二章ー2
汐は目が覚めると、手際良く朝食を作り始める。
低血圧の汐はまだ完全に目覚めていないが作り慣れている和食の作り終わって、食べているうちに段々眠気がなくなってきた。
「はぁ……、いい天気なのに……外に遊びには行けないなんて。まぁ外に出ると危ないからっていうのは分かるのだけど……」
黎人がお店に泊まれと言った理由は分かっているのだが、朝からやることが無いと分かっていると汐も溜息が出る。
「未莱さんも来ないし……」
汐は溜息を吐いて味噌汁を啜った。
食べ終わった汐は食器を洗う前に、黎人の夕食の食器を朝食を置くついでに回収する。
昨日の夕食はいつに食べたかは分からないが綺麗に無くなっていた。
「昨日の夕食は未莱さんと一緒に作ったけど、朝食はお口にあうかしらね」
食器を洗い終わった汐は、時計を見ると九時を過ぎたぐらいだった。
「一応、パソコンとかゲームとか使って良いって言ってたけど、する気が起きないしこの時間のテレビも良いのがないし……もう一回寝ようかしら」
本気で呟く汐は、台所を見渡す。
食器棚にある食器は全部一種類三つずつある。黎人と未莱とそして祖父のだろう、汐がつかわせてもらった食器は使っていなかった物を奥も取り出して来てもらったものだ。
汐はてっきり兄妹は別の場所に住んでいるから、紙食器でも使うのかと思っていたのだが違った。
見るからに祖父が使っているらしき食器は使い古されている。
兄妹の食器を見るが両親の食器は見当たらなかった、一緒に住んでいないのは不自然ではないが、それなら何故両親の食器は無いのだろか、二人の会話の中にも出てきていなかった。
だが、未莱の左足を見ればおのずと……。
「……お客様の私には過ぎた詮索ね。それに、左目もこっちから聞かないほうがいいか……」
頭の中の考えを打ち消して、とりあえず何をして時間を潰そうか考えるが、宿題があることを思い出した汐は宿題をすることにした。
宿題が半ばまで終わった頃、お店の方で物音がした。
黎人が作業部屋から出てきたのかと思った汐は見に言ってみると、店の扉を叩いている音だった。
汐は客が来たと思ったが、黎人の作業の邪魔をするわけにもいかないし、勝手にあけて相手をするわけにもいかないと思い、客には悪いが無視しておこうと考えて部屋に戻ろうとした時、客は思いっきりドアを叩いた。
「呼び出して無視は無いんじゃないのー、黎人!」
そう女の子は言ってもう一回力一杯叩いた。
汐は慌てて、お店の扉を開ける。
「無視してごめんなさい」
汐が謝ると、扉を叩いていた女の子は怒った表情から驚いた顔になった。
「生徒会長?」
黎人と同じ反応をした女の子を見て汐はこの子も同じ学校の娘かと思う。
「クロ君に呼び出されたということは、貴女も私がらみで来たのかしら?」
そう聞くと女の子はコクコクと頷く。
「それならどうぞ入って、クロ君は今作業をしているから、出てくるか分からないけど。知り合いなら言わなくても分かるかしらね」
女の子は先程とはうって変わって大人しくなってお店に入った。
丁度その時奥から足音が聞こえた。
「朝から五月蠅いぞ、いなほ」
眠たそうな目をした黎人が言いながらお店に出てくる。
「あはは、ごめん。黎人先輩」
いなほと呼ばれた女の子が黎人のことを先輩と言って汐は一年生なんだと思った。
「汐先輩がいるからって学校じゃないんだから、いつも通り先輩付けしなくて呼んでいいぞ」
「あーうん。で、私を呼んだ理由って、これ?」
これとは私のことなのだろうかと汐は思うが、今は会話に入るべきではないと思い黙る。
「ああ、俺は作業をしているから代わりに汐先輩を守れ、と言っても店から出なかったら大丈夫だと思うが、一応の保険だ」
「そーいうことね、分かったわ。えっと初めまして生徒会長。私は菅原 いなほっていいます」
いなほは手を差し出してそう言った。
「初めまして、いなほさん。私は古海 汐っていう名前ね。私のために来てくれてありがとうね」
人を凍らせるような冷たい声で汐は言って手を握り返した。
汐の声に二人はビクッとする。
黎人は眠気が飛んで、いなほはこれと言ったことが今頃失言だったと焦った。
「じゃ、じゃあ俺は作業に戻るから」
逃げるように去ろうとする黎人に、いなほは非難するような視線を向ける。
「クロ君?」
「はい!」
去ろうとした黎人を汐は呼び止める。
「朝食は食べ終わったら、夕食と同じように部屋の前に置いといて、後で洗うから」
「いや、全部終わったら未莱にやらせますから……」
「未莱さんにやらせる?」
「い、いえ、置いときますんでお願いします」
そう言って黎人は早足で作業部屋に戻って行った。
「はぁ……自分でやるぐらい言えないのかしらね」
横目で去って行った後を見て、いなほに向き合った。
「とりあえず、部屋に行きましょうか。今している宿題すぐ終わらせるから、ちょっと待ってね」
いなほは曖昧な笑顔で頷いた。
三十分ほどして汐の宿題が終わる。
「さてと、いなほさん何かすることある?」
テレビを見ていたいなほはいきなり声をかけられてビクッとした。
「えっ! あ、することですか? これといってすることは無いです」
「そう……、そうだ、いなほさんの契約の時のことを教えてくれないかしら、印判魔法は契約しないと出来ないって未莱さんから聞いてはいるのだけど」
汐がそう言うといなほは何か言い辛そうな顔になる。
「聞いちゃ駄目だったかしら?」
「そんなことないんですが、さん付けが慣れなくて」
「そうなの。ならいなほちゃんで良いかしら?」
「なんかこそばゆいですが、それで」
「改めてよろしくね、いなほちゃん」
「よろしくお願いします、汐さん」
汐といなほは座ったままでお辞儀をしあった。
「それはそうと、契約しないと魔法は使えないと聞いたんです?」
「ええ」
「えっと、契印章と劣契判っていうのは聞きました?」
「初耳だけど?」
汐が答えるといなほは眉をよせて人差し指で押した。
「ったく、あの兄妹は必要最小限の最小限しか教えないんだから」
いなほは軽く愚痴って汐に向き直る。
「汐さんが聞いたことは間違いじゃないんでけど、印判魔法には契印章と劣契判って言って二種類あるんですよ。契印章は汐さんが教えてもらった通り、契約をして魔法が使えるようになる奴で、劣契判は契約をしなくても魔法を使えるようになる奴です」
「契約をしなくても魔法は使えるの?」
汐の目が少し険しくなる。
「あ、えっと、詳しく説明すると、契印章は契約することによって契約主との完全に繋げることが出来るんです。完全に繋げることで普通の魔法では出せない力を発揮します。劣契判は僅かな繋がりから無理やり力を取ってくる感じで、なんていうか契約をする契印章とは存在感というが希薄な感じで弱いんですよ」
「でも、弱いだけなんでしょう?」
「えーと、存在感が希薄っていったのは劣契判の魔法は契印章を所持していると無条件で掻き消されるんです」
いなほがそう言うと、汐は露店の男の魔法が黎人に当たる前に霧散したのを思い出した。
「じゃあ、契印章への劣契判の攻撃は何も効果が無いということ?」
「直接当てようとする攻撃は意味が無いんです。間接的に例えば斬るっていう能力の劣契判があったとして、契印章を持っている相手に斬る力をもった魔法の刃を飛ばすとすると当たる前に消されますが、風に斬るという魔法をかけるとそれは消されることはありません」
「なるほどね。ということは劣契判では絶対に直接攻撃は出来ないのね」
「絶対というわけではなくて、攻撃したい相手の自分の血を使ったらその攻撃は劣契判でも当たります。まぁそんなことなかなか無いですけどね」
汐は説明に納得して険しくなっていた目が和らいだ。
それを見ていなほは安堵した。
「だから、印章と判子がどうとか言ってたのね」
「聞いた話によると汐さんが持っていたエリオンは契印章に出来る大きさと純度が良かったから、契印章にしたかったのかもそれに劣契判だと出来ないこともあるし」
「なるほどねぇ」
「私の契約の話は明日することにして、今から劣契判の使い方を練習します? 契印章は契約した人しか使えないけど、劣契判は誰でも使えますから」
「ええ、お願い」
汐は聞かれ即答するのを、見ていなほは笑みを作る。
「思ったより汐さんノリが良いですね」
いなほがそう言うと汐はキョトンとした後そうかしらと言って笑う、いなほも釣られて笑った。
二人はまず店内に出てきていた。
「練習をする前に作らないといけないものがあります」
いなほの前には銀色の物が入ったフラスコと魔方陣が描かれている紙が三組あった。
「印判魔法を使うときには基本自分の血をインクとして使うんですが、ずっとドボドボ出してるわけにもいかないんで、代わりの物を使っているんです。代わりと言っても血を使うことには変わりないんですけどね」
いなほは自分の親指を慣れた手つきで軽くナイフで切ると、汐は少し顔をしかめる。
「本来は血でなくても涎でもなんでも自分の肉体の一部なら何でもいいんですけど、髪とかだと処理が面倒だし涎とかは気分的に嫌じゃありません? だから大体の人は血を使ってます」
切り口から出る血をフラスコの中に垂らす。
「この銀色の奴は水銀です。取り扱いには気をつけてくださいね」
汐は水銀と聞いてとっさに手で口を塞いだ。
「だいたい混ぜる血の量は入れる水銀の十分の一程度です」
フラスコの上の先を持って回転させながら振る。
「血の赤が見えなくなったら蓋をして、窓際に魔方陣が描かれた紙を下にしいて置いてください」
「これで完成?」
「いえ、本来なら太陽と月の光を一週間ぐらい当てないと駄目です。太陽と月の光の魔力と周囲の空間に満ちている魔力を紙にかいた魔法陣で集めて、血を混ぜた水銀を印判魔法専用のインクにしているんです。じゃあ汐さん水銀と魔法陣が二組あるんで説明した通りに作ってください」
いなほが促すと、汐は一瞬眉をひそめたが深呼吸をしてから一思いに親指を切った。
「一個はさっき言った量で良いですが、もう一つは水銀の八分の一ぐらい入れてください」
汐は貧血になるかもしれない思いながら、いなほに言われた通りにした。
血を混ぜ終えて汐は二つとも魔法陣の上に載せて窓際に置いた。
「血を多く入れた方の魔法陣の模様は違うのね」
いなほが作った方の魔法陣と自分が作った血が大目の水銀を交互に見ながら言った。
「血を多くしてもらった方は一時間も置いとけば、使えるようになるんです。その代わりちゃんと作った物より全体的に効果が落ちるんで、練習用にしか使えないんですけどね」
「そうなの」
汐は時計を見る。
「じゃあ、丁度いい時間だから、待っている間に昼食を食べしょうか。いなほちゃんは何か食べたい物はある? 材料があれば作ってあげるけど」
「じゃあ、パスタ食べたいですパスタ、何作るかはお任せで」
「パスタ料理ね」
汐は何を作ろうか考えながら台所に向かった。
数十分後、汐といなほはテレビを見つつ昼食を取る。
「そういえば、クロ君といなほちゃんはどのくらいの付き合いなの?」
「つ、付き合い!」
いなほが焦ったように言うのを見て汐は意外とモテると黎人の評価をつける。
「二年前からですよ」
汐の意味ありげな視線を受けて、今更のように取り繕っていなほは言った。
「黎人が契印章を手に入れて三ヶ月ぐらい経った頃だったと思います。父様に――」
「父様?」
「父に連れられて」
言い直すいなほに汐は笑顔になると、いなほは顔が紅くなった。
「父に! 連れられてこの店にエリオンを売りに来たんです。
この店は表向きは普通の寂れた判子屋ですが、印判魔法を使う連中にそこそこ有名な店なんですよ、店よりも店主がですけど。
まぁ、その時に契印章使いとしては私の方が先輩だったから、黎人の練習相手をしてやってからですね」
「売りに来たってことは、私の石を使わなくてもあったのかしら?」
聞き捨てならないことを聞いて、汐の手が止まる。
「どうでしょうね。黎人が何も言わなかったのなら無かったとは思いますけど、もしあったとしても相当な値段になりますよ。何せ貴重品ですから」
「その貴重品を売りに来たの?」
「私の一族はエリオンを探し出して売るのが生業なんですよ。
まぁそれじゃ食っていけないから別に仕事はしてるんですけど、そっちの方が稼ぎが良くてどっちが副業かわからない状況ですけどね」
「神様の血なんてそうそう見付かるわけないものね」
「いえ、神様じゃなくてもいいですし。似たような生業の奴とか金の無い魔術師は召喚した魔獣の血を売ったりしてますよ。
うちの一族は魔術師になれる素質の奴がいないから、地道に探してますけど」
「地道にと言っても見付かるものなの?」
「一応エリオンに反応する探索魔法具はあるんですよ。
まぁエリオンのエネルギーを感知する物なんですけど、エネルギーが強すぎて最低でも半径一キロメートルのどこかっていう感じなんで場所の特定は難しい上に地中にあるかも知れないんで……」
いなほは最後まで言わなかったが大きな溜息を吐いたので、汐はなんとなく察したようだった。
「それも、民承とか伝説とかを頼りに探索する場所の特定をするんで、本当にあるかどうかの確証も曖昧だし。たまに村とかで祀られているんですけどね、交渉が大変で最終手段をとることもあるんですよ」
その最終手段を聞かない方が良いと汐は思った。
「まぁさっき言った縁で何回か黎人も手伝ってもらったことがありますけど、二度と誘うなって言いますね、毎回」
「でも、嫌がっても手伝っているのね」
「黎人の祖父の命令とかこっちで拉致ったりして強制ですけどね。まぁ一応バイト代は出してるんで、割の合わないバイト感覚で手伝ってもらってますね」
「まぁその頑張ってね」
汐はなんと言っていいか分からずとりあえず励ましの言葉を送った。
食べ終わって、汐は昼食を黎人に持って行くようにいなほに言ってついでに朝食の食器の回収を頼んだ。
流石に全て任せっぱなしはいけないと思ったのか、いなほも片付けを手伝った。
少し休憩した後、二入は先程の水銀を持って地下室に行った。
「ここなら、大抵のことが起こっても大丈夫だから、思う存分練習してください」
そこは居間と同じぐらいの広さの部屋で、上下左右前後に魔方陣が描かれていた。
「練習してくださいって言われても劣契判を持っていないし、押すだけって言われても実際はよく分からないのだけど」
「じゃあとりあえずこれを使ってください」
いなほは汐に氷と漢字が彫られた劣契判を渡した。
「使わせてもらうわね」
受け取って汐は黎人がやっていたことを思い出して、印面に水銀に付けて空中に紙がしかれていると仮定してそこに押し付けるように動かしたが何も起きなかった。
「いきなり空中押印は難しいですよ。まず最初は地面からで」
そういうことは最初に言ってほしいと思いながら汐は言われた通りに地面に押印するが何も反応は無かった。
「何も起きないのだけど」
「やっぱり説明無しは無理だったか……」
「いなほちゃん?」
「ごめんなさい、その目で見ないで」
汐の冷たい視線を受けていなほは平謝りをした。
「じゃあ、真面目にします。押印の種類は三つほどあるんですが、とりあえず、まず基本中の基本の地面に押印して魔法を出すことから始めます」
いなほは懐からもう一つ劣契判を取り出して、水銀を付けて地面に押した。
「この血をつけるという行為は一種の生贄を捧げる儀式なんです。
血を捧げて劣契判を媒介として使用者の魔力と劣契判の元になった血の主とのラインを繋げます。
そしてどういう風に魔法が発動して欲しいかイメージすると、劣契判の場合は血の主から魔力をかすめ取る感じがして契印章なら契約主から力を流してもらう感じがします」
「それは感覚的にそう思うだけ?」
「劣契判に関してはそうです。で、さらにイメージした魔法を発現させる為の魔力を周囲から取り込んで劣契判を地面から離します」
いなほが地面から劣契判を離すと印影から火が灯った。
「周りくどいやり方をするのね」
「まぁ聞いてるかどうか知りませんが、普通の人は魔術すら使えませんから。
魔法具は魔力を出す器官の変わりに魔力を出すようになっているんです。
血を生贄に劣契判を媒体として使用者の魔力を血の主に繋げて、己の僅かな魔力で膨大な力をかすめ取り周囲の魔力を使って出すというプロセスを辿ります。
最後に周囲の魔力を使う理由は自分の魔力だとすぐ底を付いてしまうんですよ」
「でも、人の魔力量はかなりあると聞いたのだけど」
「まぁそこは超常の存在ですから、どんなに魔力量があってもまかないきれないんですよ。
その代わり魔術師の魔法よりも強力なものが出るんですけどね」
「力を持ってくるだけなら周囲の魔力はいらないような気がするのだけど?」
「力を制御とイメージ通りの形にする為にです。イメージを実現させる為の力しかよこしてくれないんですよ。
まぁだからこそ劣契判の力は弱いんですけど、契印章は強い代わりに条件がありますから」
「条件?」
「それは契約した時に契約主に聞いてください。じゃとりあえず、使い方は説明したからやってみてください」
まだ疑問が残るが、いなほに促されて汐は説明された通りにする。
まずはインクを付けてから地面に押す、それからどういう風に発現させるかイメージする。その時自分の中の何かが遠くから何かを引っ張ってくるような感覚があった。
これが魔力の繋がりと力を掠め取ってくる感覚と理解する。
そして、劣契判を地面から離す瞬間、劣契判に周囲から力が集まってくる手応えを感じた。
今度は成功するそう確信して汐は劣契判を離すと、掌ほどの氷が現れた。
「……どんなのイメージしていたのか知らないけど、汐さんって意外と不器用かもしくはイメージ力が乏しい?」
珍しく身体をギクリと振るわせる汐は立ち上がる。
「さっきまで何も出せなかったのに氷の塊を出せたのは、大きな進歩だと思わない?」
「まぁそうだけど、印判魔法って使用者のイメージがそのまま出る感じだから、結構最初は派手になるんですけど……」
いなほにそう言われて汐は無言で地面に押印した。
すると次は前のより小さな氷が現れ汐はうな垂れた。
「これは気にしなくてもいいと思います。連続で押印すると普通の判子と同じでインクが薄くなって弱まっていくんですよ。インクつまり血の多さで強さに変化がありますから気を付けてください」
いなほが説明すると同時に二回目に出した氷が印影と共に砕け散った。
「今なったように、ずっと効果が長続きするわけでもないんで」
「ええ、大体理解できたわ。とりあえず今日は空中で魔法を出せるようになってみせるわ」
汐は決意をして劣契判に水銀を付けた。
結局、空中押印は出来ないまま夕食を作る時間になったので、汐は諦めて練習を終えた。
夕食以降は何事も無く二日目を終えた。




