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昼は冒険者/真夜中は暗殺者  作者: きっと小春
剣と魔法の時代
34/127

強襲のアドバンテージ

説明を省きすぎたので加筆しました。

この砦の地図は全部記憶してある。外壁から降りる裏ルートを使って第六層まで一気に下る。


正攻法だと各階段の場所で野営しているパーティーがいるかも知れない。なるべくなら裏ギルドの姿は見られたくないし、攻撃してくるパーティーもいないわけではない。


第六層はゴブリンナイトの集団が出現する。最悪なのは狭い路地でゴブリンナイトに挟まれたときだ。


ただでさえ鉄のプレートメイルと鉄の盾で防御を固めたMTとSTがいるのに隙間からATが攻撃を仕掛けてくる。冒険者のパーティーと変わらない連携レベルなので厄介なのだ。


第六層で野営できるポインを見て回ると…いた大男だ。階段近くでなくて良かった。


十分に距離を取り壁の死角に入る。戦いの準備として魔法を唱える。


まずは吸音だ。近くの音を集音する。また自分には聞こえるが敵には聞こえなくなる。


次は暴脚で脚の筋力を大幅に上げている。


今まで死体を処理できなかったため短剣を使っていなかったが、今日はマジックボックスがある。


抽滴の魔法は、薬草から強力な毒を取り出す。この魔法はプラスになる効果を持つ触媒を使うと、より強力なマイナスの効果を持つ液体を生成できるのだ。


俺は薬草を握りしめると詠唱する。


「調合の悪魔よ、混合のとき、我が刃に、忌まわしき、恨みを、纏え」


右手の短剣にドロっとした何かが付着した。


最後に触媒の羽を持ち、大男たちが仮眠している近くで弾風の魔法を放つ。


「北風の鳳凰、歌い終わりに、手の向く、脅威を、退かん、風と共に」


爆風が寝ていた四人を襲い、それぞれが壁に強く打ち付けられた。


ふき飛ばされる大男を見つけると”抽滴の魔法”により強力な毒の付いた短剣で攻撃する。


壁に叩きつけられた大男は、痛みを堪えながら俺を認識し、襲撃に対応できるように側に置いておいた武器も吹き飛ばされたため腕を十字にして短剣を防ごうとする。


俺は大男の腕に軽く傷つけだけで、反撃されないように十分に距離を取ると、残りの三人で一番最初に立ち上がる男に毒付きの短剣を投擲した。


心臓に刺さったため、投擲された男は毒など関係なく倒れる。


新しい短剣をアイテムボックスから取り出し、倒れたままのパーティーメンバーにとどめを刺す。


大男は毒で痺れているのか動くことができないようだ。


俺は大男の首と心臓に狙いを定め、両手の短剣で回転しながら切り裂いた…。


素早く四人の死体をマジックボックスに入れると、その場から撤退する…。


帰りは外壁のショートカットは使えないため地味に階段を登っていくのだが、表の顔だと銅ランクがソロでこんなところにいれば話題になり、裏の顔だと討伐対象になる…。


俺は短剣をしまうと、各階段の出入り口を疾走する。


勿論、中には追いかけてくる冒険者もいるが、パーティメンバー全員が俺のスピードについて来れるわけではないので、放おっておけば勝手に諦めてくれる…。通常ソロで迷宮を進むなど狂気の沙汰なのだ。


冒険者の街フィレオに帰ると、闇市で大男たちの死体をマジックボックスから取り出し、クエスト完了の報酬を貰う。


こいつらは素行が悪すぎるため血盟から強制脱退後、各方面から多重に暗殺依頼がかけられていたのだ。


ちなみに報酬は金貨54枚だ。

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