表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神璽の魔法使いたち  作者: トータカロク
PR
9/13

間章




 空港から一人の若い男が出てくる。

 若い男が出てくるとすぐに一人の中年の男が近付いて行った。

 中年の男は汐の儀式の時に襲ってきて黎人と戦った男だった。


「お疲れ様です」


 中年の男が若い男に敬語で言った。


「どうも、火村さん。

 それで例の子ども達は見付かりました?」


 火村と呼ばれた中年の男は、首を横に振った。


「火村さんともあろう人がまだ見付けれないと?」


 若い男は嫌味ったらしく火村に言った。


「連中は上手く隠れていてアジトが掴めません。

 最初に少女に遭遇した部下も少女が通りに出てくるまで探すことが出来なかったそうです。

 かなり厳重に隠れている模様です」

「エリオンの反応を探っても駄目ですか」

「意図的に町中にエリオンが配置されているらしく、反応を手掛かりに探すとなると長期化してしまいます」

「なるほど、裏から学校関係を探るのはどこに他の組織と繋がっているか分からないからリスクが高い、となると」

「後は、目ぼしいところに見張りをつけるしかないです」

「まぁそれでいいです。引き続き捜索をしてください」


 若い男は目の前で止まった迎えの車に乗り込んだ。


「分かりました。しかし協定はどうしますか?」

「そんなもの、ばれなければいいんですよ。

 こんな小さな町の子どもが消えたところで、なんてことはないでしょう。ああ、それと今のうちに言っときますが、少年はボクが相手をしますから」

「自ら相手するのですか」


 火村の声には少し不満が含まれていた。


「火村さんより僕の方が地位は上とはいえ、アナタのほうが経験値は上だ。

 その火村さんとハンデをくれていたとはいえ、互角に戦ったんだ。練習相手としては丁度良い。それとも何か不満でも?」

「いえ、ありません」

「なら良いです。少女の契印章を奪うのは火村さんに任せます。それまでに少年が死ななかったら、相手をさせてあげますよ。早く見るけることを期待してますよ」


 若い男はそう言って運転手に発車させるように指示を出した。

 火村は頭を下げて車を見送った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ