攻めて終わって
OFUSE始めました。
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「報告報告報告なのさ! レジミール男爵家が本気で攻めてきたのさ!」
「はあ!? まだ報告を送って15日も経っていないぞ!?」
「もともと攻める気満々だったのさ! さあ行くのさ! 出陣なのさ!」
「有言実行ってか。仕方がない。ミルミル男爵に報告は?」
「既に済んでいるのさ! そもそも境界警備がそっちの方に話を持っていったのさ!」
「そりゃそうか。瑠璃、兼平、出るぞ。幸子がやる気だからな。今回ばかりはどうしようもないだろう?」
「仕方がありませんか。内政のするべきことが増えますが、よろしいですか?」
「よろしくないけど、やるしかない。そもそも、攻めてくるなら好都合なんだ。確実に滅ぼすまで、徹底的に潰しにかかる。逃げに徹しても追いかけてやるさ。さあ行くぞ」
開戦である。向こうの電撃戦から始まるとは思ってなかったけどな。領界には警備兵をちゃんと配置している。そこを突破される様な事は無いはずだ。……そもそも普通はそんな所で戦闘をするようには作っていないので、単純な力勝負にはなるんだけど。
いつもの面子でいつもの様に戦うまでだ。こういう時の予備隊300と一緒に戦場へ。近衛もちゃんとついてきているぞ。というか、移動手段はどうしてもオーディンのスレイプニルが強すぎるんだよなあ。便利屋なんだよ。軍団で移動するのは任せてくれと言わんばかりの性能なんだよ。
「見つけたのさ! 思いっきりデバフを叩き込んでやるのさ!」
「やる気なのは良いが、そこまでのデバフが必要か? 見た感じこっちが優勢だし、そもそも向こう側の召喚獣が殆どいないじゃないか。防戦一方の敵相手に更にデバフを重ねてやるとか鬼か」
到着して直ぐに参戦。というか、既に9人の警備隊によって、500人程度の戦力が防戦一方になっている。時間を稼げば稼ぐほどに、無限召喚が止まらなくなるんだから仕方がない事ではあるんだけど、俺たち要らなかったんじゃないかな。この分だと本当に何もしなくても撃退出来ていたという事になる。まあ、追撃をするから絶対にいかなきゃならなかったんだけどな。
兵士も生かしておけない。結局は全員を殺さないといけないのだ。可哀そうかもしれないが、兵士も染まってしまっていることが多いんだ。それなら安らかに殺してやる方が良いんだよ。無慈悲かもしれないが、そうしないと今度は俺の軍が汚染される可能性もあるからな。危険性はなるべく排除しておかないといけないんだよ。
「ひゃっほーなのさ! その首置いていくのさ!」
「そう言うのは戦う奴らが言ってくれ。デバフでそれは流石に無いぞ?」
「気分だけでも味わうのさ! 久々の戦争なのさ!」
「いや、まあ、そうなんだけどな? 戦争を喜ばないでくれ。都合が良いのは確かなんだけど、喜ばしい事ではないからな?」
一応は自国の戦力である。まあ、滅ぼす予定だったのが早まっただけなんだけどさ。それでいいのかって思いはあるぞ? あるけど、こうなったらもうどうしようも無いからね。無意味なことは考えない方が良いんだよ。
そんな訳で、10分程度で制圧。生存者は無しである。これで良かったんだよ。可哀そうだと思う方が後で後悔するからな。こういうのはしっかりと折り合いを付けておかないといけないんだよ。気分的にはあまりよくないけどさ。
「さあ! 反転攻勢なのさ! 各人持ち場と戦果を考えるのさ! 5人で1つの町を滅ぼせば良いのさ! 突撃なのさ!」
「その通りなんだけどな。まあいい。突撃せよ! 今日中に終わらせるぞ! 警備兵! 落とした先の警備も任せるんだ! 各地に伝令! 緊急事態計画その6を実行せよ!」
こういう時のために幾つかのシミュレーションを行っている。今回はその6で良いのだ。出てくるときに確認をしてきたからな。
「何故だ! なぜこうなる! お前が全て悪いのだ!」
「……」
「全てはお前の様な人間のなりそこないが悪いのだ! 私は悪くない! なのに何故このような事になるのだ!」
「……」
「誰か! こやつの首を刎ねよ! 褒美は好きに取らせるぞ! 誰か! 誰か居ないのか!」
「……やれ」
「ゴブゴッブ、ゴブ!」
「ゴブリンごときが! 私を止め――……」
「さて、これで全員だな。……後味の悪い事だ。全く」
「粛清は終わったのさ! 偶にはこんなこともある方が良いのさ! スカッとするのさ!」
「いや、普通に後味が悪いからな? はあ。まあ、完全に悪だと言い切れるような奴で良かったとは思うけどな。これ以上には無いってくらいには、無能だったし」
「これで内政の手間が増えなければ良かったのでしょうが、内政地も既に荒れてそうですね」
「でしょうなあ。もう少し内政をしっかりとしてくれていれば、己たちの手間も省けるのですが」
「無理だろうな。典型的なエスタルド公爵派閥の人間だ。内政なんて何も考えていないだろう。その内政を立て直すのにも1年くらいは必要になってくる。いや、流民が出て来ていた以上、3年くらいは必要になるのかもしれないな。1年で形にして、3年で通常に、5年で生産性の向上と言ったところかな? そのくらいは必要になるだろう」
典型的な貴族だからな。内政なんて何も考えていないって感じだろうし。こうなってくると、他の貴族家も似たような物なんじゃないかな。面倒だけど、しっかりと内政を建て直さないといけない。面倒だけどな。本当に面倒だけど。
これで横に伸びた形になるんだよなあ。横に伸びると管理が面倒になるから嫌なんだけど。だからと言って、他の貴族家の土地を落としてもいいのかって事にはならないんだよな。そうした場合、その領地を管理する人が足りなくなるし。法衣貴族にした家が、子供が出来るにも時間がかかるんだよ。そんなまだ時間的な余裕は無いんだよなあ。人が育つのには最低でも15年はかかるんだよ。まだ10年も経っていないんじゃないか? 増えるにはまだまだ時間がかかるって事なんだよ。
「でも、これでもう少し動きやすくなるか。兵士の訓練はもっとしないといけなくなったとは思うけどな。兵士が足りないって事になると思うし」
「ですね。かなりの兵士が必要になるでしょう。ですが、そのためのホムンクルスなので、ホムンクルスも活用しましょう。製作は間に合っているはずですよね?」
「ですな。労働力としても活用したい所ですが、戦力として使っている訳ですからな。ホムンクルスを使ってみるのも良いでしょう。色々と確認しないといけない事もあるかと思われます。その辺の調整も兼ねて、実験いたしましょう」
「そうか。そうだな。ホムンクルスの使い方も色々と考えないといけないだろうし、その辺をしっかりと確認していくか。内部で使うのはそこまで多くない方が助かるんだし、出来ればしっかりと活躍できるって事を証明した方がいいかもしれないな」
ホムンクルスの実験に協力を願おうか。まあ、攻めてくるなら攻めて来てくれって事になるんだけどな。色々とやらないといけないことが多い。まだまだ攻める為の準備はしておかないといけないだろう。今回みたいに簡単に終わる敵ばかりでは無いだろうしな。特に伯爵家以上になってくると、どうしても時間がかかるだろうし。何も考えてないって状態にしてはいけないからな。しっかりと使える事も確認しておく必要があるんだろうとは思う。後はまあ、こっちが有利に戦えることを確認できればいいだろうしな。そこまで難しい事では無いはずだ。……毎度毎度俺が出張らないといけないんだろうか。それはそれで面倒なんだけどな。もっと簡単に終わらせる方法を考えるか。




