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そのダンジョン事故、保険金は出ません。 〜元査定員の俺はログ鑑定で無謀な探索者の嘘を暴く〜  作者: 平八
第三章 その支払済み案件、まだ終わっていません

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第41話 戻れる画面で、もう一度聞きます

二十三時五十九分。


 本庁側のログ保持ポリシー更新要求は、予定通り実行された。


 誰かが机を叩いたわけではない。


 誰かが怒鳴ったわけでもない。


 ただ、システム上の一行が、静かに変わった。


【本庁側ログ保持ポリシー更新】

【対象:KG系テンプレート関連 担当者側処理詳細ログ】

【区分:保持期限短縮】

【実行時刻:二十三時五十九分】

【結果:完了】


 翌朝。


 事故査定課の執務室には、いつもより少し早く相沢が接続していた。


 画面の右下に、凍結ログの照合結果が表示されている。


【事故査定課保全データ照合】

【対象:KG系テンプレート適用候補十一件】

【保全時刻:前回協議前】

【ハッシュ照合:一致】

【保全データ改変:なし】

【本庁側保持期限更新の影響:なし】


 真鍋課長は、モニターを見たまま言った。


「間に合ったな」


『間に合わせた、というより、消される前提で組んでいました』


 相沢の声は、いつも通り淡々としていた。


『前回協議前に保全済みです。本庁側の保持期限がどう変わっても、事故査定課側の保全領域には触れません』


「物騒な前提だ」


『安全設計です』


「言い方を覚えろ」


『ログは言い方を選びません』


「お前もだ」


『検討します』


「たぶん検討しないな」


『はい』


 真鍋課長は、胃薬の瓶を机の左に置いた。


 蓋は閉じている。


 昨日よりは、まだましな置き方だった。


「黒木」


「はい」


「本庁の保持期限更新は」


「十一件の予備再査定を止める根拠にはなりません」


「逆に」


「同系統ログの希薄化が進む前に、再確認を開始する必要性が高まりました」


「だろうな」


 俺は、前日の決裁資料を開いた。


【決裁完了】

【KG系テンプレート適用候補十一件】

【予備再査定対象へ移行】


 その下に、御園さんの再接触手順案が置かれている。


 夜のうちに作られたものだ。


 文体は柔らかい。


 だが、確認項目は一つも曖昧になっていない。


【予備再査定 再確認手順案】

【目的:補償額への不満聴取ではなく、説明画面表示時の選択可能性および同意・異議放棄成立条件の確認】

【回答方法:本人または保護者の任意回答】

【治癒師同席:選択可】

【途中中断:可】

【回答期限:延長可】

【回答しない選択:可】

【誘導質問:禁止】

【確認項目:当時の画面表示、操作可能性、説明担当者による案内有無、戻る操作の可否、異議申立導線認識有無】


 御園さんが、画面を見ながら言った。


「質問文は、かなり削りました」


「はい」


「『納得していませんでしたか』とは聞きません」


「誘導になります」


「『不満がありましたか』とも聞きません」


「補償額への不服に矮小化されます」


「だから、聞くのは事実だけです」


 御園さんは、確認画面の試作を表示した。


【再確認フォーム 試作版】

【この確認は、補償額への不満をお聞きするものではありません】

【当時、説明画面が表示された際に、選択・確認・中断・相談が可能だったかを確認するものです】

【回答は任意です】

【途中でやめることができます】

【後日、回答を再開できます】

【回答しないこともできます】


 真鍋課長が、画面を見ていた。


「柔らかいな」


「柔らかくしました」


「薄めてはいないな」


「事実は変えていません」


 御園さんは、短く答えた。


「傷つけないために、逃がす場所を作りました。でも、確認する事実は逃がしていません」


「ならいい」


 俺は、フォーム仕様欄を開いた。


 ここが、本題だった。


 第32話で佐伯さんが追い立てられた十三秒。


 あの画面と、正反対の画面を作る。


 言葉で説明するだけでは足りない。


 画面そのものを変えなければならない。


「相沢」


『出します』


 こちらが言い切る前に、相沢は答えた。


 モニターに、新しい確認画面の仕様が出る。


【予備再査定 再確認フォーム仕様】

【時間制限:なし ── 任意思考時間の確保】

【自動遷移:なし ── 意図せぬ処理移行の防止】

【前画面へ戻る:可能 ── 誤操作時の再確認導線確保】

【途中保存:可能 ── 心理的負荷による中断許容】

【後日再開:可能 ── 即時回答圧力の排除】

【回答しない選択:可能 ── 沈黙を同意とみなす処理の禁止】

【治癒師同席希望:選択可能 ── 心理的安全性の確保】

【相談窓口表示:常時表示 ── 例外相談導線の明示】

【異議申立導線:折りたたみなし ── 認識困難性の排除】

【説明文全文表示:初期状態で展開 ── 重要事項の非表示防止】

【確認完了処理:本人または保護者の明示操作が必要】

【無操作による同意処理:禁止】


 執務室の誰も、すぐには喋らなかった。


 十三秒で閉じる画面ではない。


 時間が来たら勝手に進む画面でもない。


 戻れる。


 止められる。


 後で開ける。


 答えないことも選べる。


 ただそれだけのことが、これまで奪われていた。


 御園さんが、静かに言った。


「これなら、急がなくていい」


「はい」


「戻れますね」


「戻れます」


「途中で閉じても、消えませんね」


「消えません」


 御園さんは、佐伯さんの面談記録を見た。


「あの時、佐伯さんは『時間で勝手に進みませんか』と聞きました」


「はい」


「今回は、進みません」


「進ませません」


 俺は、仕様欄に一行を追加した。


【自動処理禁止】

【利用者側の明示操作なく、説明済み処理、同意処理、異議なし処理へ移行しない】


 真鍋課長が、低く言った。


「短く言うと」


「戻れる画面で、もう一度聞きます」


 俺は答えた。


 課長は、しばらく画面を見ていた。


「それを、冒頭に置け」


「承知しました」


 俺は、再確認通知の冒頭文を作る。


【予備再査定 再確認通知】

【戻れる画面で、もう一度確認します】

【この確認は、あなたの当時の判断を責めるものではありません】

【当時、説明画面上で選択できたか、戻れたか、相談できたかを確認するものです】

【回答は任意です】

【回答しないこともできます】


 御園さんが、その文面を少しだけ見つめた。


「『責めるものではありません』は、入れてください」


「入れます」


「支払済み通知書を受け取った人は、もう何も言ってはいけないと思っている可能性があります」


「はい」


「そこを、先に外しておきたいです」


「必要です」


 俺は、文面を確定した。


【再確認通知文面:確定】

【治癒師確認:済】

【技術仕様確認:済】

【査定項目確認:済】


 真鍋課長が、決裁欄を開いた。


【決裁事項】

【KG系テンプレート適用候補十一件に対する予備再査定再確認フォーム配信】

【配信方式:個別通知】

【回答形式:任意】

【自動遷移:不可】

【時間制限:なし】

【治癒師同席希望:可】

【ログ保全:相沢技術補佐確認済】


 真鍋課長は、決裁欄に指を置いた。


「御園」


「はい」


「一度開けた傷は、閉じたふりができなくなるぞ」


「はい」


「相沢」


『監視は張っています』


「まだ何も言っていない」


『止めに来るなら、配信直後です』


「……そういうところだ」


『仕様です』


「お前のか」


『たぶん』


 真鍋課長は、小さく息を吐いた。


「黒木」


「はい」


「これは査定だな」


「査定です」


「救済ではなく」


「査定です」


「だが、査定が成立すれば、救済につながる」


「その可能性はあります」


「言い方が硬い」


「査定です」


「知ってる」


 真鍋課長は、決裁した。


【決裁完了】

【予備再査定再確認フォーム配信:承認】


 相沢が、配信処理を開始した。


【配信対象:十一件】

【配信方式:個別通知】

【配信開始】


 一件目。


【朱ヶ丘民間訓練所事故】

【通知送信:完了】

【画面表示:待機】


 二件目。


【北杜総合実習事故】

【通知送信:完了】

【画面表示:待機】


 三件目。


【西苑訓練校事故】

【通知送信:完了】

【画面表示:待機】


 次々に、送信完了が並んでいく。


 大きな音はしない。


 誰かが拍手するわけでもない。


 ただ、閉じていた画面に、もう一度入口が作られていく。


 ただし、今度の入口は、隠れていない。


 折りたたまれていない。


 十三秒で消えない。


 戻れる。


 御園さんが、モニターを見たまま言った。


「今回は、追い立てない」


「はい」


「今回は、選べる」


「はい」


「今回は、答えなくてもいい」


「はい」


 俺は、その言葉を所見に変換する。


【再確認手続き所見】

【本手続きは、回答を強制するものではない】

【当時の説明画面表示時に、実質的な選択機会が存在したかを確認するためのものである】

【回答しない選択を含め、本人または保護者の任意性を確保する】


 配信が完了した。


【配信対象:十一件】

【通知送信:十一件完了】

【送信失敗:なし】

【自動遷移設定:なし】

【無操作時処理:保留】


 無操作時処理。


 保留。


 それだけでいい。


 何もしなければ、何も選んでいない。


 当たり前のことだ。


 だが、この当たり前を取り戻すために、十一件の支払済み案件をこじ開ける必要があった。


 最初の反応は、朱ヶ丘だった。


【朱ヶ丘民間訓練所事故】

【通知閲覧:あり】

【回答開始:あり】

【途中保存:あり】

【戻る操作:一回】

【自動遷移:なし】


 御園さんの手が、止まった。


「戻っています」


「はい」


「戻って、読み直しています」


「その記録です」


 画面に、保護者コメント欄の一部が表示された。


【保護者コメント】

【今回は、戻るボタンがありました】

【途中で閉じても、消えませんでした】

【初めて、選んでいいのだと思いました】


 御園さんは、何も言わなかった。


 その代わり、面談記録の端を、ゆっくりと押さえた。


 黒木としては、感情を記録しない。


 査定官としては、コメントを事実資料として扱う。


 俺は、該当欄へ保存した。


【朱ヶ丘案件 再確認一次回答】

【戻る操作:あり】

【途中保存:あり】

【保護者コメント:今回は戻るボタンがあり、途中で閉じても回答が消えなかった旨】

【当時のKG系テンプレートとの差異:時間制限、自動遷移、戻る操作可否、途中保存可否】


 続いて、北杜。


【北杜総合実習事故】

【通知閲覧:あり】

【回答開始:あり】

【治癒師同席希望:あり】

【回答中断:あり】

【後日再開希望:あり】


 御園さんが、すぐに動いた。


「北杜は、私が同席します」


「お願いします」


「今は回答を急がせません」


「はい」


 俺は、北杜の欄に処理を追加する。


【北杜案件】

【治癒師同席希望あり】

【回答期限:延長】

【回答状態:中断中】

【処理:保留】


 保留。


 それでいい。


 中断は、放棄ではない。


 保留は、同意ではない。


 何もしないことを、勝手に意味へ変換しない。


 それが、今回の画面だった。


 西苑からは、短いコメントだけが届いた。


【西苑訓練校事故】

【通知閲覧:あり】

【回答開始:なし】

【コメント入力:あり】


【保護者コメント】

【支払われたので、もう言ってはいけないと思っていました】

【回答するか、少し考えます】


 真鍋課長が、画面を見た。


「回答開始なし」


「はい」


「コメントあり」


「はい」


「処理は」


「保留です」


「異議なしには」


「なりません」


「よし」


 俺は、処理欄を入力する。


【西苑案件】

【回答開始なし】

【コメント入力あり】

【回答意思:検討中】

【処理状態:保留】

【異議なし処理:不可】


 相沢が、別画面を出した。


『配信後の挙動、集計します』


【再確認フォーム配信後一時間】

【通知閲覧:七件】

【回答開始:四件】

【途中保存:三件】

【戻る操作:五件】

【回答中断:二件】

【治癒師同席希望:二件】

【自動遷移:〇件】

【無操作による同意処理:〇件】


 真鍋課長が、画面を見た。


「途中離脱は」


『下がっています』


「理由は」


『戻れるからです』


 相沢は、数字を見たまま続けた。


『戻れる画面では、人はすぐ閉じません。閉じても戻れるから、読む。読めるから、途中保存する。途中保存できるから、また戻る。……当たり前の挙動です』


「当たり前か」


『はい。だから、前の画面が異常でした』


 執務室が、静かになった。


 その言葉は、感情ではなかった。


 技術者の評価だった。


 戻れるから、離脱しない。


 閉じても消えないから、読み直せる。


 時間で追い立てられないから、途中で止まれる。


 選べるから、答えられる。


 俺は、集計欄に所見を追加した。


【技術所見】

【再確認フォーム配信後、途中保存、戻る操作、後日回答希望等の操作が確認されている】

【これらは、利用者が確認文面を読み直し、中断し、再開する選択肢を実際に使用していることを示す】

【KG系テンプレートにおいて当該操作が制限または困難であった場合、実質的な選択機会に差異が生じる】


 御園さんが、相沢の表示を見た。


「戻れるだけで、こんなに違うんですね」


『戻れるだけではありません』


 相沢が言った。


『戻れると分かるから、読めます』


 御園さんは、ゆっくり頷いた。


「佐伯さんは、読もうとしている間に数字が減っていったと言っていました」


「はい」


「今回は、数字がない」


「ありません」


「だから、読める」


「はい」


 俺は、その会話を資料へ変換する。


【医療・説明状況補足】

【時間制限表示がないこと、戻る操作が可能であること、中断後再開可能であることにより、利用者が説明文面を読み直す行動が確認されている】

【これは、説明理解の前提として、十分な確認時間および操作可能性が必要であることを示す事情である】


 その時、別の通知が入った。


 事故査定課宛ではない。


 本庁標準処理班の内部参照ログ。


 相沢が拾ったのではなく、再確認フォームの問い合わせ窓口に届いた転送記録だった。


【問い合わせ転送】

【送信元:教育訓練支援室 標準処理班補助担当】

【宛先:事故査定課 再確認フォーム問い合わせ窓口】

【件名:再確認フォーム仕様について】


 真鍋課長が、目を細めた。


「本庁からか」


『標準処理班の補助担当です。正式回答ではありません』


「読め」


 本文が開く。


【本文】

【事故査定課作成の再確認フォームを確認しました】

【時間制限なし、自動遷移なし、戻る操作可能、途中保存可能という仕様について、標準処理班内で確認しています】

【一点、確認させてください】

【これが、本来の確認画面ですよね】


 誰も、すぐには言わなかった。


 本庁の中の誰かが、初めてこちらの画面を見た。


 そして、そう書いた。


 これが、本来の確認画面ですよね。


 真鍋課長は、胃薬の瓶を見た。


「返信するな」


「はい」


「正式な問い合わせではない」


「その通りです」


「だが、保存しろ」


「資料として」


「いや」


 真鍋課長は、少しだけ間を置いた。


「亀裂としてだ」


 俺は、その転送記録を保存した。


【参考資料】

【教育訓練支援室標準処理班補助担当より、再確認フォーム仕様に関する非公式問い合わせあり】

【内容:時間制限なし、自動遷移なし、戻る操作可能、途中保存可能という仕様について、本来の確認画面ではないかとの記載】

【扱い:正式回答ではないため、判断根拠とはしない】

【ただし、標準処理運用側内部における認識差異の参考情報として保全】


 御園さんが、画面を見ていた。


「本庁の中にも、分かっている人がいるんですね」


「いる可能性があります」


「それでも、システムは止まらなかった」


「はい」


「だから、査定するんですね」


「はい」


 十一件の再確認画面は、静かに動いていた。


 回答済み。


 途中保存。


 保留。


 治癒師同席希望。


 後日回答。


 回答しない選択。


 どれも、処理だった。


 だが、今度の処理は、人間の操作に基づいている。


 無操作を、勝手に同意へ変換しない。


 沈黙を、異議なしへ変換しない。


 中断を、放棄にしない。


 保留を、終了にしない。


 俺は、十一件一覧を更新した。


【KG系テンプレート適用候補十一件 予備再査定進捗】

【再確認通知送信:十一件】

【通知閲覧:七件】

【回答開始:四件】

【回答中断:二件】

【途中保存:三件】

【治癒師同席希望:二件】

【回答しない選択:一件】

【無操作による同意処理:〇件】

【自動遷移による異議なし処理:〇件】


 真鍋課長が、静かに言った。


「〇件か」


「はい」


「無操作による同意処理、〇件」


「はい」


「自動遷移による異議なし処理、〇件」


「その通りです」


 真鍋課長は、そこで初めて、少しだけ息を吐いた。


「当たり前の数字だな」


「はい」


「当たり前にするまで、長かったな」


「まだ途中です」


「知ってる」


 相沢の画面に、本庁側の閲覧ログが一瞬表示された。


『課長、黒木さん』


「何だ」


『再確認フォームの仕様書、本庁側から閲覧されています』


「誰が」


『教育訓練支援室。複数名です』


「久我は」


『個人アカウントでの閲覧は、まだ確認できません』


 相沢の声が、わずかに低くなった。


『ただし、教育訓練支援室の最上位権限が、仕様書を開いたまま固定しています』


「固定?」


『四分十二秒、無操作です。スクロールなし。コメントなし。転送なし。クリックなし』


「何をしている」


『読んでいます。たぶん、かなり丁寧に』


 真鍋課長が、胃薬の瓶を閉じた。


「来るぞ」


「はい」


「向こうは、これを標準処理の否定と見る」


「見ます」


「だが、こちらは」


「標準処理の成立条件を確認しています」


「よし」


 俺は、進捗ファイルを保存した。


【予備再査定進捗報告】

【十一件に対する再確認フォーム配信を完了】

【利用者側の戻る操作、途中保存、後日回答希望、治癒師同席希望等を確認】

【無操作による同意処理および自動遷移による異議なし処理は発生していない】

【当該結果は、説明理解および同意成立において、時間制限なし、自動遷移なし、戻る操作可能、途中保存可能等の操作環境が重要であることを示す】


 保存完了。


 画面の中で、十一件はもう、支払済みのまま眠っていなかった。


 すべてが解決したわけではない。


 誰かが救われたと決めるには、まだ早い。


 だが、少なくとも。


 今度は、戻れる。


 今度は、待てる。


 今度は、答えなくても処理されない。


 支払済みの蓋は、開いた。


 そして、本庁の中にも、小さな亀裂が入った。


 まだ、彼らの判断ミスとは認めない。

第41話をお読みいただき、ありがとうございました。


十三秒で閉じる画面ではなく、戻れる画面で聞く。


今回は、システムそのものが人間側へ戻る回でした。


次回、第42話。


『次は、向こうが査定される番です』


第3章の締め、そして久我式との直接対決への入口です。


引き続き、見届けていただけると嬉しいです。

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