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戦時中に呑気にピクニックする若い最強傭兵4人が、敵国をボコボコにした件  作者: SOUCHAN
ベルリー統合国編

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4/5

4話【キャンプピクニック】

※注意:この作品はフィクションです。 作品に登場する【国や地名】【兵器】【人物名】は事実とは一切関係ありません。

◆1950年9月中旬。夕方。ベルリー西部。人気のない草原地帯と清らかな小川付近にて



「ハハハッ!マイアの作ったビーフシチューは美味い!」



 満面の笑みでスプーンを進めるライト。深皿には、野菜と缶詰の牛肉入りのビーフシチューだ



「ウフフ♪それは良かったわ〜。……はふはふ〜はふはふ〜」



 シチューに入った一口サイズのジャガイモを頬張る。微笑みながら口の中で転がすマイア



「ヘヘッ♪やっぱシチューはパンが一番だね〜♪」



 トロトロのシチューにパンを付けるリック。彼は上機嫌に頬張る



「……美味い」



 平然なクロエ。ゆっくりスプーンを動かすのだった

 


「なぁリック。明日の天気はどう?」



 ライトは茜空を見上げて首を傾げる



「ヘヘッ♪明日も晴れるよ。……ただ、ここ最近雨が降ってないから、もしかしたら9月最後らへん、雨が降るかも」



 茜空を見上げて、真っ直ぐな目で予報するリック



「リック、ありがとう。……みんな、聞いてくれ」



 ライトは姿勢を正して真っ直ぐな目で、3人を見る



「明日の昼過ぎ。自転車に乗って北部の前線基地に向かう。トムじいさんと合流する。……みんなはどうかな?」


「ウフフ♪私は賛成よ〜。明日の朝食は、ボリューム満点にしてあげるわ〜」


「……もぐもぐもぐもぐ。ヘヘッ♪僕も賛成〜♪よ〜し!射抜いてやるぞ〜!」


「……異議なし」


「ハハハッ。じゃ、決定だな」



 傭兵4人の意見は一致した。その後。4人は夕食を美味しく平らげたのだった





◆食後。星空下のキャンプ場。ラジオから穏やかな曲が流れる中。傭兵4人は明日に備えていたのだった



「俺たちが補給路を封鎖したおかげで、ソレイユ軍の進軍がほぼ不可能になった。……とはいえ、油断出来ない」



 テーブルの上に広げられた地図。椅子に座るライト。鋭い視線で地図を見ていたのだった



「ライト〜。ホットコーヒーだよ〜♪」



 微笑むマイアがライトに歩み寄る。彼女は、コーヒーが入ったステンレスマグカップをライトに渡す



「おっ!良いタイミングで助かる。……ゴクッ。はぁ~……いつもの味だ」


「ウフフ♪どう〜?何か良い策でも思い付いた〜?」


「……いや、まだ思い付かない。まぁ、焦ることはない」



 ライトは微笑みながらコーヒーを飲んだ



〈♪〜♪〜〉



「ヘヘッ♪クラシック聴きながら飲むコーヒーも良いねぇ」


「……うんっ。悪くない」



 焚き火付近のリックとクロエ。小さなラジオから流れるクラシック曲。聴きながら、コーヒーを嗜んでいた



「ねぇねぇ、周波数回して良い?」


「……良いよ」


「ヘヘッ♪ありがとう」



 リックはラジオの周波数をいじり始めた



〈ザーザー……ザーザー……ザーザー……〉



「ちょ!ノイズ音エグくない?」


「……ラジオはそういうもんよ」



〈ザーザー……ウソユ……ザーザー……〉



「……待って!リック。ラジオ貸して」


「えっ?あ、うんっ……良いよ」



 リックは目を見開く。クロエはラジオを手にする。ダイヤルをゆっくり回したのだ



〈ウソユ……ヤンシ……ゴカッミ……ウョリ……クョシ……デリト……ウョリクョシ……〉



「えっ?何か言ってるよ!?」


「……ライト。マイア。来て!」


「はいはい〜♪今行くわ〜クロエちゃん〜」


「クロエ。どうした?」



 ライト、マイアは駆け足で2人に駆け寄った



「……これを聴いて」



〈ウソユ……ヤンシゴカッミ……ウョリ……クョシ……デリト……ウョリクョシ……〉



「あらあら~?壊れたのかしら〜?」


「……壊れた割には、何か繰り返し喋っているな。まるで暗号みたいだ」


「……ライト。正解。これは暗号」


「えっ!?暗号なの?……っで、何言ってるの?僕にはさっぱりだよ」



〈ウソユ……ヤンシゴカッミ……ウョリクョシ……デリトウョリクョシ〉



「……これは逆さ暗号。『ショクリョウトリデ。ショクリョウ。ミッカゴシンヤ。ユソウ」



 クロエは数秒で暗号解読をした



「「「 !? 」」」



 3人は思わず目を見開くのだった



「ハハハッ!なるほど。3日後の深夜に、食糧砦に食糧を輸送か」


「ライト〜。確か国境要塞付近には、食糧砦〜。燃料砦〜。弾薬砦があったはずだわ〜」


「マイア、その通りだ。トムじいさんが攻略する国境要塞付近には、3つの砦がある。国境要塞攻略には必要不可欠だ」


「……なるほど」


「ねぇライト。これから僕たちはどうするの?」


「予定通り、明日の昼過ぎに前線基地に向かう。トムじいさんと合流して、さっきの暗号を伝える。良いな?」



 3人は縦に頷いた。その後。4人はそれぞれのワンタッチテント内で睡眠したのだった





◆翌朝。リックの予報通り快晴。キャンプ場。マイア特製サンドイッチコーヒーセット。傭兵4人が頬張っていたのだった



「リックの言う通り、本当に晴れた。最高のモーニングだぜ。……ゴクッゴクッ」


「ヘヘッ♪これくらいどうってことないよ。……もぐもぐもぐもぐ」


「……リックの予報は百発百中」


「ウフフ♪リックくん〜。かっこいい〜」


「そ、そんなこと……ないよ」


「おっ!照れてんのか?顔が太陽よりも赤いぞ?」


「う、うるさいなぁ!そのサンドイッチ食べちゃうぞ?」


「ハハハッ!悪かった悪かった」



 朝食を済ませた後。傭兵4人はキャンプグッズを片付けた。4台の折り畳み自転車を開けて4人は乗り込んだ



「よ~し!これより前線基地に向けて出発だ〜!」



「「「 お〜!!! 」」」



 クロエの迅速な暗号解読。傭兵4人は、トムがいる前線基地に向けて漕ぎ始めたのだった……

 最後まで読んでいただきありがとうございます。気に入っていただけたら、【ブックマーク登録】や下の【チア(応援)】ボタンをポチッと押してもらえると励みになります!



いかがでしたか?リックの天気能力とクロエの暗号解読が発揮する回になります。もし、『あの場面良かった〜』『このシーンが印象的です』があれば、コメントや感想欄で教えてください♪


【お知らせ】

明日。11/1(日)に5話【北部三砦・食糧砦の補給路】14時10分頃に投稿致します


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