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『裏社会の番人「シティー・クリーナー」 ~裏社会の掃除人「ターゲットは綺麗にお掃除致します」~』  作者: サッサン
第1章:配属先は首都東京

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第1章 第3話:新たな住居

本日第2弾の投稿です。

漣たち5人は職員室の前まで来ていた。


「風間漣です。失礼します」


漣が代表して入室の挨拶をすると5人は職員室に入り、霧雨の元へと歩いて行った。

それに気が付いた霧雨が声をかける


「おう、来たか5人とも。話は今朝の部屋でしようか」


そう言うと霧雨は今朝使った応接室へと歩き出した。

あとについて応接室へ向かう5人を、周りの教師たちはいぶかしげに見ている。


(校長先生と霧雨先生ぐらいしか俺たちの本業を知らないんだから仕方ないか……)


ーーー


応接室に入ると霧雨に座るように促される。

全員座ったのを確認した霧雨は、これから漣たちが住む一戸建ての鍵と家までの地図を渡した。


「これがお前たちが今日から住む家の鍵だからなくさないようにな。まだ築3年のオシャレな家だから期待していいぞ。あと、これが家までの地図だ。代々木公園の近くだから高校からもそんなに離れてない」


「わかりました。ありがとうございます」


そう言うと鍵と地図などの入った封筒を受け取った。


「あと、これが当面の生活費だ。30万入ってる。すでにお前たちはそれなりに依頼をこなしてきているから、それなりに貯金を持っているんだろうけどな。まあ、もらえるものはもらっておけ」


「ありがたく使わせてもらいます。ちなみにその家の家賃は?」


「家賃は3か月分はすでに支払われている。それ以降は依頼をこなして手に入れた報酬で支払ってくれ。金額なんかは地図と一緒に渡した紙に書いてあるからあとで確認するといい」


「了解です」


「何かほかに聞きたいことはあるか?なければこれで終わりにしよう」


霧雨と別れた一行は、渡された地図を頼りに今日から住む家へと向かっていった。

家は高校から10分ほど歩いたところにある、代々木公園にほど近い住宅街にあった。

外観は築3年ということもあり、新築と見間違えそうなほどきれいであった。

部屋の間取りは1階に2部屋、2階に2部屋とダイニングキッチンがあり、3階が一部屋とルーフバルコニーとなっていた。家具もすでに運び込まれており、今日からすぐに生活できるようになっていた。

女性陣はオシャレできれいな家に大はしゃぎであった。

そんな中、陽菜が2階のリビングにいた漣のそばにやって来た。


「漣君、私達これからこんな素敵な家に住めるんですね。ここでなら二人の愛をより深められそうです」


そう言うと漣の方を向き、少し上を向いてそっと目をつむる陽菜。

それにこたえるように唇を近づける漣。

唇同士が重なり合う直前で邪魔が入る。


「漣!どこにいるの?ちょっとだれがどの部屋使うか決めたいんだけど……」


1階を見ていたアイリスがどたどたと音を立てて階段を上がってきたのであった。

陽菜は「はぁー」とため息をつくと漣からそっと離れた。


「邪魔が入っちゃいましたね。続きは今夜にでも漣君のお部屋で……」


そう言った陽菜の表情がとても艶めかしく感じ、ドキッとさせられる漣であった。


ーーー


全員集まって部屋割りを決める5人。

3階はルーフバルコニー付きの最も広い部屋であり、若手ナンバーワンとして最年少で上忍へと昇り詰めた漣の部屋にすんなりと決まった。


「俺がこんないい部屋を使っていいのか?」


申し訳なさそうに聞く漣に陽菜が答えた。


「漣君は私たちのリーダーなんですから、それでいいんですよ。その代わり漣君のベッドは近いうちにダブルベッドに変更させてもらいますからね!」


ダブルベッドで漣と抱きしめ合う姿を想像し顔を赤くする陽菜であった。


「陽菜は相変わらずムッツリですね。でも、ダブルベッドには賛成かな。私たちが将来漣と……色々するときにやっぱある程度広い方がいいと思うしね」


アイリスが陽菜の意見をフォローしたのであった。


「漣様には将来私達と子作りに励んでもらい、多くの優秀な遺伝子を残す義務がありますからね」


淡々と事実を述べる螢。しかしよく見るとその頬はうっすらと赤く染まっていた。


「螢ちゃんは心の中はともかく、相変わらずそっけない言い方をするのね。漣君が望むなら私はいつでも夜のお相手をしてあげるからね」


そう言って漣にウィンクをする朧。

里のしきたりとして、優秀な上忍は複数のくノ一を娶り、その優れた遺伝子を後代に残すことが義務付けられている。その筆頭である漣には、里長の娘である陽菜のほか、自ら望んだアイリス、螢、朧の3人が寄り添い、いつしかこの5人で一つのチームとして任務をこなすようになっていったのである。


ここで陽菜がふと大事なことを思い出す。


「そういえば漣君、ここの月々のお家賃っておいくらなんでしょうか?」


「そういえば地図と一緒に渡された紙に書いてあるって言っていたな。どれどれ……」


渡された封筒から紙を取り出し確認する漣であったが、紙に書かれていた金額を見て固まるのであった。


「漣君、どうしたんですか?」


心配する陽菜にその紙を渡す漣。


「えーと、金額は……ここですね。ゼロが一、二、三、四、五。っということは……150万円!」


その金額に固まる一同であった。

この先、5人は依頼をしっかりとこなし、家賃と生活費を稼ぐことが出来るのか……。

不安を抱えながら、5人の新たな生活が始まったのであった。


第1章第3話をお読みいただきありがとうございます。


家賃を書くにあたって、都内の新宿近辺の賃貸で戸建てで検索すると実際に大体このぐらいするという結果になり驚きました(-_-;)とても住める値段じゃないですよね。


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