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シンデレラになってみました  作者: 椛こま


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46/52

シンデレラになってみました 46話


 「信じて下さい。悠人さんは私の最初で最後の人です」

 

 今まで見たことのない怒った顔で手を引かれ、こうしてベッドで組み敷かれている。

 逆らってこの状況を脱しようと思ってはみたが、身体に力が入らなかった。

 花梨の唇の感触を感じながら、悠人はこれ以上ない幸福感に包まれていた。

 黙って花梨の重みを感じていると、力いっぱい押し付けられていた唇が突然離れた。

 目を開けると、真っ赤な顔をした花梨と目が合う。

 「この後は・・・どうすればいいのでしょう」

 消え入りそうなその声と涙を浮かべた真っ赤な顔は、悠人から理性を奪うのに十分だった。

 悠人は花梨の身体を抱えると、体勢を横に向けた。

 抱きしめながら花梨を見つめる。

 「私の言ったこと本当ですから。信じてくれますよね?」

 頷くとキスをする。

 

 花梨、君の言ったことを信じている。

 君の気持ちも。

 すごく愛されていると、今、はっきりと解る。

 

 悠人は花梨を抱えて半回転する。

 身体をずらして上から花梨を見つめた。

 花梨の目が薄っすらと開く。

 おでこにキスを落とす。

 花梨がくすぐったそうに笑った。

 瞼にキスを落とす。

 鼻先、頬とキスをする。

 唇にキスをすると、ぎこちなく花梨がそれに応える。


 花梨、私が君に出会ったように、君も本当の愛に出会うかもしれない。

 こんなに君を近くに感じていても、こんなに君の温もりで満たされていても、この不安は消えていない。

 でも、こうして君を抱きしめていれば、忘れることは出来るみたいだ。

 

 「花梨、君が好きだよ。ずっと一緒にいようね」

 

 悠人の声に花梨は辛うじて頷いた。



 

 

 

 

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