表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/59

第40話 遠回しに私が攻撃的だって言っていない?

 こうして、今日の実習は終わったのだが、明日の学年対抗戦に向けて、一年の秘密兵器だった美咲の弱点をさらしてしまったことにもなった。


「ねえ、これでよかったの?」


 いまさら、(明日の前に余計なことをしてしまったのでは?)と、メグミは心配してしまうのだが――


「それでイイ。他の学年も風属性について対策を考えてくることだろう。今のうちに現実を知っておくべきだ」


 メグミは「ふーん」と、なんとなくわかった気分になる。まあ、異世界の大賢者様がそう言うのだからそうなのだろう――


「ねえ、ところで聞きたかったんだけど、どうして鈴来さんに風属性の適性があるとわかったの?」


 ダグラスは「ああ」とつぶやいたあと――

「オレのいた世界にも風属性の魔導士がいたのだが、なぜか性格がよく似ているんだ」

「性格?」

「そ。おっとりしていて、オドオドしているような――つまり、あまり攻撃性を感じない性格というのか?」


 メグミは「ああ――」と声が出る。確かに美咲は引っ込み思案な性格だ。


「属性との相性は精霊の好み――なんて、言い伝えもあるくらいだ」

「精霊の好み?」

「風の精霊は自然を愛する、気持ちの穏やかな人物が好みらしい。逆に攻撃的な性格は火の精霊が好むってね」

「ふーん……って、それ、遠回しに私が攻撃的だって言っていない?」


 ダグラスは黙って、メグミから離れて行った。


「ちょっと! なんか言ってよ!」


 そして、学年対抗試合の日となった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ