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ソウルメイトは貧乏神  作者: ルケア


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なんでまたそうなる?

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「どうしてそうなる!? そんな事はあり得んだろう!?」


「ですが、そういう抗議があると言う事なのです。いかがいたしましょうか?」


「やむを得ないだろう。そちらがそのつもりなら攻めてくるが良いと回答してやってくれ。もう自棄だ。どうにもならない。普通の対応をしていられるほど、こっち側としても余裕がある訳じゃないと思わせてくれ」


「解りました。ではその様に回答いたします」


 ミルミル男爵から言い渡されたことは、隣領からの抗議だ。領民を不当に強奪していると言ってきた訳なんだよな。……あのさあ、流民を送り込んできているのはそっちなんだよなあ。そして、同じ理由でルドベリア男爵家が攻めてきたのをもう忘れたのか? 滅ぼしてやったのをもう忘れたのか? 馬鹿じゃないのか? 本気でそう思う。


 内戦を起こそうとしていたのは事実だ。その前に攻め滅ぼしても良いんじゃないかなと思っていたのも事実だ。だから大義名分をちゃんと作ろうと色々と画策していた訳なんだよ。それが、なんか向こうから喧嘩を売ってきている。正気か? 正気ならこんなことはするはずないんだけど。もう数年前だからな。忘れたのかもしれない。本気で馬鹿なんじゃないかと思えてならない。


「どうするのさ? 今回の事に関しては都合が良いのさ。滅ぼす方が楽なのさ」


「それはそうなんだけどな? 一応建前としては、クリエミルツ辺境伯様の所へいって、積極的に内戦をしてもいいですか? って許可を得てから始めないといけない事でもあるからさ。許可も得てないのに、どうしろと? 向こうから攻めて来てくれるのであれば、まあ、なんとか良い訳が出来ない事ではないけども。普通に攻めてくるなんて馬鹿だろうよ。戦力差を考えろって話になってくるからな。何も考えていないって事になるんだろうさ」


「そんな事はないさ。向こうだって考えているのさ。自分の都合の良い様に解釈をしているだけなのさ。それで満足するんだから、相手をしてやるのも吝かでは無いのさ」


「相手をするのは、まあ、幸子たちになるんだろうけどさ。馬鹿の相手も大変だぞ? しかも今回も内政に難がある場所だ。問題は大きくなるばかりだ。特に有用なダンジョンも無いし、何も資源がない場所なんだよな。どうしろって言うんだよ」


「土地と人が資源なのさ。増えることは良い事さ。どうせ最終的には大きくなるのさ。今から大きくしても良いはずなのさ」


「で? 本音はなんなんだよ?」


「糞貴族は滅べばいいのさ。あたしだって仕事をしているのさ。これ以上増やされたら堪ったものじゃないのさ。ちょっとは鬱憤を晴らさせろなのさ」


 まあ、そうよね。仕事が増えることは確定なんだから。どちらにしても仕事は増える。そして、幸子が出陣したいと言う事は、俺が出張することが確定してしまったんだよなあ。面倒である。非常に面倒である。勝つのは解っているんだから、もういいじゃん。兵士だけでさ。またチューリテル騎士爵に出張って貰えば良いんじゃないかな。それで簡単に終わる気がするんだけど。


 兵士には色んな召喚石を配布している。それで対処してくれれば良いんだよ。そもそもの話、レジミール男爵家が何で因縁を付けてくるのかがよく解らないんだよなあ。今更感が強いんだよ。流民なら今まで散々こちらに流れてきているんだ。今さら何をって感じなんだよなあ。何かイベントが進行したのか? そんなイベントはあっただろうか。


「それでしたら、丁度終わったものがありますね。前回のスタンピードの処理を失敗したエロメイユ男爵家ですが、カサンドラ男爵家に変わったと思います。それのスタンピードの処理が完了し、内部のごたごたを解消したのがつい最近の話ですので。今まで復興に力を注いでいたはずですよ?」


「もっといえば、レジミール男爵家も巻き添えを食っただけなんですけどね。それの処理が最近終わったという報告が流れてきたはずですな。ミルミル男爵からも報告があったはずですが、覚えていらっしゃらないのですか?」


「……思いだしたわ。そう言えばそんな事も言っていたな。あの話の延長線か。内部の不満を外部に出したいって言う、正に馬鹿のやろうとしていることだな。面倒この上ない奴じゃないか。もう勘弁してくれよな。処理はそっちで終わらせておけよ。こっちに災害の様に降ってくるんじゃない」


 最近になって、漸くスタンピードの後処理が終わったらしいんだよな。それで内部に不満が貯まっているんだろうなあ。そんな事でこっちに攻めようとか思うなって話なんだよ。攻めるならカサンドラ男爵家にしておけよな。そっちでやり合う分には何も問題ないんだよ。被害者の会で攻め滅ぼせば良いんだよなあ。こっちだって参戦することが出来るんだし、被害者の会でなんとか一纏めにした方が良かったんじゃないのか? 何故にこっちに責任転嫁をしてくるんだよ。おかしいだろ。


 まあ、何でそんな数年前の事で、今まで処理がかかっているのか知らないが、相当な被害だったのは予想できるよな。スタンピードの処理に失敗すれば、こうなるという典型的な例なんだから。今後はスタンピードが起きたら、どう動けばいいのかの勉強になったはずである。教科書の様な物を作っても良いってレベルなんだよな。前回のやらかしを考えると、そのくらいの対応策を練っていてもおかしくないんだけど、そんな事をするような家なら、そもそもスタンピードの処理に失敗することなんて無いとは思うんだけどな。やらかしたのはエロメイユ男爵家だし、後処理をしていたのはカサンドラ男爵家なんだけどな。レジミール男爵家は貰い事故みたいなものなんだけど、何でこっちにヘイトを向けてきているのかがよく解らない。


「まあ、来たら滅ぼせば良いだけって話なんだけどな。でも、面倒なのには変わりないだろう? 内政地が増えるんだから、また兵力や資金が必要になってくるんだよ。どう考えても足りないんだよなあ。資金は良いにしても、兵士や諸々が足りなくなってくるんだよ。リソースだって無限にある訳じゃないんだよ。内政を進めるにしても、もうちょっとやりやすい土地が良いんだけど」


「良い塔があるなら良いんじゃなのさ?」


「良い塔は無いんだよ。あの近辺の貴族家だと、内政に役に立ちそうな塔はあっても、1つだけだ。他の塔はよく解らん。その塔で呼び出せる召喚獣で、有用なのは結構あるんだけど、代用が利くし、そもそも被りもあるからな。そこじゃないと駄目だって訳では無いんだよなあ。富と豊穣の塔があれば別なんだけど、富と豊穣の塔はもう1つ先の貴族家にあるんだよ。そっちの方が近いんだけど、そっちを活用する訳にもいかないだろう? そうなってくると、冒険者を護衛とした馬車を更に用意しないといけないし、結構費用的には問題になってくると思うんだよな。まあ、奉納の祭壇があるから、無限に資金は出てくるんだろうけど、それでも節約したいって思うのが人情だろう?」


 そもそも問題を起こしてくれるなと言う事なんだよな。いや、大義名分としては、この上ないくらいには有難いんだよ? こっちが戦争を始めたという訳では無いという言い訳が出来るからな。それは大変に有難いんだけど、今じゃなくても良かったんだよなあ。もうちょっと後にしてくれないかな。クリエミルツ辺境伯様の所へ行って、許可を得てからにして欲しい。その方が有意義に攻めることが出来るんだよなあ。ちょっと間が悪いんだよ。

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