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戦時中に呑気にピクニックする若い最強傭兵4人が、敵国をボコボコにした件  作者: SOUCHAN
ベルリー統合国編

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5話【北部三砦・食糧砦の補給路】

※注意:この作品はフィクションです。 作品に登場する【国や地名】【兵器】【人物名】は事実とは一切関係ありません。

◆ベルリー統合国北部・前線基地の指揮官室。室内は淹れたてのコーヒーの香りが漂っていたのだ



「ん〜……どうしたもんか〜?」



 革製の背もたれ椅子。トムが腕を組んで座っていたのだ。木製の机の上。広げられた地図。コーヒー入のマグカップがあった



「大佐!ライト率いる4人の傭兵が参りました」



 木製の扉の外。一人の見張り兵の声だった



「おっ!良い時に来た。……通せ!」


「はっ!……どうぞ」



 ガチャ!……木製の扉が開いた



「失礼するよ、トムじいさん」


「ウフフ♪失礼します〜」


「……失礼します」


「ヘヘッ♪トム大佐、しっつれいしま〜す♪」



 傭兵4人が入室して微笑んで挨拶した。トムは微笑んで立ち上がる。4人に歩み寄った



「フフフッ。よく来たな。元気で良かった」


「トムじいさんこそ、元気そうでなによりだ。……いきなりで悪いがトムじいさん。これを聴いてほしい」



 ライトはバッグから取り出したのは、小型ラジオだった



「ラジオ?フフフッ。ワシが気に入る曲でも紹介してくれるのか?」


「ハハハッ。きっと、この曲も気に入ってくれるはずだ」



 ライトはラジオを机の上に置く。そして、ダイヤルを回したのだ



〈ウソユ……ヤンシゴカッミ……ウョリクョシ……デリトウョリクョシ〉



「んっ?何だこれは?曲にしては訳がわからん内容だな……」


「ウフフ♪トム大佐〜。これは暗号の歌です〜」


「何っ!?あ、暗号……だと?」



 トムは目を見開いたのだった



「うんっ!実は昨日の夜。僕がダイヤルを回していたら、急にクロエが『貸して』と言ってダイヤルを回し始めたんだ」


「そしたら今のが流れたんだ。正直最初、僕にはさっぱりだったよ」


「……ふむっ。なるほど。ではこの暗号の意味は?」


「……これは逆さ暗号。ショクリョウトリデ。ショクリョウ。ミッカゴシンヤ。ユソウ」


「ショクリョウトリデ。ショクリョウ。ミッカゴシンヤ。ユソウ?……どれどれ?」



 トムはラジオに耳を傾けた。トムは軽く縦に頷いたのだった



「なるほど。一見、訳のわからんことを言っておるが、逆さから読むと内容がわかるやつだったのか……」



 トムは腕を組む



「ハハハッ。そういうこと」



 微笑むライト。カチッ!。ラジオの電源を切ってバッグに戻した



「実はなライト。ワシからも一つ情報ある。……今朝。弾薬砦に弾薬を積んだソレイユ陸軍のトラックが到着した」


「何っ!?弾薬砦に到着しただと?」



 ライトは目を見開く。それは予想外の情報だった



「ああ、そうだ。1台の2トン軍用トラックで、多くの武器や弾薬を載せていたようだ」


「ライト〜。これからどうするの〜?」



 マイアが首を傾げる。ライトは鋭い目で地図を見下ろしたのだった



「食糧砦。燃料砦。弾薬砦。この北部三砦は、国境要塞攻略に必要不可欠。……ここは、食糧砦を攻略しよう」


「よ~し!僕の爆弾でドッカーンしてやる!」


「……リック。落ち着いて」


「だがライト。食糧砦は堅固で、爆弾でも簡単に破壊出来ない高い壁になっておる」


「ハハハッ。歯応えありそうでおもしろい」



 ライトは顎に手を当てた



「トムじいさん。良い考えがある」


「考え?フフフッ。ぜひ聞かせてくれ」


「俺とマイアで、食糧砦に続く補給路を通る敵のトラックを襲撃する。クロエとリックは食糧砦に潜入してくれ」


「潜入後。ベルリー陸軍が見えたら、2人は城門を開けてベルリー陸軍を入れさせろ。これなら、犠牲少なく攻略出来る」



 ライトは3人と目を合わせた。彼の瞳には、一点の曇りもない確信だった



「ウフフ♪なるほど〜。私は賛成よ〜」


「ヘヘッ♪このリック様のお任せあれ」


「……リック。サプレッサー付で援護する」



 軽く微笑むクロエ。ズボンのポケットから、サプレッサーを取り出した



「ということだ、トムじいさん。トムじいさんは賛成か?」



 トムは腕を組んで目を瞑る。そしてゆっくり目を開け微笑んだ



「フフフッ。その作戦、採用しよう。では、ワシも進軍準備する。……君たち、くれぐれも無茶だけはしないでくれよ?」



 傭兵4人は縦に深く頷く。こうして。ベルリー陸軍と傭兵は、食糧砦攻略を開始したのだ





◆3日後の深夜。月は雲に覆われている。食糧砦に続く補給路。補給路の左右には深い木々が生い茂っていたのだ



「ここが補給路か。……地面にタイヤの跡なしみたいだな」


「あらあら~?見張り兵もいないわ〜。寝ているのかしら〜?」



 木々の茂みからライトとマイアが現れる。2人は補給路の周囲を観察していたのだった



「フッ。寝る子は育つってやつか」



 鼻で笑うライト。その時だった!複数のヘッドライトを確認したのだ



「ライト〜!あれ、トラックよ〜」


「……前にバイク2台。後に軍用トラック1台。マイア。バイク兵を片付けて、トラックを奪うぞ」


「ええっ〜。たっぷりと料理してあげるわ〜」



 2人は武器を取り出す。そんなこと知らないバイク2台とトラック1台がゆっくりと走行する。そして……



 バババーン!バババーン!バババーン!



「うわぁ!?」「ぐはっ!!」



 マイアのサブマシンガンの雨玉。操縦するバイク兵2人に襲った。バイクはバランス崩して転倒。バイク兵2人はピクリと動かなくなった



「さすがだ、マイア。……おっ!トラックの運ちゃんと助手が降りてきたな。させないぜ」



 バーン!カチャ、バーン!カチャ



「ぐへっ!!」「くわぁ!?」



 ライトのレバーアクション式ライフルの2発の銃弾。運ちゃんと助手命中して仕留めたのだ



「ウフフ♪ライト見て〜!食糧がい~っぱいだわ〜!」


「この量なら、バイキングが出来そうだな」



 2トン軍用トラックには多くの食糧が積んでいた。2人は満足気な顔でトラックに乗り込む。食糧砦北門に向かったのだった





◆一方その頃。食糧砦内。静寂の夜に包まれる中。2人の少年少女。ソレイユ陸軍の目を盗んで忍び込んでいたのだ



「おやすみ」


 

 プスッ。……バタッ。少年リックの放った一本の弓矢。一人のソレイユ陸軍兵士の首元に命中。その場で静かに倒れた



「……良い夢よ」



 パンッ。……バタッ。サプレッサー付ライフル。少女クロエが放った1発の銃弾。一人のソレイユ陸軍兵士の脳天に命中。その場で倒れた



「クロエ。こっちは大丈夫だよ」


「……始末完了。……リック。あれ!」



 2人は砦の外に視線を向ける。そこには、遠くから迫り来る無数の人影を確認した。やがて無数の軍団の動きが止まった



「フフフッ。さ〜て、ワシが美味しく平らげてもらおう」



 無数の軍団はトム率いる数千のベルリー陸軍だった。そして……



「大佐。南門がゆっくり開いています」


「よし!全軍に告ぐ!突撃〜!」



 トムの声と同時に数千のベルリー陸軍が南門に進軍する。食糧砦制圧の門が、今、開かれたのだ

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いかがでしたか?今回は、ライトの策略、マイアの戦闘の切り替えが見どころでした。もし、『あの場面良かった〜』『このシーンが印象的です』があれば、コメントや感想欄で教えてください♪


【お知らせ】

11/7(土)に6話【北部三砦・食糧砦制圧戦】14時10分頃に投稿致します



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