魔王の羊皮紙
11.魔王の羊皮紙
「そうだ……魔族が残した魔道具本来の使い方は現代ではどのようなものだったか全くわかっていない。だが今でも魔族は自在に魔法を駆使して戦うし、眷属も魔法効果を様々な形で具現化している……その様子を見て俺は考えた……念じるという言葉に糸口があるのではないだろうかとね……。
そこで……だ……魔道具を念じて使うという言葉に対し……以前聞いた……この大陸の東方……メンドー国北部の山岳地帯にはシャッハという聖教会が崇める神とは違う神を祀る宗教があって、その宗派の中に修行……ゼーンと称するようだが……人間の精神を修行により浄化させ遥かなる高みを目指すものがあると聞いたことを思い出した。
この大陸の遥か東方に別の大陸があるとされているが、その大陸へ向かって戻って来た者はいないとされていて……その地の住民はどうやら遥か太古にその大陸からこの地へ流れついた神の申し子とか神の使いとか言われているようだ。
つまりそれこそが魔族が称していた修行ではないかと考え、ダメもとでメンドー国北部地域シャッハ教ゼーン修行僧殿と表書きして八年ほど前に封書をしたためてみた……そうしてハリキル国経由で送ってみたらなんと……ゼーンの修行僧らが布教の名目で訪ねてきたわけだ……ちょうど六年ほど前のことだったかな……。
まさか魔道具を使いたいが為とは言えなかったが……修行僧らの指導の下……ゼーンの修行のやり方を教えて頂き、半年ほどで彼らは帰って行った。勿論お布施とやらをたんまりと支払ったがね……だがその成果はすぐに表れた。
もちろん誰もが……という事ではないようで……ボーグルもブルも……すぐに修行を投げ出してしまい、俺とパステルだけが修行を貫徹させ、念じるとはどういうことか理解し、魔道具を自在に使いこなせるまでになった。
眷属が所持している魔道具はまさにそれで……ただの箱だけでボタン類は一切ついてはいない。だがいくら念を使えるようになったとはいえやっぱり怖いので、未だに眷属が所持していた魔道具を使おうと考えていないし、被害を恐れて魔道具競り市に下取りに出すことも考えてはいない。我々が行った修行が眷属たちのものと全く同じか分かってはいないのでね。
魔道具を扱う眷属を倒した際に数個までは回収していたのだが……以降は回収せずに打撃を加えて破壊してから魔族の遺体とともに埋めている。あんなのが市場に出回ったなら被害が大きいだろうからね……。」
男爵がにんまりと満面の笑みを浮かべ自慢げに打ち明けた。
「修行をして高度に扱えるようになったとは言っても、やはり安全面から炎の魔法を使う時は炎の魔道具を極力使用するようにはしているのよ。」
修行の成果で魔道具をある程度は使いこなしているとは言え、限定的であるとパステルが続ける。
「成程……これまで魔道具を使っていた眷属を倒したこともありますが、遺体を確認しても魔道具は見つかりませんでした。まあ一人は黒焦げにしてしまったのでその時に一緒に焼けたと思っていたのですが……眷属はただの箱に見える魔道具を使っていたわけですね?納得しました……。」
巧が過去の眷属との戦いを振り返って思い出し、大きく頷いた。
「そっ……その……ゼーンの修行のやり方を……教えて頂けないでしょうか?」
エミリアは身を乗り出して深く頭を下げる。
「勿論だ……巧殿にも学んでいただきたい……二人とも魔道具を扱うのだろ?試してみて決して損はしないはずだ。」
男爵は大きく頷いた。
「それでその……ゼーンの修行僧の方の名前とかは……聞きましたか?」
巧は修行僧らの名前が気にかかるようだ。
「ああ……そうだった……なんか……勝とか博とか……この辺りでは馴染みのない発音で……しかも表記が漢字という変わった書き方をしていたね……そういえば巧殿も……。」
男爵がふと顔を上げて巧と面帯越しに目線を合わせようとする……
「実は俺は記憶を失っておりまして……。」
巧が兜を脱いで素顔を晒し、男爵らに記憶を失って発見されたころの様子を打ち明ける……。
「成程……発見された時期が修行僧らが来ていた頃と案外近いね……そういえば修行僧らの護衛兵団の中から何人かが異敵を感じるとか称して……警護を外れて何処かへ行ったと報告がなかったか?」
「はっ……確か剣士の男一人と魔道具使いの女が一人……二名がこの世の危機かもしれぬと……原因を探ると言って南下したようです。修行僧らが申すには一般人には決して危害を加えぬから……魔族相手しか戦わぬからそのまま放免してくれと乞われ……彼らを信用してそのままにしましたが……そういえば戻っては来ませんでしたね。」
ボーグルが当時の様子を打ち明けた。
「剣聖と謳われた凄腕の剣士と魔道具を自在に操る使い手……確か巫女も兼ねていると聞いた覚えがあるが……修行僧らと違い何十人もいた護衛兵団の中の二人だから名前は聞きそびれていたし、直接会ってもいないから人相風体も分からない。しかも魔道具を操る剣士の巧殿とは……少々趣は異なるようだね。」
男爵がポツリと一言……
「そうでしたか……期待したのですが……ですが俺の出身がその……東方の地にある可能性は濃くなってきましたね。なんか伝説の地みたいな噂話でしたが……実際に修行僧とやらがここまでやってきたという事ですから……その地を訪ねられれば、俺のことを知っている人が居るかもしれないですね。
まあ過去はどうでも……なぜ命を狙われたのかが気に掛かっているだけですけれど……。」
巧が今の心情を素直に打ち明けた。なにせ顔を常に隠して暮らさねばならないのだ……。
「だが毒を仕込まれ命を狙われたとなると……しかも誰がやったか全く心当たりがないとなると……ある程度事情を知ってからでないと東方の地を訪ねるのは反対だね……それこそ刺客らに取り囲まれかねないのだからね。命を狙われる理由が巧殿の出身地にあるとした場合は……ということだが……それが分からない限りは近づけないね。」
男爵は殺されかけた事情がはっきりしない限りは、東方の地には近づかないほうが無難ときっぱりと言い放った。
「そうですね……は……あ……残念です。」
巧もがっくりと肩を落とした。
「まあもう一度文をしたためて送ってみるよ……巧という剣士を存じ上げないかと……俺が書くのなら巧殿の居場所も伝わりはしないから危険性は少ないだろう。うまく何か判明したなら巧殿へ連絡しよう。まあ……返事が来るまでに何年かかかるかしれないがね。」
肩を落とす巧を男爵が励ました。
「ですがその……この世の危機かもしれないという言葉は……母様の残した言葉と繋がるような気が致しますわ。」
突然エミリアが母の最期の言葉を思い出した様子……
「そういえばそうだな……エミリアの御母上はもしかしたらその二人に出会っていたのかもしれない……そうして羊皮紙を守った……成程ね……ご同行して頂いているのに打ち明けられずに本当に申し訳ありませんでした。ですがこれは王様自らの厳命でして……ですがもうほぼ判ってしまったことですから包み隠さず打ち明けます。実は……」
巧はここまでの羊皮紙にまつわるいきさつを最初から詳しく打ち明けた。
「は……あ……なんと……それでは本当にこの世の終わりとなるところだったのではないか……魔王復活となるとこの世は終わりだ……そんな重要な羊皮紙を……巧殿とエミリアは……いや……ターメルは命がけで守り、今は二人が遺志を継いでエールまで運ぼうとしている……そんな旅に我らが携わることが出来たことを神に感謝だ……。」
「そうですわね……本当に……神のご意志に感謝を捧げます……。」
男爵もパステルも天を仰ぎ両手を合わせる……
「こほんっ……魔王の羊皮紙に関して……詳細を教えよう。これは学校の授業などでは教えない……なにせ書き留めることが出来ないから……悠久の遥か昔から……口伝のみで語られる……だがまぎれもない事実だ。
史実であるにも関わらず一切の資料が存在しない魔王の羊皮紙の謎は、この世界の歴史の中でも異質であり、しかも我々人類の存亡を脅かすかもしれない重要事項だ……俺は半生をかけて魔王の羊皮紙に纏わる口伝を集め系統立てて組み上げ纏めた……ボーキサイ国北部には羊皮紙に関する逸話が多く残っているからね。北方を守っているのはその為とも言える。」
なんと男爵が魔王の羊皮紙に関する史実を教えてくれると言い出した。
「遥かなる太古…………どれほど昔のことなのか正確な年代など一切伝わってはいない……魔道具の本来の使い方で話したが、昔は魔族も一緒に人間と亜人と共に人族として暮らしていた……その頃は魔族も人間や亜人と一緒にパーティを組み冒険者として活動していたようだ。
草原や里山から集落を襲ってくる獣や魔物らを駆除するための活動。まだ冒険者組合など存在しなかった頃だな。
だが段々と人間が増え続け今度は人間の方が魔物や獣らの住処を奪い始めだした……草原を耕し田畑に変え山の木々を切って木材にして家を建て、山を崩して開拓し……終には高い柵を各所に作って獣や魔物の移動が制限され始めた。
段々と住処を奪われて移動も不自由で獣や魔物が減り始め……勇者と同行していた最強の魔族が反旗を翻して魔物側に立った……それが魔王。当初は魔王に賛同する魔族と、賛同せず人間とともに行動する魔族と両方いたが、やがて魔族は全て魔王側にとりこまれた。
勇者は責任を感じて魔王を何とか打倒したがその死体は焼けず……埋めて復活すると厄介なので首と手足を切り落としそれぞれを黄金の壺に入れて厳重に封印した。そのことを後世に伝える為書き記そうとしたが……魔王について書こうとすると竹簡や紙は燃え、羊皮紙は魔王を封印した場所の地図が浮かび上がるようになった。
一旦地図が浮かび上がり始めると……今度はその羊皮紙自体が燃やせず表面を削り取ることも出来なくなり、地中に埋めても何十年経っても変質せず、そのうちに獣や魔物らに掘り返されてしまう……その為羊皮紙は厳重に封印され、一人の高僧に託され人知れず奥深い山中の地下深くに埋めたとされている。
その後その高僧は魔族の精神感応を恐れ自害したとも伝え聞く。
以降魔王について一切の記述は控えられたのだが、まさかその羊皮紙の一枚が現存していただなんて……恐らく高僧が埋めてしまう前に魔族らの手に掛かり奪われた場合を懸念し、人間側の手掛かりとして一枚だけ残しておこうと考えたのだろう……厳重に封印をしてね……そうしてそれが……何も知らない窃盗団によって奪われてしまった。
羊皮紙は役に立たないし紙や竹簡では一緒に保管するその他の歴史資料まで燃えてしまうのでね……そのためどれだけ前のことなのか口伝だけなので曖昧……今ではおおよそ一千年前だろうと推察されている。魔族は知っているのだろうが……彼らの中には魔王がいた頃から生きているのが恐らくいるだろうからね。
だから……今では魔王なんて存在せず……ただのおとぎ話だと主張する学者も多いし、事実だとするならその羊皮紙はどこにあるのかと、論点はそこに掛かっていた。恐らく七割から八割近い学者が魔王伝説を否定しているはずだ。
だが俺はこの世界のどこかに魔王は必ず封印されていて……今でも魔族らは魔王復活のための活動をしていて、そのカギとなる羊皮紙を探し求めていると信じていた。
今ここでそれがまぎれもない事実と証明された訳だ……羊皮紙が実在するのだからな……旅のいきさつを一切明かさずに極秘を貫く二人に対し、少々おせっかいすぎるとも思っていたが、巧殿たちとともに旅すると決めてよかったと……あの時の自分に感謝しているよ。」
男爵は思わず巧に正面から抱き着いた……男爵の話は巧とエミリアが以前聞いた羊皮紙の顛末と大筋は合っていて、更に内容が濃かった……男爵が執念ともいえる気持ちで長年かけて調べたのだろうということは巧達に十分伝わった。
「はっ……はあ……ですがその……羊皮紙は……申し訳ないのですがお見せできませんが……。」
巧が顔をゆがめながらぽつりと男爵に耳打ちする。
「勿論だよ……魔王の匂いが漏れて魔物や魔族が寄ってくるのだろ?分かっているさ……だがこれでエールまで一緒に旅をすれば……羊皮紙を聖教会へ返還するときに……チラ見くらいなら出来るはずだろ?俺は何度かハリキルからもエールからも依頼を受けて魔物討伐を行っているから、同行していきさえすれば返還の儀式に立ち会わせて頂けるだろう。
無理でも何とか拝み倒してでも叶えるさ……。」
男爵はにやりと笑みを浮かべた。
「さて……すっきりしたところで……そろそろ交代で就寝とするか……起きている方は……今日から巧殿とエミリアは魔道具を使うための修行だ……精神集中の訓練は下手をするとそのまま寝入ってしまうから注意が必要だよ。
まずはパステルとボーグルとエミリアが休んでくれ。二刻したら交代だ。巧殿の修行の手ほどきは俺が受け持つから、エミリアの修行はパステルが面倒を見てやってくれ。女性同士の方がいいだろ?」
「かしこまりました……じゃあもう休みましょう……今日は疲れました……。」
パステルはエミリアを誘ってテントへ向かい、ボーグルは自分のテントへ入っていった。
「悪いがブルは……周囲の警戒を怠らずに頼むよ……まあここの様子を見たら迂闊に近づいてくる魔物なんていないだろうがね……遅れて集合してきた魔物らは他の地を目指すだろうね。こんないかにも巣窟って感じの場所は……破壊していきたいところだけれど先を急ぐから……途中の番屋に届けるぐらいしかできないのが辛いね。
まあ全て事が終わったら……また来てみよう……もう少し規模を縮小させて魔物らが膨大に増え続けない程度に……再構築できるのが理想だよね。」
「分かった……。」
ブルは一人で広大な空き地ともいえる元巣窟を見回り始めた。
「いいかい……まずは瞑想……地面や床に直接座って……尻をつけて足を組む……腕を組むかの如く……だね。
両手はそれぞれ膝の上に掌を上に向けて置き……視線は斜め前……二間ほど先の地面を見つめながら……」
男爵指導の下、ゼーンの修行が始まった。
「ゆっくりと息を吐いて……ゆっくりと吸い込む……吐くときは吸うよりも長くなるくらいに……肺の中の空気を全部吐き出すつもりで……それでも力まずにあくまでも自然に吐き出す……最初は呼吸することに意識を置いてやがて自然と呼吸できるようになってくると何も考えない……だけど決して寝ないで……無の境地……を目指す。
巧殿は記憶を失った後でも剣技は体が覚えていて、魔物と対峙すると自然と体が動いて仕留められると言っていたが……つまりあれこれ考えて動こうとはしていないだろ?魔物が正面から来たらどうしようとか右からならどうとか……いちいちそんな細かなことは考えずに、自然と体が動いてしまいに魔物は倒れている……それでもまぎれもない自分の体だ。
恐らく幼いころからの修行が体に染みついていて自然と体が動くのだろうが……逆にあれこれ心配して自分の動きを考えようとすると素早く動けなくなってしまうだろ?そういうことだ……無の境地とはね……」
男爵が巧の様子を見ながらゆっくりと手順を説明していく……
「どうでした?……ゼーンの修行は……」
翌朝夜明けとともに起床し身支度を整え朝食をとってから出発……ハルク達の馬車に追いつくために山道を早足で進んで行くなか、エミリアが巧の横に来て問いかけてきた。やはり修行の様子が気に掛かるようだ。
「ああ……まずはゼーンの修行のやり方を教えられ……無になることを教えられたが……俺が魔物と戦う時に何も考えずに自然と体が動くのに任せているが……その境地に近いようなことを言われた。
だが実際あのアーグラとかいう姿勢で座っていると昨日の魔物達との戦いとか……特に男爵たちの魔法効果を曲げて使うやり方……そのための修行とはわかっているのだが、どうしてもそのことだけに思いが向かってしまって無になるなんて到底できなかった。」
「私なんて目を閉じてじっと座っているとアルルとぺリルが心配するのか……顔をぺろぺろと舐めてくるのでどうしても集中できず……パステル様は顔を舐められても動じずに心を無にするのですって仰ってましたけど到底無理で……終いにはボーグル様にお願いして、アルルとぺリルの首に縄をつけて一緒に巡回して頂きましたわ。
パステル様も……修行には何年もかかると仰ってましたから……あまり焦らないほうがいいみたいですよ。」
「そうだな……あんなすごい技が一朝一夕で取得できるはずはないのだから……焦らずに頑張るさ。
昨日の男爵の説明で……羊皮紙が封印された水晶柱の盗難の件が十年も伏せられていた理由も、大まかには理解できたしね。魔王の羊皮紙という歴史的事実が……おとぎ話の夢物語と信じられていて、聖教会の司祭ですら封印した水晶柱の意味を把握していなかったのだろう……なにせそのことに触れた記録を残すと燃えてしまうのだからね。
俺は聖教会にとって魔王の羊皮紙というのはどちらかというと厄介なお荷物と忌み嫌っていた存在であり、その紛失も軽んじていた上に取り戻すつもりもなかった……そう考えていた。
だから俺たちが例え無事にエールまで届けたところで、またずさんな管理体制のもと保管され何れ紛失してしまうのではないだろうかと……本当に返していいものだろうかと疑っていた。
なにせこれまでは只の伝説でしかなかった魔王の羊皮紙が実在し、一部の人間だけとはいえ……その保管場所まで明らかとなるわけだから……そんな人類の存亡に関わるようなものを本当に預けていいものだろうかと……そう心配していたから足取りも重かった。かといって国力が落ちた今のボーキサイ国で保管する事は無理なことも分かっていたからね。
だが記録できなかったがために一千年もの長い年月で忘れられていたと分かり……今後はしっかりと管理して頂けるだろうと思え、少しは足取りが軽くなったところだ。これからは例えば金属板に印刷するとか……石でもいいな……燃えない材質のものに印刷するなりして、何とか後世に記録として残し人類存続のために守っていただきたいと思っている。
なんだったら魔王に関することは一切書かずに、水晶柱の中身は人類存亡にかかわる重要なものだから絶対に失われることがないよう、厳重に管理して保管しなさいと書いておけばいいわけだからね。そう書くだけなら紙でも燃えないだろ?」
巧はどうやらこの旅にあまり気乗りしてはいなかったようだ。
「そうですね……せっかく届けてもきちんとお守りいただけなければ、私たちの努力は無駄だったことになりますものね……私は届けた先のことまで考えが及んでおりませんでした。とりあえずは元の保管場所に届けるということにしか頭が回らなくて……ですがただの伝説と思われていた魔王の羊皮紙が現実と分かったんですものね。
これからはきちんと保管して頂けるでしょう……厳重に……何層もの結界を施して……。」
エミリアも巧の言葉に大きく頷いた。




