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美女だらけなオペレーターチーム ※最後に登場人物のまとめ

 螺旋(らせん)の塔の近くに建設された4階建てのビル。そこが探索協会の支部であり、最上階に設置された指令室で4人の女の子が複数のモニターとパソコン、頭につけたヘッドホンとマイクで探索者達のサポート業務をしていた。

 ここの女性オペレーターは全員20代で、美人が多いと探索者から評判である。特に、先ほど江川へ連絡した初々しい新人オペレーター、朝倉 ひまりは今月、5月から配属されたばかりだというのに人気だ。


「緊張しましたぁ……」


 江川チームが無事に事態を処理した後――サポート・指示を出した朝倉は、ほっと胸をなでおろした。

 ピンクベスト、白シャツ、黒いスカートといった制服で、なでおろしたお胸のサイズはかなりのもので、服の生地をこんもりと押し上げている。桃色の髪は肩の辺りまで伸びていて、顔立ちはまだあどけなく、可愛らしさがある。

 朝倉はまだ業務になれず、いつも緊張してしまう。

 そんな彼女に、真ん中の席に座る女の子がははは、と快活とした笑い声を上げた。


「ひまりっちはあがり症だね~」


 金髪のセミショート。日焼けした、ノリのよさそうな雰囲気は少しギャルっぽい。朝倉より1年長い先輩で、23歳の女の子――観月 美羽だ。


「ううっ、こんなことじゃダメですよね」


「えー? 大丈夫じゃない?」


「私達の行動と判断で、探索者の命を左右することもあるわけですから……責任重大です」


 生真面目な性格なのか、朝倉が意気込んでいる。

 実際、彼女の言っていることは間違いではない。

 ダンジョン内に設置したカメラや巡回するドローン、そして各探索員とモンスターの魔力を機械で探知することによって、おおよその位置関係を割り出すレーダーマップ。これらのものを使い、ダンジョン内のトラブルや人命救助、犯罪行為など様々な状況を分析し、そして現場の管理者である「国家認定探索者」へ指示を出す、いわば頭脳のような存在だ。


「え~。私は、そんな人の命を守りたい~、とかそんな立派な動機じゃないからな~」


「えっと……S級探索者と結婚したい、でしたっけ。あれ、冗談じゃなくて本当なんですか?」


「ガチだよ、ガチ! あったりまえじゃん! S級探索者ってめっちゃお金もちだし、かっこいいんだから!」


「ま、まあ、憧れる気持ちは、わからないでもないですけど……」


 高い力を得ている探索者は、同時に存在そのものが高い軍事力のかたまりとなる。

 そしてなによりも、いやらしい話だが超がつくほどの金持ち。

 お婿さんにしたい、という願望を持つ女性はそう珍しい話ではない。

 少女風にいうなら、強い騎士様、王子様と結婚する、というようなものだろう。

 ただ一方で、積極性のある性格や自信のある女性じゃないと、近寄りがたいのも事実。

 前の現場の平均年齢の高さが一番の原因だが、武宮の出会いがなかったのは、そういった事情もからんでいる。


「探索者になるのはちょっと怖いから、それでオペレーターに就職したの。というか、お近づきになるなら、協会関連の人間の方がワンチャンありそうだし!」


「で、でも、今日から配属のS級探索者さん、結婚してますよ?」


「結婚してた、でしょ? あれだけの騒動(そうどう)だもん、さすがに離婚するっしょ」


「だからって、そんなすぐ他の人と結婚しないと思いますけど……」


「あー、楽しみ~! 早くS級探索者様にお会いしたい~! 今のうちに髪とか整えとこ~。今日に備えてさー、とっておきの香水つけたんだ~」


「観月先輩、期待しすぎですよ……」


「というか、支部長だけ先降りて迎えにいっているのずるい~! 私がお迎えしたかったのに!」


 朝倉のつっこみも聞かず、観月は舞い上がるばかりであった。

 今朝からずっとこの調子で、S級様に会える、会えるとさわいでいる。

 S級探索者と結婚したいと、本気で思っているようだ。





 駐車場に車をとめて、探索者支部へと向かう。しかし支部のビルよりも、大きな山のように高くそびえ立つ螺旋の塔へ目がいく。


「いつ見ても、ダンジョンは迫力がある」


 規模によるが、基本的にダンジョンはデカくて高い。突如生えてくるわけではなく、魔力の密度が高くなったり、魔石が大量に自然発生するなど、様々な現象が起きたあと、急成長して発生する。

 ここ10年くらいは新しいダンジョンが日本に現れていなかったが、この螺旋の塔が出てきたというわけだ。

 富士山のごとくそびえるこの塔は、他のダンジョンと比べてもデカい。

 まだ調査は進んでおらず、未開のエリアも多く、探索者にとってロマンと危険があふれる場所だ。


「さて。いくか」


 自動ドアを抜け、清潔感のあるフロアを歩く。

 受付の事務員にライセンスを見せる。すると、武宮の背中へ声をかけられた。


「――私が螺旋の塔担当の支部長、野崎 優子よ。これからよろしくお願いするわ、S級探索者、武宮 竜くん」


 凛とした声と共に、名刺を出される。

 息を飲むほどの美人であった。すらりとした高身長。腰の辺りまで伸びた黒髪。グラマラスな、色気たっぷりな女性的なライン。美人な顔立ちの、右目の下にはなきぼくろがある。


「ああ、どうも。よろしくお願いします」


 名刺を受け取りつつ、少し動揺して答える。


(えらい美女な支部長だな……)


 つい、そんなことを考えたのであった。

 キャラが増えてしまったので、配属先の人物一覧です。


 螺旋の塔:主な探索者達

 本当は他の国家指定探索者も活動していますが、主に語られるメンバー、といったイメージです。


 江川

 ・40後半のおっさん探索者。

 ・中條、茨木のコンビをまとめ、3人で仕事。

 ・A級の中でも実力は上。

 ・加齢と共に己の限界・衰えなどを感じ、自信をなくす。

 ・独身。支部長、野崎 優子が気になっている。


 中條

 ・男性。茨木とコンビ。A級探索者

 ・27歳で妻子もち。

 ・親しみやすいタイプ


 茨木

 ・男性。中條とコンビ。A級探索者

 ・27歳。あんまりしゃべらないタイプ。



 螺旋の塔:オペレーターチーム


 こちらも本当は他にもいますので、主に語られるメンバー、といったイメージです。


 朝倉 ひまり

 ・女性。18歳。

 ・新人で、まだ慣れていない。

 ・ピンク髪巨乳。


 観月 美羽

 ・女性。23歳。

 ・日焼けしていて、金髪ギャル。

 ・S級探索者と結婚したいという夢、もとい野望がある。


 野崎 優子

 ・女性。40代前半。

 ・支部長のリーダーである。

 ・独身。江川が気になっている。


 そして主人公、武宮 竜です。

 追加でもう1人、探索者で女の子キャラが登場する予定です。

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