1話【ピクニック・パーティ】
※注意:この作品はフィクションです。 作品に登場する【国や地名】【兵器】【人物名】は事実とは一切関係ありません。
1950年9月上旬。ソレイユ軍との戦いは各国各地で激戦を繰り広げていた。そんな中だった……
◆ベルリー統合国北部。人気のない緑豊かな平原地帯。快晴の朝の下。
男女4人の若者。ピクニックシートに座り、楽しくピクニックしていたのだ
「ふぅ~……マイアの淹れたコーヒーは美味いぜ!」
上機嫌で温かいブラックコーヒーを飲む男性。彼はライト・ブリリアント。頭が優れている若者だ
「……ピクニック日和。」
言葉数が少なく平然とした顔で食べる。彼女はノエル・サイレント。ほとんど感情を表に出さない少女だ
「このサンドイッチ美味しい〜!……もぐもぐ、もぐもぐ」
天真爛漫の少年。三角形のミックスサンドイッチを頬張る。彼はリック・ウェザー。この中で唯一、最年少だ
「ウフフ♪3人がそこまで言ってくれて嬉しいわ〜。おかわりもあるからね〜♪」
自分の頬に手を当てて、女神のように微笑む。彼女はマイア・クッキング。ピクニックの料理は、ほとんど彼女の手作りだ
「ゴクッゴクッゴクッ……。ぷはぁ~!マイア、コーヒーおかわり!」
耐熱性紙コップに入ったコーヒーを飲み干す。ライトは微笑みながら、耐熱性紙コップをマイアに差し出す
「はいはい〜♪今淹れますね〜……ふん、ふん、ふふ〜ん〜♪」
女神の鼻歌だ。彼女は、コンパクトコンロで温めたお湯をコーヒー粉末が入った耐熱性紙コップに注いだ
「はい♪ライト、どうぞ♪」
「おっ!マイア、ありがとう。……クンクン。う〜ん、良い香りだ〜!」
ライトは淹れたてのコーヒーを嗅ぐ。彼は微笑みながら受け取った
「……もぐもぐ、ごっくん。ねぇクロエ、このサンドイッチ美味しいね?」
満面の笑みでサンドイッチを頬張るリック
「……うんっ、美味しい。野菜入り。健康」
軽い笑みで縦に軽く頷くクロエ
「あらあら~。クロエちゃん、リックくん。まだまだあるから、い~っぱい食べて大丈夫よ〜」
マイアは深く目を瞑り、満足げに微笑んだ
◆ピクニック開始から約1時間後。時刻は昼過ぎだった
「マイア!このチキンソテー美味しいぞ〜!」
「ウフフ♪ライト〜。食べ過ぎ厳禁よ〜」
一口サイズのチキンソテー。ニンニクとブラックペッパー。2つの味が口の中に広がる味だ
ライトは満面の笑みを浮かべるのだった
「ヘヘッ♪このフライドポテト、おいし~い」
「……ポテト、カリカリ。塩加減完璧」
少年少女の大人気メニュー・フライドポテト。マイアの絶妙な揚げ加減と塩加減。2人はフライドポテトの虜だ
4人のピクニックは最高潮に達していた。
しかしそれは、突然やってきたのだった
ドーン!……ドカーン!!
「な、何だ!?」
突然。遠くから1発の砲声と爆発音が緑の大地に響く。ライトは素早く立ち上がる。ライトは鋭い視線で爆発音の方角を見る
ドーン!ドーン!……ドカーン!ドカーン!
再び砲声と爆発音。しかし、大地が揺れるように激しさを増す。3人も立ち上がる。ライトと同じ方向を真っ直ぐ見る
「……無数の砲声。戦闘の可能性大」
クロエは平然と推測する
「あらあら~。ポップコーンでも作ってるのかしら〜?」
天然なマイア。自分の手を頬に当てながら、首を傾げた
「マイア。ポップコーンよりもパリピだよ〜!」
リックはマイアの天然台詞を上手くフォロー?したのだった
「じゃ、そのパリピの世界。俺達も参加してもらうか」
不敵な笑みをするライト。彼は愛銃の銃身が短いレバーアクションライフルを手にする
「……了解。」
クロエは平然と愛銃のボルト式ライフルを手にする
「ウフフ♪ピクニックの邪魔する者は〜……容赦致しませんわ〜……♪」
目を細めるマイア。愛銃のサブマシンガンを躊躇なく手にしたのだ
「ヘヘッ。食べ終わった後の運動ってやつだね?よ~し、いっちょ射抜いてやるぞ〜!」
リックは弓矢を手にして天高く挙げた。その目はまるで、狩りする目だった
「相変わらず切り替えが早いな、お前ら。……まぁ良い。ピクニック、行くぞ〜!」
「「「 お〜!! 」」」
ライトの掛け声。3人の声が天高く響いた。男女4人の戦いが幕を開けるのだった
「……あっ!その前に、片付けしないといけないわ〜」
目を細めていたマイアが目を見開く
「そうだった!じゃあ僕はシート片付けるね」
リックはピクニックシートの端に行く
「……リック。まだモノがあるよ」
クロエはリックに指摘した
「やれやれ、こりゃパーティ会場に遅刻確定だな」
目を瞑って首を軽く横に振るライト。遠くから轟音が鳴り響く中。4人はピクニックの片付けをするのだった
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【キャラ紹介】
①ライト・ブリリアント
・20歳男性。茶髪のショートヘア
・一人称:俺
・黒のスラックス+オリーブの長袖シャツ
・傭兵のリーダー。冷静沈着で冗談好き。
優れた頭脳を持つ。
・武器:銃身が短いレバーアクションライフル
(モデル=トラッパー)
②マイア・クッキング
・20歳女性。赤髪のロングヘア
・一人称:私
・青スキニーパンツ+ブラウンのロングコート
・傭兵の副リーダー。おっとり。天然の一面も
ある。料理好きでメンバーを支える存在
・武器:木製ストック付サブマシンガン
(モデル=MP41)
③クロエ・サイレント
・15歳女性。黒髪のショートヘア
・一人称:クロエ
・ベージュのカーゴパンツ+迷彩柄ジャケット
・傭兵。無口で、感情をあまり表に出さない。
自慢の狙撃と暗号解読が得意。
・武器︰ボルト式ライフル(モデル=M1903)
④リック・ウェザー
・13歳男性。黄髪のショートヘア
・一人称:僕
・七分丈の青デニムズボン+白無地パーカー
・傭兵。最年少でムードメーカー。天気に詳し
く、雲の動きでわかる。工作活動も得意
・武器:弓矢や爆発物




