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昼は冒険者/真夜中は暗殺者  作者: きっと小春
剣と魔法の時代
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冒険の報告

目が覚めると、鎖に繋がれていた。鎖は壁と繋がり、両手、両足、首、胴体を固定している。


鎧は外され全裸であった。隣を見ると拷問されたであろう傷だらけのグレッドが見えた。


「おい、ホモンクルスが起きた。サシエス様をお呼びしろ」


拷問官は外にいる警備兵に告げた。


しばらくすると、金色の鎧を纏った黒髪の少女…つまりこいつがサシエス…が現れた。驚くことに後ろに…エレナがいた。


「…はい。間違いございません」と回答する。


グレッドは俺達がしてきたことを洗いざらい話したのだ。それをサシエスは俺に確認するために来たのだ。


「まったく…クラリスお姉様は…。次から次へと問題を起こす…」


サシエスは俺のノクターンのプレートを見てガックリと肩を落とした。俺にはサシエスとクラリス様にどのような関係があるか知る由もなかった。


「さて、レア。これであなたの言う通り、この者たちは誘拐犯ではなく、ただの冒険者ということになりました。勿論、他の違法な罪は…こちらで揉み消しておきますが…。約束通り、レア…私と共に屋敷に戻ってもらいます」


どちらかというと、レア…テレナよりも、幼く見えるのはサシエスの方だ。


「サシエス…最後に、二人に…お別れを言わせてください…」


「では、鎖から解放し、服を着せ、応接室まで連れてきてください。それと…そこの二人…この部屋から出た時点で、普通の冒険者です。余計なことは言わないように…あなた方のためですよ」


サシエスは拷問官と警備兵に命令すると、レアと共に来た通路を戻って行った。


言われた通りに服を着て応接室に行くと、レア…テレナが複数の護衛と共に待っていた。


この護衛は事情を知らないのだろうか? いやどちらでも良い、余計なことは言えないのだ。


「今までの護衛…感謝しております。これは少ないですが謝礼金です。それでは…失礼します」


事務的に挨拶だけするとテレナは部屋をあとにする。残れた俺達は護衛と共に屋敷の外に案内されたのだった。


「くっ…体中がボロボロだぜ…。手加減ってことを知らないのかよ」


拷問されたグレッドが文句を言いながら、謝礼金が入った封筒を開ける。


「おい、大金貨1枚だぜ…」大金貨1枚は金貨100枚分となる。


ウキウキ気分のグレッドを連れて闇市に向かう。イレーゼが死んだ経緯を報告して、証拠の赤く染まった裏切りのプレートを提出する。


通常、遺留品は被害者である俺達のものなのだが、金貨30枚と格安で買い取られ、交渉権などないと言われてしまう。グレッドが文句を言うと、闇市の商人が指で奥を指す。奥からルシファーのメンバーがこちらを睨んでいたのだ。


「あっ、そうだ…今日は…用事があったんだ…」


グレッドは俺を掴むと急ぎ足でその場を立ち去り、表ギルドでクエストの報告をするのであった。


ちなみに報酬は金貨4枚だ。

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[気になる点] 誤>残れた俺達は護衛と共に 正>残された俺達は護衛と共に
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