほ、また割ったのかい? 懲りない若造じゃ』
《子供》『ちょっと待て! 割ったのは、義姉の寝ぼけ爺さんだろう?! なぜ俺がッッ!!』
《義姉》『何を言っておるんじゃ? 私はお前さんの姉の”ジジ”じゃ』
《子供》『待って、待って! なんでそんな可愛らしいネーミングッッ?!』
《継母》『ちなみに俺はとある放浪孫を抱えている伯父こと”オッジー”だ、よろしく』
《子供》『あ、どうもご丁寧なご説明痛み入ります……って、違う!!』
《義姉》『とりあえず上着一枚さっさと脱いだらどうじゃ? ほれ、罰ゲーム罰ゲーム♪』
《子供》『何が罰ゲームだよ、上着一枚とかほぼ半裸じゃないか!! しかも何で皆してドレス姿!!』
《継母》『えーと、なんでだっけ? 知っているかジジよ』
《義姉》『確か、私たち一同が女役で”武道会”に行かなくてはいけない苦行が待っているのではないか?』
《子供》『ちょっと待ってジジさん。拳を固く握っているけど、きっとジジさんとは全く違う”舞踏会”だと思うんだけど』
《継母》『しっかし、なんで女役なんだ?』
《子供》『それは俺にも綺麗サッパリ分かりません』
《義姉》『考えてもはじまらぬ、ほれさっさと上着一枚脱いで仕事するんじゃ”シンデレラ”』
《継母》『そうそう”シンデレラ”はとっとと罰ゲームで上着一枚脱いで仕事しろ』
《子供》『え、ちょ、ま、いろいろ待って!!』




