〜第一話 炎神の降臨〜
天界で実に1ヶ月が過ぎた。十分快適だったので忘れていたが今思えば帰還しなくてはならないことに気がついた。ただ時間が立ちすぎているので見習いちゃんも神官も生きてるかもはやわからないけど。
とにかく俺は試練を突破して奇跡を起こして地上に帰還せねばならぬ(侍風)
ということでなんとなく炎の神殿に来てみた。普通に神殿の中にお邪魔し(不法侵入ではないと思う)いろいろしてたらとんでもない轟音が壁の向こうからなりステンドガラスが粉々に割れて散った。
『神殿になんのようだ。』
見上げてそこにいたのは炎をまとった炎神だった。そういえば俺は夏生まれ。炎神の加護を受けてるとかなんとか。とりあえず返答してみる。
「地上に帰りたいんです。」
『お前が帰れるわけ無いだろ。とくに不法侵入を犯す不届き者はな。』
「ファ?地上には見習いちゃんと神官さんが待ってるんだよ!」
神の言い方に苛立った俺はさっとナイフを取り出し爆速で接近した。
(ここでぶっ飛ばしてやる!)
シュン!
「え。消えた?......ウゲッ!」
ガキン!
強くナイフと何かがぶつかった。
『それなりの力は持ってるようだな。ただ罪は消えぬ。』
そういうと炎神は一気に距離を取った。
「遠距離から攻撃するとか本当に神かよ!」
『いけ。我が神よ』
「え?か、神多すぎないか!?」
どうやら炎神は天界の中でも偉い方に入る神らしい。
雷神、風神、いろいろな知ってるような神がこっちに突っ込んでくる。
手下にやらせるとか絶対に神とは思えない。
(.........でもあれなんか透けてね。分身みたいだ。一か八かやるしかねぇ!)
俺はめいいっぱいナイフを振り下ろした。これは生前からできていた風切り。と読んでいる技だ。
風切りが当たると軍勢は一瞬にして消えた。幾千の神々として最強の名を独り占めにし数々の不法侵入者を瞬殺してきた軍勢だ。ただ記憶をもとにした残像であるとアルトが見抜いたのが鍵であり
軍勢は何もなかったかのように消滅した。
『ほお。残像と気づくとは、なら心苦しいが自ら手を出してやろう。』
「よっしゃ。ようやく本体と戦えるぜ。かかってきな!」




