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戦時中に呑気にピクニックする若い最強傭兵4人が、敵国をボコボコにした件  作者: SOUCHAN
ベルリー統合国編

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2話【傭兵現る】

※注意:この作品はフィクションです。 作品に登場する【国や地名】【兵器】【人物名】は事実とは一切関係ありません。

◆一方その頃。周りが森と長い雑草が生い茂る場所。そこでは、ベルリー陸軍とソレイユ陸軍が激戦を繰り広げていたのだった……



「ぐぬぬっ……ソレイユ軍め!このベルリーを欲しがるのか!?」



 ベルリー陸軍指揮本部のテント。眉毛をひそめて、椅子に座る一人の軍服姿の老指揮官。彼はトム・コマンダーズ。ベルリー陸軍大佐だ



「大佐!敵の野砲が激しく、前進部隊が進軍出来ません!」



 一人の慌ただしい報告兵。指揮本部に入って来た



「……やも得ん。前進部隊に伝えよ!『後退して兵を整えよ』と」



 トムは腕を組みながら、手元に視線を落とす



「はっ!承知しました!」



 報告兵は急いで前線に向かったのだった



「はぁ~……この防衛ラインも、崩壊か……」



 トムの目の前。机の上には広げられた地図。彼は地図に視線を逸らす。地図をじぃ~と見つめるのだった……






◆森の中の広大な草原。ソレイユ陸軍野砲部隊が、容赦なく砲撃を続けていたのだ



「撃て撃て〜!!敵の足並みを崩すのだ〜!」

 


 ソレイユ陸軍砲撃隊長が部下に檄を飛ばす



「隊長!砲弾が少なくなりました!……隊長?」


「……た、隊長!?し、しっかり!」



 部下たちが振り向いて見たのは……背向けで倒れている砲撃隊長の遺体だった。砲撃隊長の後ろ首に矢が刺さっていたのだ



「ひぃぃ!?わ、罠だ!逃げ――」



 ババババババーン!



「ぐはっ!」「うわぁ!」「あぐぅ〜!」



 森から機関銃ぽい銃声が鳴り響く。数名のソレイユ陸軍砲撃兵。撤退する前に撃たれ、その場で倒れたのだった



「ヘヘッ♪まぁ、ざっとこんなもんね」


「ウフフ♪作戦通りでしたね〜」



 森の中から2人の姿がゆっくり現れた。リックとマイアだった。リックの自慢の弓矢で砲撃隊長を始末

 彼女はサブマシンガンで数名のソレイユ陸軍砲兵を始末したのだ



「さて……この大砲を鉄屑にしてあげるね」



 目が星になるくらいウキウキのリック。彼は、数台の野砲と数本の砲弾に爆弾を仕掛けたのだ



 ドカーン!ドカーン!ドカーン!



「ヘヘッ♪このリック様にかかれば、こんなもんだね」


「あらあら~♪リックくんは悪い子ですね〜」



 その後。小悪魔コンビは、ソレイユ陸軍前線を荒らしに向かったのだった 






◆平原地帯。ソレイユ陸軍のキャンプ場。焚き火付近の椅子。座っているのは、ソレイユ陸軍少佐だった



「フハハハ!我が軍が優勢か。……トムの命もここまでだな」



 ソレイユ陸軍少佐と周囲の数名の部下。彼らは『勝てる!』と慢心していたのだ



「申し上げます!少佐、我が軍の野砲場が破壊されました!」


「何だと!?いったいどういうことだ?」


「詳しいことはわかりません!」



 突然の事態。ソレイユ陸軍少佐は目を見開いて思わず椅子から立ち上がる。その時だった!


 バーン!…………


 焚き火のパチパチと音。キャンプ場内のどよめき声の中。一発の大きな銃声がキャンプ場に響いたのだ


『!?』…………バタンッ!


 ソレイユ陸軍少佐がその場でゆっくり倒れた。彼の後頭部から出血が出ていたのだった



「しょ、少佐がやられたぞ!逃げろ〜〜!!」



 バーン!カチャ、バーン!カチャ……



 キャンプ場に複数の銃声と独特なリロード音が響く。ソレイユ陸軍少佐の部下たちがその場で倒れるのだった



「奇襲作戦が本当に上手くいったとは……敵もチョロいものだな」


「……ライトの策略。的中」



 キャンプ場周囲の草の深い茂み。草に紛れてゆっくり立ち上がる2人の男女。ライトとクロエだった

 クロエは一発必中でソレイユ陸軍少佐を始末。ライトはレバーアクションライフルで連射したのだ



「クロエ。2人と合流して、ベルリー陸軍本部のところに行くぞ」


「……了解」






◆一方その頃。ベルリー陸軍指揮本部のテントでは、静寂に包まれていた



「……さっきから、敵の猛攻が治まっている。いったい何事だ?」



 トムは椅子から立ち上がっていた。彼は戦場を真っ直ぐ見つめていた。すると横から……



「トムじいさ〜ん!」



 その声と同時にトムが横に振り向く。そこには微笑む男女4人の若者。横並びでゆっくりこちらに歩いていた。ライトたちだった



「ラ、ライト!?」



 トムは微笑みながら、傭兵4人に駆け寄った



「あれは……例の傭兵?」


「スゲー!まるで映画みたいな登場だぜ……」



 トムの部下たちは目を見開いていたのだった



「トムじいさん。遅れてすまない。ひとまず安心してくれ。野砲場とキャンプ場を鎮圧した」



 ライトは微笑みながら、トムに戦況報告した



「遅過ぎる!後数分で壊滅しそうだったぞ!……まぁ、厄介な野砲場とキャンプ場を鎮圧して感謝する」



 トムは満面の笑みをしたのだった



「トムじいさん。俺達はこれからアジトに帰る。依頼があれば、いつでも行けるぜ」



 ライトは手をグーにして自分の胸を軽く叩く



「フフッ。くれぐれも財布をなくすなよ?」



 傭兵4人は微笑んで縦に頷いたのだった



「よし、みんな。今日はアジトで宴だ〜!」


「「「 お〜!!! 」」」


「全く……相変わらず、ワシより元気だな」



 こうして。傭兵4人は、ベルリー西部の小さな町の一角にある。アジトに帰還したのだった……


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【キャラ紹介】

①トム・コマンダーズ

・55歳男性。銀色のショートヘア。黒色の顎

 髭短め

・一人称:ワシ

・全身カーキの軍服(ベルリー陸軍の軍服)

 カーキの軍帽

・階級は大佐。老指揮官とはいえ文武両道でベ

 テラン指揮官。部下や上層部からの信頼が大

 きい。幼いライトをよく世話をしていた。




【国名紹介】


①ベルリー統合国

・エルカ大陸の南国。

・首都:クレメンス(ベルリー東部)

・軍:陸軍、海軍(沿岸警備隊)

・元々、東ベルリーと西ベルリーに分かれてい

 た。西ベルリーの運動家や政治家がベルリー

 の壁を破壊。現在のベルリー統合国になる。

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