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POL 終末のロボット警察官  作者: 如月いさみ


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高松交番の守り人 6

 高松交番が巡回を復活させた。

 その中で明里も竜次も人々の変化を感じていた。


 誰もが彼らに声を返しシェルターの中で安心できる町を作ることに積極性を見せ始めていたのである。

 結局、誰かがしてくれる善意頼みの社会では軋轢を生み、また、その尽くしてくれる相手が倒れれば終わりだと気付いたからである。


 自分のことは自分で行い、且つ、誰かを助けられるならだれかを助ける。

 生きていくにはそれが必要なのだと全てを失って気付いたのである。


 明里は達樹が決めた巡回ルートを定期的にそれぞれ回ることに決めてPOL033こと春海茂和を連れて

「じゃあ、俺は巡回ルートAな」

 と竜次に告げた。


 竜次は頷くと

「俺はBで、気張っていこうぜ」

 と告げた。


 明里はルートにある顔なじみになった吾妻千鶴男や加辺誠一やその娘の凛々子に声をかけながら他の人々の暮らしを見回った。


 POL033こと春海茂和も明里と共に進みながら

「人々をこうやって見守っていく巡回に終わりはないですね」

 と告げた。


 明里はそれに笑むと

「ああ、そうだな。それにこの巡回が本当に大切な事なんだ。それを達樹さんはずっと教えてくれていたんだな」

 と告げた。

「岡山の生き残った人々を守っていこう」


 POL033こと春海茂和はそれに顔を向けると

「ええ、ただ。POL系ロボットにはもう一つ役割があります。2年か、もしくは3年後に人が外へ出られるようになった時に貴方を……マスターを運命の場所へ……人類を存続させるかどうか決める場所へ連れていく役目があります」

 と告げた。

「それこそが本来の役目です」


 明里は目を見開くとPOL033こと春海茂和を見つめた。

 

 それから3年後。

 シェルターの外の空気が正常値に戻り人が外で生きて行けるようになるのである。

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