成り上がっても侯爵家まで
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「でも結局は河川改修はしなければならないんだよな? 今の状態でも。まあ、出来るのであれば、やっておくに越したことはないとは思うけど、どうなんだ?」
「どうせ後からやらなければならないのです。何処の領地を任されるのかは解りませんが、とてつもなく広い領地を任されることになると思います。その時、もしも転封で違う場所に行ってしまうとしても、ここに来た他の貴族家の方が内政を放棄していると思われてもいけませんので、しっかりと河川改修は行っておくべきだと思われます」
「内政をサボって良いのは、内政が完成してからですな。そもそも進歩がある以上、内政は完成するなんてことはそうそう無い訳ですが。まだまだ内政に改善の余地がある以上、内政を続けなければなりません。どうせ次の領地に行けば、同じ作業が始まるのです。ここでサボったとしても、どちらにしろ大規模な河川改修は必要になります。なんなら道路整備から再度やり直しでしょうなあ。その程度の内政もやっていない貴族家があるでしょうから」
「まあ、そうなるか。サボる訳にはいかないか。しかし、転封は流石に面倒だな。出来ればここを中心に領地が欲しい所なんだけど、どうなるのかね? その辺は上がいい感じに決める事だろうとは思うけど。折角だから男爵から子爵程度には上がりたいよな。別にどっちでも良いと言えばそうなんだけど、もしも子孫に何で男爵にしか成れなかったのかって言われたら、ちょっと凹みそうではあるからな」
「いえ、そもそも領地を持てているだけでも上澄みなのですが……。まあ、それは置いておくとして、活躍次第では侯爵家まではあるでしょうね。公爵家はどうあがいても今代では無理なので、次代に期待するしかないのですが。とは言いつつも、絶望的ではありますけどね」
「種族が違いますからな。公爵家は殆どの場合が王族の血を引くものがなる爵位ですので。成り上がりものの最大到達点は侯爵か辺境伯になるでしょうな。侯爵と辺境伯はどちらが序列的に上なのかという論争はありますが、結局は同列というのが普通でしょう。ですが、辺境伯には殆どなれません。この国の様に、国境が決まってしまっているので、どうしても辺境には既に在籍している辺境伯家が居るためですな」
「ん? 公爵家ってそんな縛りがあるのか? 初めて聞いたんだが」
「そういう場合が多いというだけですね。王族が下家する場合には、どうしても最大の爵位にならざるを得ないというのがあります。その為、公爵家をその為の爵位として使用している所が殆どだろうとは思います。王族が婚姻で降りる場合も公爵家までと決めている場合もありますね。どちらにしても、公爵家と侯爵家には明確な違いがある場合が多いです」
「王族を中心に、血の公爵家、内政の侯爵家、武力の辺境伯家と分かれることが多いですな。戦力的には辺境伯家が一番だと思われます。国境付近に戦力を配置しないと、攻められた時に不利になりますからな。必然とその様な棲み分けになることが多いのですよ。法衣貴族家は、また別のしきたりなんかがあるとは思われますが。そもそも法衣貴族は貴族でないという意見もありますので、扱いには困る所なのですが。この国では貴族と言う事になっておりますので、今のままでもよろしいとは思います。ですが、最低でも子爵家には上がっておきたいですな。男爵家の法衣貴族に男爵家が居るというのは、少々おかしな状況ですので」
なるほどなあ。公爵家ってそういう家だったんだ。まあ、関係ないとは思うけどな。どうせ公爵家にはならないし。エルフと人間のハーフはあり得ないんだから。そうやって教えて貰ったもんな。だけど、まあ、子爵家までにはなっておきたいか。男爵家が男爵家を率いているってのは若干おかしいなって思っていたんだよ。同格じゃね? って感じがもの凄くしていた。最低でもそれの解消に動こうとは思う。だけど、活躍してしまっても構わないんだろう? 徹底的にやるつもりでは居るからな。思いっきり戦い抜くことにするから。悔いが残るような事にはしたくないし。
出来れば、普通に平民が暮らしていける方が良いよな。……調査結果で解ったことだけど、シリエント公爵派閥は平民がそれなりに暮らしていけているんだ。まあ、それでもまだまだな所はあるけど、重税に重税を重ねる様な馬鹿な真似はしていなかったよ。ミズレイア公爵派閥は、なんだろう、資本主義に近いのかな? 金持ちとそうじゃない人の差が激しいって感じだったな。持っている人と持っていない人の差がもの凄く激しかった。商人なんかはかなり稼いでいるが、1次生産職はそこまで稼げていないといった感じだったよ。まあ、それでも生活が出来ているだけまともではあったんだけどな。
ジェンティル公爵派閥と、エスタルド公爵派閥は、もう悲惨としか言いようがない。歴史的に考えると、旧ソ連に近いものがあるんじゃないかな。生きているだけで良いって感じ? 高負担低福祉低収入。福祉は低で済まないんだけどな。無いって言っていいと思うんだ。そんな状態だよ。まあ、滅ぼすにあたいする感じではある。いい感じに滅ぼしてやるよ。もっとまともな暮らしが出来るようにしてやろうと思う。
「内政をやらないといけないのは解ったけど、転封は面倒だな。転封をしなくても良いくらいに活躍しないといけないんだろうか? 活躍したら転封は無しになるのか?」
「どうでしょうか。活躍しすぎて転封という可能性もあります。もっといい場所がいいだろうと向こう側が判断すれば、転封と言う事になるでしょうね。もっとも、意見を言えるくらいの活躍をすれば、この地に残ることは可能でしょうけど」
「どちらが良いのかは悩ましい所でしょうか? そもそもこの地に残るとしてもかなりの領地になると思いますからな。まず確実に言えるのは、飛び地は無くなると言う事です。今度は貴族家を再編する訳ですから、きっちりと配分するでしょうし、飛び地などと言った管理のし難い土地は無くなるのが普通でしょうな」
「飛び地が無くなるのは良いよな。管理が本当に面倒だし。出来ないことはないけど、管理したいとは思わないくらいには面倒だ」
「それと、法衣貴族家の交換はあり得るでしょうね。その地に根ざした法衣貴族家もあるでしょうから。アガレイト男爵家で言えば、飛び地の法衣貴族家は交換の対象となるでしょう。ですが、それは選べるかと思います。法衣貴族家は領地貴族家の付属であるので」
「でしょうな。ですが、法衣貴族家がそっくり入れ替わってしまうと、色々と不都合がありますからな。交換をするのは稀だと思っていた方がいいでしょう。爵位の低い貴族家ほど、交換には消極的になりがちですな。その家が無いと内政が回らない貴族家もあるでしょうし。また、重要な役割を与えているのであれば、引き抜かれることを嫌がることも大いにあるでしょう。主様の場合は特にですな。奉納の祭壇について知っている法衣貴族は抱え込んでおいた方がよろしいかと。そうしなければ、金銭感覚が狂っている可能性がありますからな。金満貴族家であるアガレイト男爵家と他の領地貴族家と同じと考えていては、少々問題になるかと」
ああ。それもあるか。流石に奉納の祭壇について知っている貴族家はこっちで面倒を見ないといけないか。というか、隠してないんだから全員を引き取ることになりそうだな。これは転封されると非常に面倒なことになる予感がする。出来れば今のままで居たいと思うんだけど。




