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籠の鳥王女は愛されたいので好きにすることにした  作者: 狭山ひびき
籠の鳥王女と魔法使い

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籠の鳥の王女(SIDEシャルル) 3

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 エドウィージュを嫁にくれと言ったあとは、公爵家に降嫁していた第一王女アデライドが決闘だなんだと大騒ぎなどしてひと悶着あったが、第二王子レオンスのおかげでどうにか話がまとまった。

 レオンスも極度のシスコンっぽいが、よくエドウィージュを俺に差し出そうと思ったものだ。


 ……反対するなら力でねじ伏せようと思っていたんだが、簡単に許可が降りてよかったな。


 エドウィージュ本人も、嫌がっている様子ではなかった。

 案外昔のことを覚えていて、俺に好印象を抱いてくれているのかもしれない。

 とにもかくにも、エドウィージュとの結婚許可が降りて、俺は天にも昇る気持ちだった。

 だが、すぐに問題が発生する。

 婚約式だ。


 ……フードをかぶったまま婚約式は無理だな。


 俺の人相が悪いらしい素顔を見てエドウィージュが結婚を取りやめたら大変だ。

 俺は機転を利かせて、手に入れたばかりの地位、侯爵の身分に付随する仕事で手いっぱいだから婚約式を省いてほしいと頼んだ。

 また第一王女アデライドが騒ぎ出し、国王たちも若干気色ばんだが、エドウィージュ本人が了承したので事なきを得た。


 春には結婚。

 ようやくここまでこぎつけた。

 あとちょっとだ。もう少し我慢すればエドウィージュに会えるし抱きしめることができる。

 結婚後は逃げられないように囲って、少しずつ俺に慣れてもらおう。


 もし俺の顔を見て逃げようとされた時のために、領地に俺の許可がなければ入ることができない塔も用意した。

 もともとあった古い塔を改築して念入りに魔法をかけたものだが、俺がせっせと作業をしていると、たまに様子を見に来たデリクが不思議そうな顔をしていた。俺の研究場所だと言えば一応は納得したようだが、多少はまだ怪しんでいるようにも思う。

 だが怪しまれようと関係ない。

 だって、俺が許可をしなければ誰も入ることができないのだから。


 王都にいたら、国王夫妻以下が頻繁に会いに来る。

 エドウィージュが俺との離縁を口にすれば、どんな手を使ってでも国王たちは俺からエドウィージュを取り上げるだろう。

 だから、その危険があるときはさっさとエドウィージュをここに閉じ込めるのだ。

 塔の中なら、エドウィージュと二人きりでいられる。誰にも邪魔をされない。別に俺は他人と関わりたいわけでもないから、ここで一生エドウィージュと二人きりでもいい。


 そうして、結婚の日が来るのを指折り数えていた時だった。


 俺の元に、北のカバネル国がこちらに攻め入る準備をはじめているという情報が入って来たのは。





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