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2017年 節分

本当はバレンタイン話と合わせて1話だったけど、若干長くなったから分けて投稿。


麻美花・美代 「「鬼はー外!福はー内!」」


優馬 「……。(無言で豆投げ)」




 少し離れた場所で。



ミーリャ 「……!(ニッコリ)」


鬼役スレイ 「いだだだだぁ!!」


ミ 「鬼さん、鬼さん。喧しいです。」


ス 「だってマジ痛ぇもん、コレ。」


ミ 「そりゃ、本気で投げてますから。風魔法の補助付きで。」


ス 「オイコラ、止めろ!死ぬわボケ!……あ、やめ、いだだぁ!痛い痛い!マジで痛いです止めてくださいお願いします何でもしますから許してくださいぃ!!」


ミ 「……じゃあ今すぐ着衣をすべて脱ぎ、雪の上に寝転んでください。豆は優しく撒きますので。」


ス 「言ったな?ちゃんと優しくしてくれよ?俺こう見えて傷付きやすいんだ。――じゃあ早速、脱ぐか……って誰がやるかボケ!真冬の、しかも夜だぞ?服来ててもさみぃのに、誰が脱ぐんだよ!死ぬわ!」


ミ 「大丈夫です。例え貴方が死んでも、貴方の弟である『スレイ』が今後の代役を勤めますので、安心して鼓動を止めてください。」


ス 「弟!?……え?俺、弟居たの?しかも同じ名前?マジか。……少し嬉しいな。俺、家族とか知らねぇし……。きっと俺に似て格好良いんだろうな。筋肉はガッシリしてて、背は高くて、キリッとしたイケメンで……。……会ってみたいなぁ。」


ミ 「お取り込み中失礼します。自分の事を格好良いと、本気で思っていらっしゃるのですか。」


ス 「うるせー!ちょっとだけ夢見るくらい良いじゃねーか!……そんな事より、一つ言わせてくれ。鼓動を止めろって何だ?自分で止めるのか??こう、グッ!と力を入れれば止まったりするのか??」


ミ 「そうです。胸に刃物を当て、こうグッ!と。」


ス 「刺してんじゃねーか!思いっきり、刺してんじゃねーか!!」


ミ 「えぇ。それが何か?」


ス 「大問題だよ!!」



ララ 「……スーさん、楽しい。(豆モグモグ)」


ス 「楽しくねーよ!何処から見ればそんな発想になるんだ?正直、こいつの相手は疲れる!」


ミ 「……。(俯き、無言で目を擦る)」


ス 「え、あっ。その……お前を傷付ける気は微塵も無かったっていうか……。お前との会話は面倒っちゃ面倒だけど、嫌な訳じゃねーっていうか……。だから、目の前で泣かれるのは……ちょっと。」


ミ 「あ、いえ。急に眠気が襲ってきたものでして。」


ス 「クッソ!騙された!!謝って損した。」


ミ 「心配しなくても大丈夫ですよ。これからも私は貴方の為に精一杯、疲れるようなボケを提供させていただきますので。」


ス 「やめてくれ!!」


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