読まなくていいです「二度目のアキト」
完全版「この世界では転生できなくなったので、異世界で転生することにしました 。」一部です(行間修正)
「おさじょ」のネタバレ多数なので読まない方が良いと思います
また初期の頃なので文が稚拙です。
今後これを再編して「二度目のアキト」として掲載します
パロディーが多いので修正後はだいぶ違うものになります
俺は10年前、警察に捕まった。
痴漢冤罪でだ……。
日本の痴漢冤罪は女に良いところを見せたい男どもの手によって作られる。
助けた女の子とお近づきになりたいがためだ、明日は我が身だというのに。
そして警察に身柄が引き渡された時点で99.9%裁判をしても負ける
裁判官は頭でっかちのフェミニストで占められているからだ。
あいつらは多分電車に乗ったこともないんじゃないか?
俺は断固として痴漢を認めなかったその結果、信用と職を失った。
受け入れてくれた家族には感謝しかないが
人が怖い……。
俺は家に引きこもぅた。
両親は俺の冤罪を信じてくれた、しかし人が怖くて働けない。
俺は家で仕事をするためパソコンを購入した。
しかし、その考えは甘かった。パソコンを仕事に使う知識もないので仕事に生かせるわけがなく、ネットサーフィンして現実逃避するだけのものに成り下がった。
なにもやる気が起きない。
ネットサーフィンをしていると、バナー広告に『人間に絶望した』とか『人類は皆殺しだ!』というような広告を見かけるようになった。
それはオンラインゲームの広告で、その名も『MMORPGウルガスオンライン』と言った。
ウルガスオンラインはスマホと連動型のゲームでPCの方で捕まえた魔物をスマホ側の魔物専用ダンジョンで育成することが出来るのだ。
もちろん育てた魔物はPC側に召喚して戦わせることができる。
種族は5種族に分かれており超大陸は全部で6つ無所属の中央を囲むように5つの領地が取り囲んでおり4年に一回中央大陸にあるウルガスの塔を目指して進軍する。
ここで一番最初に神の間にたどり着いた種族が4年間ウルガス神の加護を受け通常は7つしか覚えられないスキルが4種類追加され11種類まで覚えられるようになる。
まあ、ゲーム時間の4年間で実際は2週間なのだけどね。
しかし良い年した大人が親の金で生活して、ネットゲームで三昧とか良い身分だよな。
正直死にたくなる……。
「おっと4キャラ目カンスト」
これで亜人族は全部カンストしたわけだが。しかし、人間勢力弱すぎんだろ。
この世界じゃ人間は最弱種族、好き好んでやるやつはマゾだろうしな。
全体的な種族バランスは悪魔族36:爬虫族22:不死族26:巨人族15:人間族1の割合である
「爬虫族のレジェンドである俺様がテコ入れしてやっか」
俺は24時間ログインしてる、このゲームの裏も表も知り尽くしている。
俺に聞けばわからないことはない『生けるウィキペディア』とか言われてたりする。
そして何を隠そうこのゲームで、ただ一人の竜人種でもあるのだ。
竜人はリザードマンから初めて種族進化を何度もして最終的にエンシェントドラゴンであるデルス マグルスをソロで倒してその心臓を手に入れることで進化することができるという解放条件が極悪 な種族なのである
しかし、その強さは龍そのものであり爬虫族最強種でもあるのだ
新キャラ作成っと、顔とか髪型とか選ぶのめんどいな…
とりあえずデフォルトキャラを少年タイプに設定でいいだろ。
「デフォルトでイケメンかよ、人類死ね。……まあいい確定と」
その瞬間窓の外が光りに包まれ、俺は意識を失った。
うっ……。頭がくらくらする。
目を覚ました俺を、覗き込むように金髪碧眼の幼女がに立っていた。
『ワレワレハウチュウジンダ オマエマルカジリ』
「はぁ?むしろお前を食べてやろうか?性的な意味で!」
この男、幼女には強気である。
『……』
『ア↑ナ↑タ↑ハ↑→カミヲ↑シンジマスカ↑↑』
「あ、自分無宗教なんで、そういうのは間に合ってます✋」
『……』
『まあ、良いですわ本題に入りましょう』
ヤレヤレと首を振る少女はまるで自分のギャグが通じないのは俺のせいだと言わんばかりの蔑んだ視線を投げかける。
かわいい女の子にそんな目で見られるとぞくぞくするな。新しい性癖に目覚めそうだぜ。
しかし、この状況はなんなんだ本当に神か宇宙人か。
『あなたはさきほど死にました、覚えてますか?』
「そんな! 俺は部屋でゲームしてただけだぞ」
心臓麻痺か?韓国でネットゲームのやりすぎで死んだ奴がいたとか聞いたことはあるが。それともあの閃光は核爆発の光だったとかないよな?
『はい嘘です。覚えてるとか言われたらどうしようかと思いましたよ』
そう言うとキャハはと口元を抑えて笑う。めちゃかわいい。とは言え殴りたい、その笑顔……。
「それで要件は何でしょうか? 帰ってゲームをしたいんですが」
『せっかちですね。せっかちな童貞は女に嫌われますよ』
「はぁ? 童貞じゃねーし! やりまくりだし!」
まあ、10年以上使ってないから、ある意味セカンド童貞か。いやここはあえて栄誉童貞ということにしよう。
『まあ、あなたの女性関係とか興味ないので、話を戻しますね』
この糞幼女、マジでやってやろうか?
良かったな。俺にロリ属性が無くて、あったらやられてたぞ。感謝して震えて眠れ!
『そんなゲームをやりたいニートゲーマーのあなたに朗報です』
そう言うと幼女は円錐状の機械の前に手を差し出した。
ブォンという音とともに立体映像が飛び出す。一つは地球、もう一つはなんだ? 月にしてはデカすぎる、まるでもう一つの地球だ。というかこの地形はウルガスじゃないのか?
『もうおわかりと思いますが一つは地球です、真名をニデアといいますもう一つは反地球その名をウルガスと言います』
幼女は星々を指しながら、眉間にしわを寄せとわなわなと肩を震わせると一気にまくし立てた
『2つの星はもともと双子星でした、しかし月のルナリスが外宇宙より飛来して私達に迫りました、そのままでは3神とも衝突して死んでしまうので、自身を操作できる私が避けて事なきを得たのです、しかもですよあの糞女そのまま居座りやがったんですよ!元々は連星だった私達ですが月がニデアにとらわれてから現在は太陽を挟んで反対側に存在します、 ニデアも妹欲しかったとか言ってそのまま衛星にしちゃうし!』
あ、ウルガスさんお姉さんなんですね幼女なのに
「いやいや、そんな星は観測されてませんよ反地球は存在しないって証明されてますがな」
このくらいの知識、世紀末を生き延びたおっさんなら誰でも知ってる話だぜw
『それはですね、あなた達人間ががビビりなので観測できないように太陽神アシュテイクムがウルガスを隠匿したんですよ』
『神々はあなた達の至福で満たされた魂を望んでますから、恐怖で味付けされた魂は不味いので嫌なのですよ』
おい、今聞き捨てならないこと言ったぞこの幼女…魂を食べるってなんだよ…
「神って魂食べるの?」
『ええ、そうですよ死んだ魂は神に食されます』
「俺たちって食料なの?家畜なの?」
『ああ、勘違いしないでほしいのですが神が食べるのは魂だけで霊体は食べませんのであなた達の存在はなくなりません』
『まあ、そのせいで記憶なくして一からやり直すことになるんですけどねw』
そりゃお釈迦様も食事される側なら
嫌がって解脱の一つもしたくなるってもんだわ
仏陀マジリスペクト
『まあそれは置いておいて、あなたにはこれからウルガスに行って人間族の希望になってもらいます』
「ええと、期待してもらって悪いのですが俺なんの力になれないと思いますよニートだし」
『ええそうですね、あなた自体には何の期待もしてないですニートですし』
人にニートとか言われると腹立つな…
まあ,事実だし気にしてないけど、
あれ、目から汗が…
泣かない僕男の子だもん!45歳のおっさんだけどな!!
『あなたがやっていたゲーム、ウルガスオンラインは私が干渉して作らせました、あれがウルガスそのものなのです』
『しかも今なら、ゲーム時代に稼いだお金や装備、スキルなどもおつけしますよ?』
おいおいまじかよ、あのゲームの世界がリアルで存在するわけ!?
しかも、カンストスキルまでつけてくれるのかオトクすぎるだろ!俺の時代来ちゃった?無双しちゃう?かあちゃん…俺ここでなら頑張れる気がするよ。
『どうです、この話だけでも行きたくなったでしょう?』
俺の心を見透かすように幼女神はニヤリと笑う
まあ、でも本当にウルガスがあるなら行ってみたい
元の世界じゃ犯罪者のレッテル貼られて詰んでるしな
新しい世界でウルガスドリーム掴んでやるのも悪くないか
でも待てよ、あの世界人間種迫害されてるよな…
「あの世界って人間迫害されてるよね?」
『現実のウルガスは5種族すべてが争い合ってますよ、人間族だけじゃなく他種族は全員敵です、』
うはぁ四面楚歌かよ、敵の敵も敵、他種族は全部殺戮対象か
「あれ?おかしくないか…なんで人間族だけ肩入れするんだ?」
『あれ、気がついちゃいました?そこ聞いちゃいます?聞いちゃいます?』
口に手を添え悪巧みするような顔で近づいてくる幼女
めんどくせえ…
『それはですね人間族の魂が美味しいからなんですよ他の4種族の魂はまずくて
何度か地球産の魂食べたことあるんですがあれはやばいですよ、得に日本人の魂は極上でした』
まるで恋する乙女が片思いの男性を思うよな、うっとりとした表情で恐ろしいこと言う幼女…
「それで日本人である俺が選ばれたわけか」
『そうです、それと地球に居ても何の役にも立たない人間ならニデアがくれるというので、ウルガスオンラインをやっていて地球のために役に立たない人を選ばせてもらいました』
役に立たないって言われた…
俺の存在全否定…
死にたい…
『まあニデアでは役に立たないですが私としてはウルガス最強種を2種もお持ちの方ですから喉から手が出るほど欲しい人材ですよ、いうなれば勇者様ですね』
勇者か…勇者ってガラじゃないけど福利厚生充実してるし地球に居ても良いこと無いし
力も金もあるならモテモテになる可能性もある、こりゃあワンチャンあるで!
あと気にかかることと言ったら…
「どれい…奴隷は奴隷は合法ですか!!?」
『モテナイ童貞が奴隷でウハウハハーレムする気ですね、合法ですよ、よかったですね童貞捨てれますよwww』
こいつの中で俺は童貞確定なんだな…
しかし奴隷制度のある世界ヘタすると俺が奴隷になるかもしれんから気をつけないとな
フラグじゃないんだからね!
「あとこのスマホの連動機能使えるの?」
『それは使えませんね、私の干渉外のことなのですよ面白い要素を入れようとしたゲーム会社のオリジナルなんです ⦆]
このゲームの目玉機能使えないとかクソゲー決定じゃないですか
はぁ、大量の召喚獣たちが育成時間が無に消えた、ここが地獄ですか、そうですか…
『しかし、そのスマホの機能は面白いですね…』
「というと」
『これはある意味モンスターに対しての私達神的存在ですね…』
ああそうかモンスターの魂を吸収するから神と同じシステムなのか
『ちょっといじれば使えるようになりますね』
そう言うと幼女は指をスマホに突っ込んだ、何でもありだな…
おいおいなんか光ってるけど壊さないだろうな、
まあ、どうせウルガス行くつもりだから壊れたら壊れたでなんか特典つけてもらうけどw
『はい、出来ましたよこれでウルガスでも使えるようになりました機能は少し変わりましたけど』
「え、かえちゃったんですか!」
『そのままだと使えないですし機能も拡張してアイテムBOXとかもつけておきましたから改悪ではないと思いますよ、あと召喚獣の卵一個プレゼントしておきましたから余裕があったら育ててみてください詳しくはチュートリアルを見てね』
説明すんのめんどくさくてチュートリアル作りやがったな
まあ、確かにゲーム時代でもなんでも聞いてくる奴ってうざかったもんな
『では、ウルガスに言っていただけますね?嫌と言っても送るんですけど』
まあ、この幼女神の思惑通りなのは気に食わないけど
これだけお膳立てされてたら行くしか無いよな
「わかった行きますわ、それしかなさそうだし正直面白そうでもあるしね」
『ありがとうございます、あなたのこれからの人生に幸多からんことを』
そう言うといきなり目の前に閃光が走った
またこのパターンか…
アキトが送られたのを確認した後幼女神はつぶやく
目には憎しみの光を宿し、その身を業火にに焼き尽くさんほどの怒りを纏い
『私だけがこんな目に遭うとか不平等ですもんねニデア…』
★☆★☆★
うっ…頭がくらくらする…
目を覚ますと俺を覗き込むように金髪碧眼の幼女がに立っていた
「おじちゃん大丈夫?」
「ああ、ありがとうちょっと立ちくらみがしてね」
「気をつけてね?」
そう言うと軽やかな足取りで去っていった
得に物語も起きなかった
というか、おじちゃんだと…
現状把握が大事だな
服はウルガスオンラインの初期装備と同じ服だな
腰にスマートフォン入れがついていて、中にはスマートフォンが入ってる
他に所持品はなし、顔はスマホの反射でみる限り…
「まんま俺やないかい!45歳の俺やないかい!!」
おいおいウルガスのキャラでやらせてくれるんじゃないのかよ、イケメンじゃないのかよ!!!
話違わね?
こんなおっさん顔じゃモテないだろ引きこもっったせいで肌も白いしお腹も少し出てる
髪もちょい薄い…完全に不健康な人
たしかあいつなんて言ってたっけ
『しかも今なら、ゲーム時代に稼いだお金や装備、スキルなどもおつけしますよ?』
あ、ああああああああああああああああああああああああ
くっそ!ウルガスのキャラでイケるって言ってないわ
何やってんだ俺、いちばん重要なところだろイケメンになるのは…
オワタ…俺の人生オワタ…
「ていうか装備とか金どこよ、ってそう言えばスマホに機能色々つけたとか言ってたな」
俺は道路沿いの柵に腰を下ろしスマホを操作した
『やっほーイケメンになれると思った?残念おっさんでしたwww』
操作すると突然文字が現れた
こいつわざとだなわざとこの姿でよこしやがったな
『ではチュートリアルを初めますか?はい/YES』
選択肢がはいしかね~だろ!
クソおちょくられてる
送っちまえばこっちのモンってかあのクソ幼女女神
その後1時間ほどの嫌がらせチュートリアルを経てわかったスマホの機能は以下のとおりである
*無限アイテムBOX搭載
*モンスターを倒すと自動で剥ぎ取りしてアイテムBOXに保管される
*歩いてるだけで半径10m以内の薬草、魔草を回収しアイテムBOXに保管する
*ステータス画面がありそこでスキルの入れ替えができる
*倒したモンスターの魂を吸収しオーブに貯める
*10体までの召喚獣をアルカナ化し保存しておくことができる
*このスマホは破壊不能の神器であり、登録者より10m以上離れると自動的に手元に戻る
*充電は不要。魔力で動いてるのでMP0になると使用不能になる
*MAP機能付きサーチ機能もついており敵属性の居場所がわかる
*ヘルプ機能
思ったより多機能だな
自動剥ぎ取り機能とか薬草、魔草自動回収か最高だわ
現代人にモンスターの剥ぎ取りとかムリだからね、もしこの機能なかったら剥ぎ取り専門の人うことも検討に入れてたわ。
ていうか召喚獣の卵無いよ?なに、どういうことおちょくってんの?
なにげに召喚獣の卵に期待してたのに…
クソ、無いものは仕方ない
まずは、ステータスチェックだよな、どんだけ強いのよ俺
アイコンをクリックすると衝撃の数値、
「レベル…1だと…」
どういうことだよ、
あ、ああああああああああああああああああああああ
あのクソ幼女神
またか、またあなのか、あの幼女がほくそ笑んでるのが手に取るように分かるぜ…
『しかも今なら、ゲーム時代に稼いだお金や装備、スキルなどもおつけしますよ?』
つまりお金や装備、スキルはあげるけど、レベルやアイテムは上げませんよってことじゃねぇか!!!
やられた…
まあ、それでも何もない状態から始めるよりはかなりましか
スキルはちゃんと5キャラ分あるしな
ん?セットしないと使えないのか
じゃあまずは竜人の種族スキルブレスだな
これは正直やばいチートスキルである
威力はランク8の魔法に相当する、しかもMP消費なしで撃てる
「これさえあればLV揚げなんてサクサクっすよっと」
開いてるスキル欄にブレスを移動させた
ブザー音とともにブレスは弾かれた
「あれ、はじかれた」
警告『種族スキルはその種族しか使えません!』
「…」
「まあ、他の一般スキルもマスタークラスだし種族スキルじゃなきゃ良いんだろ、とりあえず剣術だな」
開いてるスキル欄に剣術を移動させた
ブザー音とともに剣術は弾かれた
警告『レベルが低いためスキルスロットが開放されてません!』
ふぁぁぁあぁぁぁぁぁぁっぁだdwふぁqf
あ、まだ装備もあるじゃないか
最高クラスの装備つければなんとかなる!
これだ竜族最強の槍 暴蛇軀舞神の槍だ!
これ、すごいんだよ
八匹の蛇がね槍からでて嵐になって敵を切り裂くんだ…
範囲武器で30マス以内にいる敵は皆殺しなんだよ…
すごいんだよ…
開いてる装備欄に暴蛇軀舞神の槍を移動させた
ブザー音とともに暴蛇軀舞神の槍は弾かれた
警告『種族が違うため装備できません!』
装備できればね…
まだだ、まだ金はあるんだ、金で良い装備と人を雇ってパワーレベリングすればなんとかなる
俺はスマホから10C取り出し近くの屋台に走った
「すみませんこれでその鶏肉いくつ変えますかね」
「おっさん何だそのガラス板、そんなもんで買えるわけねーだろ肉が欲しけりゃちゃんと金だしな」
俺の異世界生活苦難の旅になりそうだ
拝啓おふくろ様
お元気ですか。ご無沙汰して申し訳ございません。
現在幼女神の嫌がらせによりDead or live状態です。
MAJI☆ミ世紀末、いや乱世でござる…
先立つものが無いので作るの大変だったけどランク7の使わない剣売りに行ったんだけどまさかこんなことになるなんて…
30分前
「金が無いとなにもできないな、使わない武器売るか」
スマホを操作して、いらない武器を探した
ええと、この剣でいいか
ランク7だけど作るの時間かかったんだよなこの蟷螂ノ剣
「まあ、背に腹は代えられないか」
俺はMAP機能を使い買い取り店を検索した
ちょうど近くに店があったのでそこで売ることに決めた
「奴隷も扱ってるところなのか」
看板には奴隷商の文字
ってなんで異世界言語読めるんだ?
まあ、幼女神がなんかしたんだろ
あの幼女微妙にちゃんと仕事してるところが逆にムカつく
暖簾をくぐるとそこには恰幅のいいおっさんがいた
要するにデブのおっさんがいた
俺を一瞥するも直ぐに目をおろし帳簿を見出した
うあ、態度わるいな
まあ、初期装備だし仕方ないか、かなりみすぼらしいし
その左手にはモヒカンがいるこえー、モヒカンだよモヒカン地球でも人生で2回しかあったことねーけど地球のモヒカンはヒョロガリで怖くなかったけど
こいつはやべーガチムチモヒカンの怖さは異常…
「なんのようだ」
う あ、あからさまに客扱いしてねーよこのデブ
「ええと剣を売りに来たんですが買い取りしていただけますかね」
「武器ランクはいくつだ」
「ちょっと低いんですけどランク7です」
「はぁ?馬鹿にしてんのか?」
モヒカンが威圧してくる
なにこれモヒカンも店の人なの???
こんなやばいやつ雇うなよ怖くて店で買い物できねーだろ
モヒカンに、あらあなたにはこの服がよくお似合いよとか言われたら卒倒しちゃうだろ?
「す、すみません低くてすみません」
「バカそうじゃねーよ、ちょっと見せろ!」
俺はビビりながらも剣を見せる
モヒカンはそれを受け取るとデブに渡す
「鑑定」
どうやら鑑定のスキルを持っているようだ
デブの手元が光って蟷螂ノ剣を鑑定する
鑑定を公平に期すために鑑定士と売り手、又は買い手には鑑定結果が見える
蟷螂ノ剣
剣 ランク7
装備種族:爬虫人
特殊効果:斬撃延長
「なっ!本物だ!!お前これをどこで手に入れた!!!」
急に立ち上がり大声で俺に掴みかかってきた
「いやどこってつくったんですよ自分で…」
あ、あかん失言したこれやばいパターンやこのまま監禁されて陵辱されちゃうパターンや
薄い同人誌みたいに!くっ殺せ!
たかだかランク7の剣でこれか、ガチで監禁されそうな勢いでまじ怖い
よしこの際あの剣は諦めよう、俺はデブを突き飛ばして逃げた
後ろからデブの声が聞こえた
「モヒやつを捕まえろ!」
って言うかあのモヒカンの名前モヒかよ…
モヒ・カーンとか言うんじゃねーだろうなwww
名持ちとか貴族の出自だったりしてな
って逃げながらそんなことを考えてたらおかしいことに気がついた
身体が軽い、長年ニートしてた45歳のおっさんなのに走れる
とはいえ、モヒ速いわ、何だよあいつ足にリニアついてんのかよ
角一つ曲がったところで捕まっちゃいました。
「おい急に逃げんなよ、何も取って食おうって話じゃねーだろうしな」
いやいや、こいつ完全に嘘ついてるでしょ、悪人面全開ですよ
口元にやけてますよ…助けてよ幼女神、僕の冒険始まる前に終わっちゃうよ?
”ストーングラベェル”
無数の石つぶてがモヒカンを襲う
「なんじゃこりゃ!」
モヒカンは石の海に沈んだ…合唱ナムぅ…
「こっちよ!」
マスクをした白髪の女性が俺の手を引いた
くっ柔らかくて温かい、久々の異性のぬくもりがこれとか
一難去ってまた一難さっきの石このこの魔法なんだろうな…
どうしよう、こういうときは三択だ!
①一緒についていく
②とりあえずついていく
③離れずついていく ⬅
ついていく以外の選択肢がねぇ
そりゃそうかマスクで顔見えないけど胸がでかい!身体もムチムチ!
それだけでついてく価値ありでしょ?
ここでついていかなきゃホモでしょ?
いつ行くの?
「今でしょ!」
「え?」
女性は驚いたようにこっちを見た
その瞳は真っ赤な緋眼、赤髪緋眼とかアニメでしか見たことないですわ
「まあ、ココらへんまで逃げれば大丈夫でしょう」
女性は一息つくとマスクを取った、美人でした
ありがとうございます、ありがとうございます
生きててよかった幼女神様々です
もし今度会うことがあった嫁にしてあげよう
ロリ婚しよう、そうだそれが良い!
というか地球と双子星ならロリBBAだし犯罪じゃないよ?
なんか趣旨がずれたが今は遠くのロリより近くの美人
「あなた馬鹿?流民でしょ?黒色の髪してたら悪目立ちするわよ」
彼女はそう言うと腰のバックから巾着を出した
「ルミンって?」
「動かないでね」
そう言うと巾着の中の白い粉を俺の声を遮るようにして頭にかけ呪文を唱えた
”ヘアーカラーリング”
おーなんか頭の上で光ってる
まさか禿げて光ったわけじゃないだろうけど
大丈夫だよね?
お願いだから毛根に優しくしたげてぇ~毛根のHPは0よ!
「はい、これで髪の毛白くなったわよお代は助け賃込みで20Gでいいわよ」
この女、金を取る気満々である…
あれ詐欺られたんじゃねこれ、人生終わっちゃう?ここで終わっちゃう?
「すみません無一文なんですよ」
彼女はプッとふきだしケラケラ笑いだした
「ごめんごめん冗談だって、そんな今にも死にそうな顔しないでよ」
笑いながら肩をバシバシ叩いてくる
あかん、苦手なtypeだ。
「助けていただいて、ありがとうございました、ところでルミンっていうのは何でしょうか?」
「流民っていうのはこの世界とは別な世界から来た人たちのことよ黒髪黒眼が特徴ね、まさにあなたでしょう?」
ということは俺以外にも結構日本人?が来てるのか
あの幼女神なにげに魂の養殖が趣味なんじゃねーか…
「ところで、おじさん行く当てないんでしょ、うちに来なよ、仕事も斡旋してあげるから」
ほう。この女ニートの俺を働かせようというのかね?
とは言え今日食べる金もないし提案にのるしかないよね…
そんな俺の腕を掴み彼女はにっこり笑う
笑顔の似合う女からは逃げられない
胸当たってますよ胸
ぐぅ…
「す、すごくありがたい話なのですが、なんで私のようなものを雇っていただけるんでしょう?」
「ああ、それは私、お店持ってるんだけど性格があれで従業員が続かないのよ、流民ならお金ないから続きそうじゃない?その程度の理由よ」
え、その程度?性格があれって何なのさ…怪しさ満点なんですけど…
「うーん、ムリにとは言わないよ、今回助けたのもほんの気まぐれだし」
彼女は腕を振り払い振り返り手をひらひらさせてあるき出した
え、俺もう切られたの早いよ即決即断じゃないとだめな人かよ、もう少し頑張ってよ
どんだけ諦めやすいんだよ!
諦めたらそこで試合終了ですよ!
「ま、待ってください働きたいです、お願いします」
追いかけた瞬間彼女は振り返り手をギュッと握りニヤリと笑った
「なら、契約成立ね」
握手した手が淡い光りに包まれた
「これで雇用契約完了したから、違反すると死ぬからね?」
「ちょ、え、え、ええええええぇぇぇ」
「勉強その一、簡単に相手の言うことは信じちゃダメよ」
やられた、この世界俺に厳しすぎやしませんか
幼女神様助けてよぉ…
「まあ、別に奴隷のように使おうってわけじゃなしこの世界のことも教えてあげるから安心して、それにちゃんと給料も出すし一日2食付きよ、まあ給料は歩合制だけどね」
歩合制って…まあ食うに困らなそうだから良いか
仕方ない、というか年下に良いようにあしらわれるとか平和ボケした日本人さまさまだな
「私の名前はアイシャ、こう見えても大魔導師です、よろしくね!」
「あ、よろしくお願いします、俺の名前はアキトです、大魔導師?大魔導師ってなんですか?」
「あー流民じゃ知らないか、ドヤ顔しちゃったよ…魔道士ギルドのランクで上から2番めのランク、と言っても一番上はギルドマスターだから実質大魔導師が一番上ね」
「すごいですね…、ところで冒険者ギルドってどこにあるんでしょうか?身分証とか欲しいんですけど」
「冒険者ギルド?冒険したいとかいい年して子供なんだね、」
「いえ、ダンジョンとかモンスター討伐とか採取とかの以来を受けるギルドですけど、ないんでしょうか?」
「この世界には4つのギルドしかないね魔道士ギルド、戦士ギルド、商人ギルド、職人ギルド」
「あなたの言うような冒険者ギルドなんてあったら、自分たちのギルドメンバーが損することになるから依頼なんてしないでしょ、依頼するなら自分のギルドメンバーにすれば良いわけだし」
確かに言われてみれば既得権益を守るなら所属ギルドのメンバーに仕事回すよな…
「まあ、それでも素材の買い取り、薬草や魔草はどこのギルドでも買い取ってもらえるわよ、所属ギルドに売ったほうが高く売れるから普通はよそに売らないけどね、ギルドに入会できない連中もいるしね」
「ギルドは誰でも入れるわけじゃないんですか…」
「ギルドメンバーの弟子しか入れないわよ、しかも弟子は3人までしか取れない上に正会員権を譲れるのは その中の一人だけなのよ、だから弟子は正確には準会員扱いね、大体は自分の子供に譲るのがパターンね、たまに規格外の怪物がいると特別会員枠でギルドメンバーになる人もいるけどね」
なるほどせっかくの既得権益を他人に譲るけ無いしできれば自分の子供に譲りたいよな
ゲームじゃギルドに際限なく加入できたけど、現実社会じゃそのほうが合理的か
まあニートだから小難しいことはわからんけどな
「身分証か…採取してきてもらうのに城門の外の森に行ってもらうつもりだから、必要よね」
あごを指で挟んで考える仕草かわええ…
こんな子が彼女だったら人生バラ色だろうに
「そうね、しかたないか、あなた私の弟子になりなさい光栄に思うと良いわ1番弟子よ」
「で、弟子ですか…」
「何よ嫌なの?大魔術師の1番弟子よ?普通は大金を積んでお願いしても断られるレベルなのよ?」
「あ、はい、お願いします、弟子になりたいです」
アイシャは破顔し、よしよしと頷く
「じゃあまず魔道士ギルドに行って弟子登録しちゃいましょう」
そう言うと俺の腕を掴みながら走り出す
何この可愛い生物…
なんか騙されたのどうでも良くなるわ
母さん
俺この子の奴隷として生きていきていくよ~
アイシャさんっていくつなんだろ?靴のサイズでもなくバストのサイズでもなく年齢な!
っていうか、走るの早くね…
やばいやばい、この人やばいよ!
モヒカンよりはええええぇぇぇぇぇぇ
腕痛てぇぇええ
宙に浮いてるって、俺もう走ってないんですけど…
ていうか屋根の上飛んでるんですけど…
なにこれ俺ピーターパンになっちゃった?拗らせてネバーランドに来ちゃったの?
「ここが、魔術師ギルドよ、」
俺は、その場に突っ伏した
「何寝てんのよ、今日はまだやることあるんだから、サボりは許さないわよ」
襟首をぐいっと掴み叩き起こされた
わかったわこの人周り振り回すtypeの人間だわ
従業員それでやめてるんだわ…
「こっちよ」
「はい…」
そしてそのままズルズル受付まで引きずられる俺…
「アイシャ様今日はどう言った御用でしょうか」
「この人を弟子登録してギルドに入れて」
「その方ですか…アイシャ様より年上に見えますが…」
「年上を弟子にしちゃダメってルールなんかないでしょ早くしなさい」
「いえ、しかし定例では…」
「二度も言わせるな早くしろ!」
「少々お待ちください」
完全にビビってる、逃げるように奥に逃げていった
「ちっ」
アイシャさん舌打ちこわいっす
しばらくすると黒衣を着た白髪の淑女がでてきた
「アイシャ、あんたが弟子とるとか、天変地異の前触れかね」
「うるさいババア、いいから早く登録して」
「ギルドマスターをババア呼ばわりするんじゃないよ」
「43歳とかババアでしょ」
【悲報】ギルドマスターが俺より若い件
「っていうかあんたの弟子、私より歳上なんじゃないかい…」
「弟子に年齢制限なんかないでしょ、やる気の問題よ!」
「やる気もあるようには見えないがねぇ」
はい、すみませんニートなものでできれば養ってほしいです
「まあ、あんたが弟子とるとかこれまでなかったことだし特例として認めてあげるよ、どうせその人を後継者にと考えてるわけでもないんだろ?」
「ふん」
「あんた名前は何ていうんだい」
「アキトです」
「ふむ、アキト、魔道士ギルドは魔法、秘薬調合術、魔具等に関する研鑽を目的としています、普通はどれか一つを徹底的に研鑽してマスタークラスを目指します、あなたは何を目指しますか」
「できれば色々学びたいです」
「…私の話は聞いてましたか?」
「そいつが学びたいって言っているんだ早くしなよ」
「はぁ、師も師なら弟子も弟子ですか、まあ良いでしょう茨の道ですが頑張りなさい」
「彼の者の全てをさらけ出せ”ディライト”」
そう言うとマスターの手元にスクロールが現れた
「ふむ、平均よりもステータスは高めのようですね、しかし、スキル無しですか…」
ですよね~
スキル無しとかこの世界死亡フラグですわ
「これはステータススクロールですあなたのステータスを表示しますので大事にしなさい」
ギルドマスターは俺にスクロールを渡すとペンダントを俺の首に下げ祈りを捧げた
「彼の者に始祖フィリアの加護あれ”フィリアプロテクション”」
「これであなたは魔道士ギルドの一員ですこのネックレスは身元を保証するものでこれを守衛に見せれば城門を出入りできます」
なるほど兵士がつけてるタグみたいなものなのか
「更にあなたには始祖フィリアの加護が付き魔力回復スキルが付きます、これを鍛えれば魔力の回復が早くなります」
はぁ?魔力回復スキルだと…そんなものウルガスオンラインになかったぞ
基本どんな職でも魔力回復はみな同じだからこそ使用魔術による魔力量の逆算もできたのに、これはアドバンテージにもなるが、相手も持ってるものとして考えないといけなくなるな
というか、スキルスロット開放されてるのか?
うースマホで確認したい
しかし、ここに来て新スキル獲得かよ
なにげにゲームのときと違うことが多いな
まあ、幼女神はウルガスの神だしな、地球の人間相手にはそれほど強い干渉できなかったのかもな
「よしそれじゃもうここにはもう用はないから行くよ」
「はい、アイシャさん」
振り向きざま殴られたグーで
なにこれこわい、俺なんかしましたっけ?
「お師匠様と呼べバカモン!」
「はい、お師匠様!」
「よし!」
ご満悦である、この女ご満悦である
可愛んだけど、可愛んだけど、なんか幼女神とつながる感覚しか無い
その後彼女の家に一緒に行ったわけだが……
汚い…ありえないでしょ、部屋だけならまだしも店舗も汚いとか店やる資格ないよこれ
「とりあえずあんたの仕事は部屋の掃除と店舗の掃除、それが終わったら錬金の器具の掃除、その後は食事の支度ね店番やりながらお願いね、お金の計算くらいはできるでしょ?あと明日からは薬草、魔草の採取もしてもらうからそのつもりで」
アラヤダ亭主関白
おじさん濡れちゃう、涙に……
きついよぉ一気にまくしたてられても覚えきれないよ
ていうかこの人、俺に料理作らせる気だよ
ニート料理なんて基本創作料理だぞ
ありえんて、ありえんて、アルデンテ
掃除しよ……
汚いは汚いんだけど、店舗は埃がメインだな
客来てないのかこれ、よくこれで生活できるな
掃除は上から埃落とす、おっさんならニートでもそのくらい知ってますよ!
できるニートそれが俺!
そして俺の誇りはすでに無い。
掃除してわかったんだが、文明レベル中世かと思ったらなにげに高い
冷蔵庫はあるし上下水道完備、コンロ、エアコンこれ文化レベル地球と変わらんよね
通信機は国が管理していて一般人には出回らないのでTVとかもないらしい。
店番させられるなら商品の値段と種類覚えながらやらなあかんな
ポット類は
毒消し:品質C(30S)
麻痺回復薬:品質C(30S)
回復薬:品質C+10(50S)
品質あんまりよくないな…
ってうか回復薬+10しか回復しないのかよ
普通+30だろ、師匠は秘薬調合術はあんまり得意じゃないのかな
へっぽこなのかな
聞かれたら殺されるな…
「すみません、開いてますか?」
金髪碧眼の少女がいた
150cmないくらいの可愛い子だ
ロリ巨乳である
というか完全に俺の理想郷がそこにあった
この子と生きていけるなら魔王さえも倒せると思うよ俺
やばい超好み
「あのう?」
「あ、すみません、いらっしゃいませ汚いところですがどうぞどうぞ」
「汚くて悪かったね…」
そこに魔王がいた赤髪緋眼の魔王がいた
ロリ巨乳ちゃん僕は魔王を倒せなかったよぉ…
「なんのようビッチ」
「アイシャ、やめてください、わたしはビッチじゃないですよ」
「その男に媚び売ってるような身体がすでにビッチなのよ」
「そんなこと言ったらアイシャだって相当なもんですよ、そうおもいますよね?」
突然振られた
こんなおっさんに話しかけていただいてありがとうございます
大丈夫女性を敵に回すようなことなど言わない選択肢は常に一つ!
「ふたりとも最高です!」
ロリ巨乳に姉系巨乳どちらも大好物ですサムズ・アップする俺
その瞬間魔王が魔神にクラスチェンジしました
ロリ巨乳ちゃんも俺を軽蔑の眼差しで見てる
やばい変な性癖に目覚めそう
「はいはい、わかったわかった、ていうかあんたの稼ぎならうちに来なくてももっと高級店の回復薬買えるでしょ、そっちいきなさいよ」
「今、魔草や薬草が品不足でポーションが品不足なんですよ」
「そもそも、あんた後ろの男たちが守ってくれてるんだから回復薬なんていらないでしょ」
よく見るとロリ巨乳ちゃんの後ろに筋肉ダルマが3人いた
「おいおいそりゃね~だろ姉ちゃん」
フンとそっぽを向く師匠
筋肉だるまあんま怒ってないな気がいいやつなのかな?
まあいい、俺の眼には男は映らない
そういう仕様なのだ
というかビッチなのか、夜はくんずほぐれつこの筋肉だるまと相撲取るのか?
騙されたよビッチさん
だがビッチならワンチャンあるかもしれない
土下座してお願いすれば……
しかし、この筋肉だるまたちを押しのけてナンパは流石にできないな。
仕事しよ……
「ていうかお客さんに何いってんですか、店番は俺がしますから、師匠は研究しててください」
ジト目で睨む師匠、ゾクゾクします…
「ふん、いいわ値札ついてるから適当に売りなさい、あと魔草と薬草は売り切れ中ね、明日あんたに採取いってもらうから」
明日っすか、マジで明日行くんですか?
殺す気ですか、死んじゃいますよ、
こんな低レベルで採取行ったら死んじゃいますよ?
「師匠、武器もないし魔法も使えないんですが……」
「飯食べたら教えてあげるわよ、死にたくなかったら掃除と食事の支度がんばりなさいね」
そう言うとさっさと研究室に戻っていった
師匠スパルタである、俺の癒やしはどこにあるのよ
「わたしのせいでごめんなさい…」
上目遣いで謝罪をするビッチさん、何このあざとい生物
君になら何をされても許しましょう
ええそうですとも、ウルガス神さまの名のもとに誓いましょうとも!
あの幼女に対する信仰心はこれっぽっちもないけどね
そして俺の癒やしはここにあったわけだ。
「いえいえ、ビッチさんのせいじゃありませんよ、師匠の言うことを聞くのは弟子の努めですから」
キマった!
これは完全にイケメンのセリフですよ?
惚れちゃった?惚れちゃった?
どうよ俺のリトルマイエンジェルビッチちゃん
そこには頬を膨らませてお怒りのマイエンジェルがいた
リスかわいい……
「おい、おっさんオレたちの前でビッチよばわりとか死にてぇのか」
ええ、なんで、俺だけこんな殺気向けられるの、気のいい筋肉ダルマじゃなかったのかよ
ああそりゃそうか俺初対面だもんな調子に乗りましたごめんなさい許してください。
「わたしビッチじゃありませんよ……」
分かってますとも、ええ分かっております
ただビッチでも僕は関係ありませんよ
あなたは僕の理想郷です。
「あ、申し訳ありませんそういえばお名前を聞いておりませんでした私の名前はアキトですよろしければお名前を聞かせくださいませんか」
まだリスかわいい……
「……」
「……」
見つめ合う二人
ああ、ビッチさん時が見える。
今俺は運を全部使ってるんじゃないかな、多分明日死ぬんじゃないかな
どうせ死ぬならあなたとトゥギャザーしてから寿命で死にたい。
「ステラ……」
「ステラビッチですよ」
おいビッチじゃねーか
親でてこいこんな可愛い子にビッチとかつけんじゃねぇよ
こんな名前つけるやつの顔が見てみたい。
「真名はまだ教えてあげません」
腰に手を当てて人差し指を俺に向ける
この子俺を殺しに来てるの?
死んじゃうよ?そんな可愛い仕草されたら死んじゃうよ?
ていうか、真名とかまじかこの世界の人間は生まれながらに厨二なのか
気を取り直そう…
「ステラさん今日は何をお求めですか?」
「ステラでいいです、さんはいりませんそれでさっきのビッチ呼ばわりは許します」
「ステラ……」
「よろしい」
なんだろう、心が暖かくなります
この世界に来て初めて優しい女の子に会いました
母さんこの子が俺の嫁です。
ただし後ろの筋肉ダルマの形相がやばいです
俺の嫁を母さんに紹介する前に死ぬかもしれません
先立つ不幸をお許し下さい。
「そ、それで今日は何をお求めですか?」
「下級回復薬を3本と解毒薬4本ください」
木棚のケースの蓋を開けて取り出した商品をカウンターに並べた
「こちらになります、お確かめください」
「……こりゃひどい全部Cじゃないか、しかも高い、品質Aの値段だぞこれ」
筋肉ダルマ目利きできるのか
ていうか師匠、不良品正規の値段で売ってるのかよ。
「なあ、おっさんコレ安くなんねーのか?」
値切り来たよ
お前大阪人かよ俺は関東人だから値切りとか対応しませんよ。
「申し訳ありません、師匠に怒られちゃいますので」
まあ、師匠に責任なすりつければいいか実際師匠のせいだし。
「つかえねーな」
「ほんとうにすみません」
もうペコペコ謝っちゃうよ
筋肉だるまと喧嘩しても勝てませんしね
ペコペコ謝ってるとステラちゃんが筋肉ダルマを制してくれた。
「その方のせいじゃありませんしやめましょう?アイシャの今後に期待して買いましょう」
ステラちゃんマジ天使
何かこの子にあげれるものないかな
なんかないかな
俺はしゃがんでスマホを隠すように操作してアイテム欄を覗いた
なんか拾ってますように
魔草や薬草を自動で採取するシステムでなんか拾ってないか淡い期待したのだが
あったよ、ご都合主義だよ
曼陀羅華が2本入ってました
この世界では魔法を使うには魔草やアイテム、生贄が必要になる
マジックパーツというやつだ
それを、魔術陣を通して等価交換することで魔術が発動する
つまり魔法使いステラちゃんにはマジックパーツはいくらもらっても困るものじゃないのだ
「あの、コレ自分からなんですけど良かったら使ってください」
「「「「え、」」」」
驚く一同
ん、そんなにびっくりすることか?
「こ、こんな高価なものいただけないですよ」
ブンブンと腕を振る
ダルマたちも驚いてる
まじか、こんなものでイニシアチブとれちゃうのか
「いえいえ、今後ともご贔屓にしていただければ、それでいいですから」
「だってそれ高等魔術用の曼陀羅華ですよ、1個20Gは最低でもしますよ」
え、うそだろ
ゲームの中じゃ普通にクラス1~10まで使う汎用性の高い魔草やぞ
ん、高等魔術?なんじゃそりゃ…
うーん、これスキル解放しても俺の魔術使えないってことないよな?
「ちなみにステラは高等魔術何か得意なのありますか?」
「そうですね古代高等魔術”イザラ・ベルノ・ヒマラ”が使えますね」
お!知ってる名前が出てきた
魔術クラス3”イザラ・ベルノ・ヒマラ”これはウルガスオンラインの火系の攻撃魔術だ
火系はヒマラ系と言ってクラスが1ランク上がるたびに3文字一小節増える
ゲームではワンクリックなんだが、ここではちゃんと唱えないとダメなのかな
呪文しらんぞ…
ちなみに火系最強呪文は
”ベノム・グリラ・デルヒ・ヒツク・ゼブル・ザエル・ミラス・イザラ・ベルノ・ヒマラ”
コレだけは覚えてるよく使ってたからな
画面上に出る呪文読んでたら自然に覚えた
他の系統は全く覚えてない
クラス1ならなんとか言えるかな
土系”ドマラ”風系”フマラ”水系”スマラ”光系”ラマラ”闇系”シャマラ”
闇だけ4つじゃんと話題になったんだがシャはそれで1文字だから良いそうだ
その他にも合成魔法があるんだが正直アイコンでやってたからコレ以上は無理だな
「あまり驚いてくれないんですね…」
おっと考え事してたら勘違いされた
ステラちゃんほっておくとか俺のお馬鹿さん、メッだぞ!
「いえいえ驚いて言葉が出ないんですよ、クラス3の魔術を唱えられるなんて…」
「…なんでクラス3って知ってるんですか?」
え、知ってちゃいけない系の魔法なの?
「門外不出なんですよ古代高等魔術は」
やばいなんか筋肉ダルマが威圧してきてる
「フフフ、ごめんなさい少し意地悪しました」
イタズラっ子のように笑う俺の嫁
可愛い全部許そう、お前の全部を許そう!
しかし意地悪されるようなことしたっけ?
あれか好きな子にいたずらする感じか
なわけないわな
自分で言っててむなしくなるわ
「あれ古代ってことは現代もあるんですか?」
「そうですね一般的には高等魔術とはそちらを指しますね」
この世界の魔術種類多くありませんかね
覚えきれませんよこれ。
「じゃあこちら遠慮なくイタダキマスね」
「3Gと20Sになります」
「じゃあこれで、お釣りは取っておいてください」
にっこり笑いながら俺の手を取り4Gを俺の手のひらに置く
え、何、惚れちゃうよ本当に惚れちゃうよ
コンビニで女子店員の指が当たっただけで惚れちゃう俺だよ?
いつも同じものばっかり買って小◯井コーヒーとかあだ名つけられてた俺だよ?
あきまへんがな、あきまへんがな
「どうかなさいました?」
「あ、いえ、ありがとうございます」
まあ、リアルはこんなもんだよ
俺に惚れてんのかオーマイベイベーとか言えませんがなぁ
だがこのチャンス逃してなるものか
頑張れ俺!、ファイトだ俺!オレオレ詐欺だよアキトくん!
帰ろうと出口に向かうマイエンジェル
「あにょぉ!」
声が裏返った最悪だ
「はい、なんでしょう?」
見返り美人!見返りを求めない見返り美人!
この角度最高!
俺の脳内フォルダに永久保存ですよ!
「あの……」
「あ、すみません、もし今後入荷してほしいものがありましたら、おっしゃっていただければ揃えさせていただきます」
ええ、うちの魔神がダメって言っても商品並べちゃうよ
今度こそ勝てる気がするよ
この会話終わったら俺、勇者になるんだ。
「なに、かってに商品入れるとか言ってんのあんた」
そこに爆炎魔神がいた赤髪碧眼の爆炎魔王がいた
ステラちゃん僕は爆炎魔神を倒せなかったよぉ……
だけど僕はまだ負けてない
戦う心を失った時、それが負けるときだ!
「なにかいうことは?」
「はい、申し訳ありません」
戦う心は失った
いや、戦う心など元々あったのだろうか
それは錯覚だったのではなかろうか?
人は皆夢を見て生きているのだ
そう魔神になど勝てないのだ儚い夢だった。
まあ師匠に逆らえないよね
だって魔神さんも俺好みの美人なのだから
俺って最低だ……だが、男としては最高だ!
「というかこれはあれですよ、リサーチですお客様のご要望に答えるのは商人の基本です」
「いや、あんた私の弟子なんだから魔法使いでしょうに……」
「それはそれこれはコレですお師匠様」
「まあ、あんたが大変になるだけだからいいけど」
「あっざす!師匠、あっざす!」
90度にビシッビシっとお辞儀おする俺
360度回ってかっこいい!
「それで何かご入用のものはございますか?」
「そうですね、一般魔術のマジックパーツならいくらでも欲しいです、あと品質の良いポット類ですね」
「あんた喧嘩売ってんの?」
ふふふと笑ってどこ吹く風だ
なにげに俺の嫁は師匠に毒吐よな。
「わかりました、頑張って揃えます!また来てくださいね」
師匠の前にでてマイエンジェルを守る俺
あの師匠痛いです殴らないで
死んじゃう死んじゃうHPゴリゴリ削れてますからね?
「はい、また寄らせていただきますね、」
「今日はあなたにあえてとても嬉しかったです」
「ふぇぇ」
思わず変な声でちゃったよ
マジでビッチなの、それとも俺になんか魅力が発生しましたか?
「それでは失礼します」
バイバイと手を振る嫁を見送りながら俺はHPがどんどん削られていく
ガシガシといい蹴りが入っているのだ、なにこれ地味に痛い。
「ししょう……やめてくださいよぉ……しんじゃいますよぉ……」
「シネ、シネ、シネ、リア充は爆発しろ」
おい翻訳機仕事しすぎだぞ
もうちょいマイルドにしてくれ
『お倒れなさい、お倒れなさい、お倒れなさい、カップルは別れてしまいなさい』
くらいでいいんだよ?
「いやいや、あんな可愛い子が俺みたいなおっさん相手にするわけないじゃないですか」
ていうか師匠何切れてるん、
「まあ、良いわ、あんた明日採取行かせるから死なないように今から訓練つけてあげるから」
いや、今のでHPかなりヘリましたよ
殺す気ですか、とどめ刺す気ですか
明日の太陽はもう拝めないようです
「お手柔らかにお願いします」
「殺す気で教えるね?」
にっこりとわらう、会ってから1番の笑顔である
守りたこの笑顔
むしろ俺の命守りたい……
「まず剣技ね」
「これはスティレットといって刺突武器なんだけど特注でロッドとしても使えるわ、私が若い頃使ってたものでスキル魔法+10のエンチャントがついてるからスキルがない人でもクラス1の魔法なら使えるわ、一人前になるまで貸してあげる」
あれ、怒ってたよね?ツンデレですか?
師匠かわいい。
「剣技にかんしてはひたすら柔らかい部分をねらって突けとしか言い様がないわね、わたしの剣技は実戦で覚えたものだから教えにくいのよ、教える才能ないのかもね」
「後は魔法だけど、無属性の”マジックアロー”が良いわねMP1でマジックパーツもクロスボウボルトと魔物の骨粉だけだからコスパは魔法の中じゃ最高ね、ただ威力ないから牽制にしか使えないけど」
「え、マジックアローが牽制専用なんですか?」
「そうね、ゴミジャならなんとかなるけどゴミンジャだと牽制にしか使えないわね」
「あとコレ渡しておくわね」
そう言うと革のバッグを投げてよこした
「ありがとうございます」
「それは。マジックパーツ専用バッグで薬草、魔草、生贄、媒体なら体重の3倍くらい入るから、ナイフとかも入るけど取り出すのに時間が掛かるからおすすめしないわね、買ったら
100G はするからね、大事にしなさい」
「そんな高価なもの良いんですか」
「これからバンバン稼いでもらうから」
ですよね~
ただより高いものはない高いわけだな
とはいえ正直アイテムBOXはあるがあれは規格外なのでこれはありがたい
「とりあえずこの魔法陣を覚えて、そしたらそれを頭に思い浮かべて”キーワード”で魔法発動するわ」
一枚の魔法陣が書いてある紙を渡された
え、なにこれ、日本語だぞ…
サークルの中央に弓の絵があって
消費魔力:1
鍵言語:マジックアロー
魔法部品:ボウガンボルト1本+魔物の骨粉10g
「師匠、この文字は読めますか?」
「そういうのは神秘学者の領域ねとは言えまだ1%も解読されてないわね」
「そうですか」
「この魔法に関わる書籍とか見れませんか?」
「始祖の手記がギルド本部にあるわよ、大魔導師クラスしか閲覧できないけど」
「師匠と一緒に見ることって出来ませんか?」
「私じゃ無理ね、ビッチならもしかしたら……まあ、あなたのレベルじゃまだまだ早いわよ頑張って大魔導師になりなさい」
「はい、頑張ります」
とは言っても道のり長いな、今知りたいんだよな
「それよりも今はこの魔法ちゃんと打てるようにしなさい、覚えたらあの的に向かって撃ってみて」
「はい」
「”マジックアロー”」
ドシュッという音とともに中央に綺麗に突き刺さる
おお、初魔法きもちいいいい
「うん、いい感じね基本は刺突武器で戦って体制を崩したいときにマジックアローが一般的な戦い方ね」
え、普通矢って相手に気が付かれる前に撃つもんじゃないの?
やっぱり魔法がある世界じゃ色々ちがうのかな、あまり地球の常識持ち込まないほうがいいな。
「じゃあ夕飯作っるからあなたは練習しときなさい」
「あ、師匠俺が作りますよ」
「あなたには死なれたら困るのよちゃんと身体に染み込むように練習しなさい、空打ちでも練習になるんだから」
師匠ツンデレですか
まさか、もう俺に落ちちゃいましたか?
ないな……
そういえばステータス見てなかったな
どれどれ
ナレーション『HPは耐久力、MPは魔力、PSは体力である、耐久力は敵の攻撃に耐えられる残量でありMPは魔法行使のための魔力残量、PSは移動したり武器系統の絶技を撃つための体力残量である。 』
「だれだよ……」
名前:アキト
LV1
HP:1/20
MP:9/10
PS:10/12
EX:0
第一スキル:(未開放)
(未開放)
(未開放)
(未開放)
(未開放)
(未開放)
(未開放)
(未開放)
(未開放)
(未開放)
(未開放)
第二スキル:魔力回復 12.4
魔法 0.1+10
「……」
ええと幼女神様どういうことでしょうかこれ
第二スキル?
魔法?
魔術じゃないのか
つまりこの2つ新スキルだ
これは、ゲーム時代の常識が通用しないパターンか、『生けるウィキペディア』と言われた俺の知識が何一つ役に立たないんですけど。
まあ落ち着いて考えて見れば
ゲームのウルガスのスキルが第一スキル
現実世界のウルガスのスキルが第二スキル
ということだろうか
しかしさっきステラが魔術であるところのヒマラ系の魔術使ったぞ
ステラは魔術スキルを持ってるということか
そもそも魔術と魔法の違いってなんだ
後はスキルを覚える条件だな
この2つのスキルを手に入れた条件はスキルが付いたアイテムを手に入れたことだな
つまりスキルを得るためにはスキルが付いたアイテムを手に入れなければいけないわけか
剣を振ったのに、まるっきりスキル上がってないしな
でも剣術はゲームにもあったわけだから、もしかして学ぶことが出来ない
つまりこの世界の武術はレベルが低いんじゃないか?
いや、安易な考えはやめておこう、もしあてが外れたら自分に不利益が来るからな
しかし、わからんなどうなってんだこの世界
そんなことより死にかけてますよね俺!
アイシャ師匠まじ俺のこと殺す気だったんですね
ツンデレもこじらすとヤンデレになりますよ?
ガクブル
「まあ、わからんこと考えても仕方ないわ今は上るスキルあげるか」
そして的に9発マジックアローを撃った
MP0だ1回復するのに1分、ただし現実世界時間だ
この世界ではどのくらいで回復するんだ?
計算苦手なんだよな
その後は回復するまでイメージトレーニング
むかし波◯拳とか、か◯はめ波の練習したの思い出してしまった
まあ、小学生なら誰でもやるよね?
おれは当時24歳だったけどね……
「な~に、サボってんのよ」
後ろから頭を万力のように拳でぐりぐりされた
「死んじゃう死んじゃう、HP1ですから、ししょうやめてぇぇぇぇぇぇ」
「何ばっか言ってるの?HP1だからってちょっとなにかされて死ぬわけじゃないわよ?」
え、なんですかそれ、どこの弁慶さんですか
死んじゃいます死んじゃいますから
あれ、死なないの?
結構ぐりぐりされましたよ?
「もう、めんどくさいわねそんなに心配ならこれでも飲んどきなさい」
そう言うと下級回復薬のポットを投げてきた
ん?師匠ミニスカートになってますが着替えたんですか……
エロいでしょ、流石にムチムチすぎてやばいですよ
何がやばいって俺の中心点がバベルの塔になって天罰くらいそうです
なんですか俺を悩殺してHP1を削ろうといしてるんですか
させませんよ!
俺は回復薬の栓を開けキュッと一気に飲み干した
「だいたいあんたがいけないのよビッチに鼻の下伸ばしてるから…… 」
「食事、できてるから」
え、うそだろ
なんかフラグ立つようなことした?
どう考えても師匠俺に惚れてますよね?
勘違いじゃないですよね?
いや、まてこの女、俺を騙して雇用契約したような女だぞ
素直に信じるな
”アイシャの話は信じるな”
裏の裏を読むんだ、裏の裏は表
つまり信じていいということですね
ありがとうございます。
ちがう、俺は現世でも騙されて囚人になったろ
人を信じすぎなんだ、少しは疑えこのバカ
人は敵!人間は敵!人類は敵!
皆殺しだァァァ
「早く来なさい、ばかっ」
頭を軽くぽかっと叩かれる
こういう仕草かわいいよな
何なの俺のこと惚れさせて何しようっての?
はっ、まさかこれが噂のハニートラップ?
「はい、すみませんすぐ行きます」
師匠の後ろをトボトボついていく
しりエロい しりエロい 君と僕はおしり合い
尻なだけにね
テーブルないんですね
床にランチョンマット引いて食べるスタイルなのか
そこには豆のスープとナンみたいな物がおいてあった
これは貧相すぎやしませんかね
食事って大事ですよ
テンション下がるわ
「ごめんね、こんなものしか無くて、」
俺の前に座る師匠
あかんでしょスカートのなか丸見えですよ……
白ですよ、純白ですよ
見ますよ
目をそらす童貞じゃないんですよガン見です眼福です
本当に有難うございます
テンションMAXです
「こちらこそすみません、居候なのに食事の支度させちゃって」
「あなたに死なれたら嫌だもの、本当は採取にも行かせたくないのよ」
あなた誰ですか、天使がいるんですがここがヘブンですか?
もしかして、HP1削れて死んじゃいましたか?
うん大往生、俺様大往生
「一目惚れだから…… 」
「…… 」
はぁ?何この展開
しかし、年下の女の子に一目惚れとか言われたら流石に動揺しますよ
童貞じゃなくても動揺しますよ
明日採取でしぬんじゃなかろか
よし決めた今日から師匠が俺の嫁、リアル嫁
俺、人に聞かれたらこの人が俺の嫁ですっていうんだ
「こんな俺でよかったら、よろしくお願いします」
「はぁ、我が弟子は学ばないね」
「というと、あれですね」
「あれだね…… 」
くそがああああああ
やっぱりだよ、やっぱりかよ、この糞女!
俺の純情どうしてくれるの?
返して、俺の純情返して
そのいやらしい身体で返してよ
「あんたがあのビッチをナンパしようとしてるからよ」
「そんなことしてませんって」
「あの人は本気で駄目だからね」
「付き合う気とかはないですけど、なんでダメなんです」
しばらく考えた後横をぷいっと向き衝撃発言
「あの人は私の母親なの!」
なんですとぉぉぉ!
「いや、でも見た目幼いですよね」
「私が子供の時からあの姿よ、一切変わってないわ」
まじですか
美魔女どころじゃねーぞ
「まあ、義理の親だけどね、捨てられた私を拾ってくれた命の恩人なんだから手を出したら殺すわよ」
命の恩人をビッチ呼ばわりパネっすわ師匠
「元々相手にしてないんじゃないですかこんなおっさんなんて」
「だと良いんだけど…… 」
考えすぎですわ、あんな可愛い子が俺のこと好きなわけ無いでしょうに
「ていうか、あんたあたしみたいな年増に欲情するとか変わってるわね」
「え、全然年増じゃないですよストライクですよ、嫁にほしいくらいです」
「馬鹿言わないのもう26歳なんだから、行き遅れよ」
「この世界何歳で行き遅れなんですか」
ギロリと睨まれる、あ、やっぱ聞いちゃあかんやつですよね
ゾクゾクします
「ちっ、一般的には15歳ね18歳までには結婚しないと相手にされなくなるわね」
「この世界の人間は見る目ないな師匠みたいな魅力的な女性をほっておくなんて」
仕返しである
さっきの仕返しをしなければ今晩気持ちよく師匠をおかずに出来ないじゃない
「赤い髪に赤い瞳も素敵だし師匠さえ良ければ恋人になって欲しいですよ」
ノリノリである、別に嘘ついてないしね
俺意外と臭い言葉真顔で言えるんだぜ
「赤い髪と赤い目気持ち悪いと思わないんだ…… 」
「ええ、とても素敵で綺麗ですよ」
顔も真っ赤である
うつむいていても見える顔の赤さである
「もう、寝る、食器は洗っておき、洗っておいて」
あれれ、師匠照れてませんか?
まさかのチョロイン?師匠チョロインなんですか?
「素敵な夢が見れますように」
「流石にキモいかな…… 」
ですよね~
★☆★☆★☆★
ここは……いつもの夢
ツギハギだらけの私の夢
かあさんとわたし……
そして、
「敵でも君が好きなんだ」
「アイシャの瞳も髪も好きだよ」
「ごめ さい、なん な に」
「これが が望んだ結末ですか?」
「違う 望んでない私はただ たかった」
「身内を してまで得ようとした マスターさえも しまった」
「愛してたの を愛してたの」
「一度 許され …… 」
「アイシャの瞳も髪も好きだよ」
その言葉だけがはっきりと記憶に残る……
魂の残響
あの人の言葉……
★☆★☆★☆★
アキト……
最初に彼を見た時怖かった会ったこともない夢の中の人物がそこにいるのだから
モヒから助けた時こんなやつを好きになるわけがないと思った
母さんと仲良く話してるのを見て嫉妬した、母に対してなのかアキトに対してなのかわからない
でも、あんな母さんは初めて見た
何度も馬鹿にして騙したのに彼は怒らない、馬鹿が付くくらいお人好しだ
悪いやつにだまされないか心配だ
赤い髪も赤い瞳も素敵だと言った夢のなかのアキトのように
体がほてる
私は彼が好きなのだろうか
だが私の愛は彼を殺す
ならわたしのすることは一つだ
彼を好きにならないよう努力しよう
彼にも私を嫌ってもらおう
あのセリフを聞いた今できるだろうか
思いだけが膨らんでしまう
私はもうだめなのかもしれない
それでも彼を死なせないため
できることをしなければならない
たとえ嫌われても
嫌われたくはないが
いや嫌われてでも
できれば嫌ってほしくない
……
「あまり寝れなかった」
あいつがあんなこと言うからだ
そうだ悪いのは全部アキトだ
よし起こしに行こう、嫌われるように頭でもひっぱたいて起こしてやろう
そうだそれが良い
睡眠不足の恨みもこめて強めに叩いてやる
その前に朝食の準備してあげないとね
スープは昨日の残り物で良いでしょ、うん十分十分むしろもったいないくらい
これに干し肉入れて上げましょう
後一切れだし、処分よね処分
途中でダウンしたら大変だしね
あとはパン焼いて、チーズでもつければいいかしら?
朝食をはこんな感じでいいわね
よし叩き起こさないとね
アキトの部屋に叩き起こしに行くと幸せそうに寝ていた
「かわいい…… 」
いやいや、こんな年寄りかわいいとか無いから
叩く!叩く!叩く!
「アキト採取行く時間だよ」
叩けなかった
体を揺さぶるので精一杯だった……
「おはようございます」
なんか師匠朝から可愛いんだけど
なんでもじもじしてんだ。
「いつまで寝てるの採取行く時間よ」
「あ、すみません、こんな早いとは思わなくて」
目覚ましセットして寝ればよかった
機能だいぶ変わったからな
暇な時チェックしよう。
「朝食用意したからたべなさい」
「すみません、俺が用意しなやいけないのに」
「き、気にしなくていいわよ、私もお腹すいたからついでよ」
昨日の夕飯より豪勢なんですが
まあ、昨日は働いてないからな、働くもの食うべからずなんだろうか
「豪勢ですね」
「森のなかに入るんだしね体力つけないと倒れちゃうわよ」
「ありがとうございます」
「死なれたら困るからよ、後これ採取場所までの地図とお昼のお弁当」
「何から何まですみません」
「後その地図の斜線の地域は迷いの森だから入っちゃダメよ、入ったら方向感覚狂わされてでれなくなるからね」
これスマホのマップ機能使えば問題ないんじゃなかろうか
「この場所は薬草や魔草はないんですか?」
「たぶん、いっぱいあるわね、あそこらへん一体魔素が濃いから魔草は豊富なはずよ」
「魔素が濃いと魔草が生えやすいんですか?」
「そうよ魔素が濃い場所には魔草が生えやすいし、鉱物も上質のデニモタイトやフェアリライト、シナバー石が産出されるわね」
鉱石も取れるのか、行く価値アリじゃないですか
「ダメだからね…… 」
「行きませんよ」
鋭い、さすが男を手玉に取る魔性の女、主に手玉に取られてるのは俺だが
「本当に戻ってこれなくなるからね、本当に行ったらダメよ」
フリかフリなのか
まあ、あの眼は本当に心配してくれてるんだろうけど
やばい超嬉しいんですけど
恋愛感情無くても若い子に心配してもらえると嬉しいよね
やる気100倍ですわ
今ならなんでも出来ますわ
きっと空も飛べるはず
イエスウィーキャン!
フライ・イン・ザ・スカイ
アキト飛びます!
あの地平線の彼方まで
グッパイ師匠、俺は星になるよ
これ以上一緒にいると勘違いが暴走してパッションがほとばしっちゃうからね?
俺はパンをほうばり一気にスープで流し込んだ
食器を洗ってシンクに立てかける
「じゃあ行ってきますね」
「待って私も門まで一緒に行く」
「いえ、大丈夫ですよ?」
「嫌なの?」
「いえ、いやじゃないです、すごくうれしいですけど」
「じゃあ問題ないわね」
俺の手を引き
あかんでござる、手が柔らかくて温かいでござるよ
手汗大丈夫かな
「なんでこんなことになってるんだろ」
それは俺のセリフなんだが、手を離す気はないけどね
「俺はアイシャと手をつなげて嬉しいよ」
よしタメ口行った、これで殴れるやろ?
…… てれてるよ、
「あの師匠?」
「アイシャでいい」
なんだろこれ、師匠エロ可愛いよ
「それと、昨日は色々騙したりしてごめんなさい、もう二度としないから許して…」
そういうと胸を押し付けるように腕にまとわりついた
こんなキャラでしたっけ
ああ、そうか俺夢見てるんだわ
まだ起きてなかったんだ
夢ならパイオツもんで見るか
「そういうのは帰ってきてから、ね?」
最近の夢はすごいなぁ…ちゃんと感触あるんだ…
そんなわけないよな
「ええとアイシャは俺のことが好きってことでいいの?」
頬を染めコクっと頷く
「できれば今すぐ子作りしたい」
ふぁああああ
ええと、アイシャは美人だしエロい身体だし
むしろこちらからお願いしたいんですけど
これなんてエロゲ?
もしかしてウルガスオンラインってエロゲだった?
「昨日知り合ったばかりですよ?」
「あなたにはそうかもしれないけど、わたしには…… 」
そういうとそれっきり口をつぐんだ
ああ、どうしよう俺の脳内妄想では攻めまくれるけど
現実世界でグイグイ来られるとどうして良いか分かんないぞ
ええとアイシャは俺のことが好き
これは確定
ええと、じゃあ俺は?
正直分からないよな、昨日あったばっかりだし
たしかに、美人でエロい身体で俺好みだし
性格はちょっとよくわからんけど
アレヤコレヤ考えていると正門が見えてきた
「じゃあ、行ってきますね」
ここは逃げるに限る、俺は逃げの天才引きこもりのニートである
「やだ」
ぎゅっと身体を押し付けるようにして腕を離してくれない
逃げれなかったよぉ
抱きつく彼女は何かに怯えてるように震えている
なにも言わず頭を撫でる
なでてみてわかったのだが地球の赤髪とは違いピンク系等の赤なのだ
まるで宝石のように輝いてる
「綺麗だ…… 」
「気持ち悪くない?」
「すごく素敵だよ」
「…… ありがとう」
そう言うとアイシャは腕を離し正面から抱きついてきた
腕は自由になりましたがさっきより状況悪いよね
主に俺の中心点が!
アイシャが巨乳で助かった、貧乳だったら俺の主砲がクリティカルヒットするところだったわ
別に貧乳が好みとかじゃなくて物理的に乳が邪魔してバベルが届かないのである
アイシャというヘブンを征服するにはまだ届かないのである
とは言え別に俺のは小さくないからね?本当だからね?
よく見ると俺の胸に顔を埋めたアイシャがスンスンしとる
むしろ俺がクンカクンカしたいんですけど?
もう、このまま採取行かないでイチャイチャしててもいんじゃないかな
「愛してる」
告白された、どうすればいいのこんな時どうすればいいの?
アニメの神様教えてよ
『笑えばいいと思うよ』
アニメの神様は役立たずでした
自分の言葉でなんとかするしかないよな
「ごめんね、俺はそれに対する答えを今は持ってない、アイシャのことは正直好きだと思う、でも今、俺が愛してるっていうのはずるい気がする…帰ってくるまでに答え持ってくるから待っててほしい」
少し離れてちゃんと考えたい、さすがに無責任なこといえませんよ
ただやりたいだけならひゃっはーしちゃいますけど
ちゃんと思ってくれる人のことはちゃんと考えたい
「わかった、待ってる、帰ってくるまでここで待ってる」
「帰ってくるの夕方くらいになるよ?家で待っててね」
「ううん、ここで待つ」
もうだめだ頭が沸騰する
何も考えられなくなる前に、採取にいこう
もう、おれ童貞なんじゃないかこれ
むしろ童貞でいいや
「じゃあ、いくね、できれば家で待っててね」
「気をつけてね、待ってるから」
あ、ちなみに抱きしめたまま話してますよ
当然、俺のバベルやばいことになってますよ
「帰ってきてからね」
離れたら分かっちゃいますよね
恥ずかしい、せっかくかっこよく決めたのにこれだよ
性欲120%マキシマだよ
熱いパッションほとばしちゃってるよ
「じゃあ、行ってきます」
「いってらっしゃい」
胸元でバイバイと控えめに手を振る彼女かわいいよな
彼女俺の嫁なんですよとか言ってみたいわ
まあ、正直答え出てるよな…
「何だお前赤髪のアイシャと付き合ってんのか?物好きだな」
ニヤニヤ笑いながら守衛が不遜な態度で聞いてくる
「まだ付き合ってませんけど、彼女は私の師匠です」
「お前見ない顔だけど田舎から出て来たのか?」
「大魔導師とかなんとか言っちゃいるが赤髪の忌み子だぞ」
「忌み子ですか」
「そうだ、赤い髪は邪神ニデアの死徒の印だ、あんたが田舎もんでもニデアくらい知ってるだろ」
ここで、ニデアか
「知ってますけどニデアが何かしてるんですか?」
「まじでか、マジで知らんのかこの星にモンスターを送り込んでるのはニデアだぞ」
「で、彼女がなにか悪いことしたんですか?」
「…… いや何もしてないが」
「わかりました、あなたが差別するのは仕方ないことだと思います、ですが私は彼女を好きなので彼女から離れることはありません」
「…… アキト」
「話はそれだけですか?」
「あ、あ」
「では出場手続きをお願いします」
「ではペンダントを前に」
「アキト LV1 魔道士ギルド所属 よし確認完了、出場を許可する」
「ありがとうございます」
俺はアイシャに手を振り街道を南方に向かった
「とりあえずスマホで敵性判断しながら行くか」
ポケットからスマホを出して起動させるとステータス画面がでてきた
あれから変えてなかったなそういえば
第二スキル:魔力回復 56.2
魔法 0.6+10
魔力回復の熟練度めちゃ上がってるんだが?
俺何もしてないですよね
修行方法聞いておくんだった……
なんでこんな急激に上がってんだ
まさか俺才能の塊か!?
でも、魔法が0.6ということは9発中5発分しか熟練度上がってないわけだろ
つまり才能があるわけじゃない
まあいいや、全部後々、今はMAPが大事
ググルウルガスを見れば、どこに敵がいるのか一目瞭然
アイコンをクリックすると見慣れたMAPが画面に映し出される
ウルガスオンラインのMAPだ
おっと30m先に1つの敵属性
はぐれゴブリンか
こいつらなら練習にちょうどいいか
師匠はマジックアローは牽制以外で使えないようなこと言ってたけど
地球じゃ弓矢は最強と言われている
急所を狙うという概念がないのかもしれない
そうそう、剥ぎ取りを忘れるところだった
スマホの剥ぎ取りアイコンを押す
*剥ぎ取りアイテム*
モンスターの魂
魔物の骨粉 1kg
魔物の血 2400ml
ゴブリンの皮:品質(上) 1枚
骨粉とか血液とかこれすぐ貯まるな
こんなん高く売れるのか?
おっと東から5体の敵性反応
流石に回避だな
俺は足早にその場を去った
この青いのは動物か
ズームすると詳細が出る
グレイトイノシシ
猪キター!!
肉肉肉肉野菜!
アイシャたんのために父さん頑張るよ
今日の夕飯はお肉だよ!
よしここでアニメ知識だ
確か眉間を一発で貫いて殺してたよな
よっしゃ行きますよぉ
”必中マジックアロー”
シュッという音とともに矢は弾かれた
あ、やばい、硬いのか、このイノシシゴブリンより強いわ(笑)
っと笑ってる場合じゃないな
消費魔力:3
鍵言語:マジックアロー
付加:必中
魔法部品:枝1本+魔物の骨粉10g+動物の血10g
よし魔力消費量を増やして念のため3使う
ドシュンという音とともに猪の眉間を貫く、眉間どころか頭がなくなった…
力加減ムズカシイ
まあ倒したから良いか
剥ぎ取り剥ぎ取りと
*剥ぎ取りアイテム*
イノシシの肉:品質(極上)16部位 220kg
動物の血 19200ml
イノシシの皮:品質(中) 1枚
極上!!
今日はボタン鍋だよ、作り方知らないけど!
というか食べたことないけどイノシシって独特の臭みあるとか言うけど
これ自動で血抜きしてるから、もしかして臭みもないのか?
毛細血管からとかも血抜きしてそう
お肉食べて、勢力いっぱい突けてパパ頑張っちゃうからね?
ええ、修行をね、修行を頑張るんですよ?
とか妄想膨らましてる間に敵性勢力多数ですか…
戦いませんよ?
死んじゃいますから
というかモンスタ^多くないですかこれ
明らかに百鬼夜行起こりかかってますよね
とりあえずMAPをズームアウトして俯瞰から見やすくしないとな
西に空白地帯あるなとりあえずそっちに避難するか
足早に避難場所に向かう
途中レッサーゴブリンに遭遇したが危なげなく倒した
というかレッサーゴブリン弱すぎ、幼稚園児レベルだなあれ
スマホの時刻を見ると12:00になっていた
なんだかんだ言ってもうお昼か
周辺には敵性反応はないのでここでお昼にすることにした
バッグからお昼用に渡された包みを取り出し開けると
ナンみたいなパンと干し肉、チーズが入っていた
昨日食材確認した時、そんなになかったよな、朝食と言い無理して用意したんじゃないか
愛されてるのか…
すごく嬉しいけど本当に俺で良いのかな
結局俺もアイシャに引かれてるんだよな
なんだかんだ言って助けてくれたのアイシャだし、こういうのは勢いも大事だよな
よし、受けよう、というか告白しよう
日本男児として受けはかっこ悪いからな
もうすでに十分かっこ悪いけど
そう言えばマジックパーツ拾えたかな?
スマホのアイテムを確認すると
紅茸×3
ニガヨモギ×5
蜘蛛の糸×1
動物の血 19200ml
魔物の血 2400ml
魔物の骨粉 1kg
全然拾えてないな、やっぱもっと深いところ入らないとだめか
そんなことを考えていると目の前の石が倒れた石碑だということに気がついた
「こういう石碑とか見ると放っておけないよな」
日本人は信仰心ないとか言うけど実は人一倍祟りや神罰を恐れていたりする
日常生活に宗教が根付いてるせいで自然体の宗教になってるそうだ
それは置いておいて、この3つの石で一つの石碑なのかな?
横倒しになってる石碑を立てなおした
なにげにモアイぽかった
「モアイあるんだな…」
目の前のモアイ像(仮)の泥を払うと
一瞬光りに包まれたかと思うと白い翼を生やした緑髪金眼少年?が現れた
顔は美少女で胸もちょっと膨らんでるのだがついてる小指第二関節くらいの小型のが
そしてもう一つついてるケモ耳が
ケモミミ美少年ですか?ケモミミ男の娘ですか?
俺にはそんな属性ないんだぜ、たぶん、きっと…
『石碑を直してくれて、ありがとう』
「いえいえ、当然のことをしたまでです、ではこれで」
これ以上厄介事入りませんよ、まじで
どう考えても、この子にかかわるとあかん気がする
『まってまって、お礼したいから君、今採取してるんだろ?だったらこの森はおすすめだよ素材が盛り沢山だ森なだけにね』
「じゃあ、素材をもりもりとっても良いんだね、森なだけに」
お互い顔を見合わせてにやりと笑う
「なるほど君とは気が合いそうだ」
俺達はガッと腕を組み合わせた
オヤジギャグの好きなやつに悪いやつはいない
多少の厄介事など同士の前には無意味なのだ
「というか君は何者なんでしょうか?」
『僕はウルガス神様の御使いだよニデアに封印されてるんだ正直な所、君が石碑を直してくれなければ消滅するところだった』
「と言うと?」
『その石碑は周りのエレメントを吸収して僕の存在を保たせるものだったんだ、馬鹿な人間がそれを倒してしまってね、もうだめかと思ったよ』
「それはよかった」
『ん、君はもしかしてウルガス神様の加護を受けてないかい?』
「あ、そうですねウルガス神の依頼でこの世界で活動してます」
『そうかい!ということは君もウルガス様の使徒ということになるわけだ』
まじか、おれ幼女神の使徒なのか
『なら話は早い、助けてもらったお礼だ君に力を貸そう、どうやら君は力がまるで無いようだしね、ちょっとその神機かしてもらうよ』
そう言うと俺からスマホを取り上げた、取られたのもわからない早業だった
そして指をスマホに入れた、デフォか?スマホに指入れるのデフォなのか?
『よし、これでいい、今日からよろしくね』
「ええと何をよろしくするんでしょうか…」
『決まってるじゃないか君の召喚獣になったから』
俺はスマホを取り返しチェックした
名前:アキト
LV1
HP:30/20+10
MP:15/10+10
PS:22/12+10
EX:0
風天使の加護:食材採取、(未開放)、(未開放)
絶技: テンペストストライク(PS5) 0
第二スキル:魔力回復 78.6
魔法 0.9+10
神代魔術:風 0.0
召喚獣:マイラ・ウルガス(擬装体)
まじか、ウルガスって幼女神と同じ名前ってことはかなり上位な存在じゃねーか?
っていうか神代魔術とか絶技ってなんだよ、加護もついてるし
何気にこいつすごくね?
俺が腹を空かせないというレベルの話だが
後地味に魔力回復もガッツリ上がってるんだけど…
っていうか経験値0だぞ、さっきモンスター殺したろうが!
どうなってんだよまた嫌がらせか、
そして、安定のMIKAIHOU☆ミ
「ええとツッコミどころ満載なんですけど」
『まあ、わからないことはおいおい教えていくよ、とりあえずよろしくだねアキト』
そこには爽やかな笑顔の天使がいた、というか大天使がいた
まあ、パワーアップはしてるんだよなこれ
「まあ、同士ですし邪険には出来ませんね呼び方はマイラでいいですか?」
『もちろんだよ、呼び捨てなんて友達みたいでいいじゃないか』
「さて、休憩もこのくらいにして採取しないと」
『なら僕が道案内するよ』
こっちこっちと僕を誘う、禁断の男の娘の世界に
いや、森の奥深くへ
「もしかしてここって迷いの森?」
『さすがアキトよくわかったね』
やっぱりかよ、だってアイシャの地図アバウトなんだもん
しかも魔物に追い立てられてたし、しかたないね
「出れるんだよね?」
『もちろんだよ、この森には僕の本体が封印されてるから、それを守るためにココらへん一体に魔素を充満してるんだよ、魔素が濃いと魔物は入ってこれないからね』
なんでも、魔物は魔素が濃いと魔素に分解吸収されてしまうらしい
「本体復活させたほうがいい感じ?」
『いや、それはいいかなアキトと一緒にいられなくなるし』
おじちゃんは男の娘相手に欲情する趣味ないんよごめんな、ちょっとキュンと来たのはアイシャに内緒な
『んーどうしようかな』
え、何この相槌俺の考えに呼応してるんだけど
気のせいだよね?偶然タイミングがっただけだよね?
『何言ってるのアキト召喚獣なんだからマスターの考えもそのまま伝わってくるよ、正直僕に欲情してくれて嬉しいよ』
いやいや欲情なんてしてませんから、少ししかしてませんから
チョしな作って俺にもたれかかるのやめて理性飛んじゃうから
もう男の娘でも良いかなとか思っちゃうから
ティンティンペロペロしちゃうからやめて
『でもアキトってやらしいんだね、僕も発情しちゃったよ、ちゃんと責任取ってね?』
「いや、男どうしでこういうことだめだよ」
『うーん勘違いしてるようだから言うけど僕両性具有だからね』
男の娘じゃなかった!ふたなりさんでした…
万ティーがあるならOKか?
確かに少し胸膨らんでたしな
いやいや、でもちょっと本当待って、俺にはアイシャがいるから
『ふふふ内緒にしとくよ』
妖艶な表情で俺の首筋に指を這わす
グイグイ来ますね
おっさん折れそうですね、心の大事な部分が折れちゃいそうですよ
『アキトはヘタレさんなんだね』
「すみません」
すごく甘い香りがする理性ってなんだっけ?
むしろ異性ってなんだっけ?
可愛ければいいじゃない
可愛いは正義
貞操?
なにそれ美味しいの?
というか俺童貞じゃないし!
『アキトかわいすぎるよ、本当食べちゃいたい、いいよね』
そう言うと舌なめずりする肉食系天使ちゃん
「なんで、そんなに俺のことを」
アイシャと良い天使ちゃといい俺イケメンじゃないよ?
『普通に考えてほしいんだ、今本当にぎりぎり死ぬところだったんだよ、百鬼夜行は僕の身体狙って集まってるモンスターたちだからね、多分明日には僕の意識はなくなってた、そうしたら僕の本体はモンスターに侵されまくってたろうね、奴らは死体からでも子供埋めるから、しかも素体が大天使だよかなり凶悪なモンスターが生まれていたろうね』
そんなヤバイ状況だったの?
俺グッジョブじゃね、百鬼夜行が起こってたら人間の町なんかひとたまりもなかったな
『そういうことさ、命の恩人を好きになるのは別におかしなことじゃないだろ?』
ってなんで上半身裸にされてるんですかね…
あかんて、あかんて
助けて犯される!
神様助けてぇ
『アキトがしてくれないからいけないんだよ僕としてもアキトの子供産みたいから女性器のほう使いたいんだけど、どうするしてくれる?してくれないなら僕からするよ』
「…」
『もう、アキトのだってこんなにすごく…』
俺のバベルさわったマイラは巨額の表情のまま動きが止まった
『なにこれ…』
「え、なにかおかしいの?」
『大きすぎるよ…』
『まあ、今日のところはそのアイシャさんとやらに免じで許しておこうかな、うん、そうだそれが良いね、人の彼氏を寝取るとかよくないしね』
この天使ヘタレたな
ここから俺のターン来ちゃう?ずっと俺のターンきちゃう?
俺のブルーアイズなドラゴンでホワイトブレス吐き出しまくっちゃう?
『ごめんなさい、大きすぎてこわいです…』
いや、普通ですよ俺のサイズ別に20cmとかあるわけじゃないからね
『アキトの世界は知らないけど普通は小指の第二関節くらいまでの大きさしかないよ』
はぁ?何そのポークビッツ
どこの国のお子様ソーセージだよ、お弁当用にバッチリだね
「そんなんで性交できんの?」
『できるよ、というか女性器もそんなに深くないからね、正直アイシャという人もビビるとおもうよ』
まじか、ウルガスの男短小しかいないのか
この世界ですべての女性からお預けされちゃうの?
良しって言われるまで従順な犬のようにヨダレ垂らしながら
我慢しなきゃいけないの?
ないわ~ないわ~
ということで君と今から相撲します
『ごめんなさい、まだ心の準備が出来てないです』
くっそが、そっちから誘ってきてそれかよ
まあ、分かってましたよ、俺この世界でどうしようもなく異物なんだな
『でも待ってほしい、僕は諦めたわけじゃないからちょっとずつ馴らせば行けると思うから、だからちょっとづつしていこう?』
「いえ、そういうのはアイシャとしますので」
『ひどいよ僕こんなに君のこと愛してるのに』
「ヘタレたのに?」
『ぐっ、わかった、わかった!今すぐする!絶対にする!身体が引き裂かれても相撲するからね!』
切れちゃったよ
若者特有の逆切れだよ
いたがる女性と相撲出来るわけ無いだろ、何考えてんのマゾなの?死ぬの?
『ちゃんと女性扱いしてくれるんだ…僕がんばるからね』
いや、頑張られても…
「というかあたりが暗くってきたんですけど、そろそろ帰らないとやばいよね」
『そうだね、集まってきてたモンスターも、だいぶちったしそろそろ森の外に大丈夫だよ』
ん、もしかして森の外モンスターが大量に徘徊してるからその間の暇つぶししてくれてたのか
だとしたらちょっと悪いことしたかな
『別にそんなことないけど、アキトのそういう優しい所好きだよ』
もうなんでこんなかわいい事いうのかな、惚れてまうやろ
俺も俺で惚れやすすぎだろ
アイシャに顔向けできなくなるわ
『まあ、そんなに深く考えなくても良いんじゃないこの世界一夫多妻だよ?』
「ほう、つまりハーレムを作れということですな」
『一夫多妻は誰も泣かないいい良い制度なんだよ?一夫一妻だと好きな人と結婚できないでしょ』
「まあ、正論ではあるけどさ」
まあ地球でも一夫一妻はキリスト教が国を統治しやすいように作った制度だしな
一夫多妻だとそこに国ができるから、それをなくすために倫理観という嘘の概念をしつけてるだけだしな。
『だからそのアイシャって子の後でいいから僕の面倒も見てほしいなってね』
「アイシャが良いって言ったらね」
ん、そういえば本体は封印されてるのにマイラ肉体持ってるよな、どういうことだ?
『ああ、それねさっきアキトの召喚獣になったときにアイテムBOXのなかのイノシシの肉使って身体作ったんだ』
え、つまりマイラは精神だけじゃなく身体も雌豚ってことか
豚なんだな、豚なんだな?
豚なら豚らしくブヒブヒお言いなさい!
『ぶひぃ…動物プレイはあんまり好きじゃないんだけど一応獣人だし、まあイノシシの肉使ってるけど僕の神気で変質してるからすでにイノシシの肉じゃないけどね』
「ごめん、妄想というか早く帰ろう流石に長居しすぎた」
『そうだねじゃあ馬に変身するねそのほうが早いよ』
「変身できるの?」
『もちのロンだよ』
そう言うとマイラは光り輝き足が八本の馬になった
「あのうマイラさん、足が八本あるんですが」
『ああ僕の変身は神話の時代の獣をその身に降ろし变化するんだ、この体は八本足の神話級の馬スレイプニルだよ』
馬の顔でドヤ顔である
「じゃあ乗せてもらいますよ」
マイラの背中に手をせ一気にまたがった
乗れなかった…
ライド・オンできんかった
「ちょ、なにこれ裸馬に乗るの難しすぎじゃね」
『ええと…』
完全に呆れられた、そうです馬にも乗れないカッコ悪い男なんですよ俺
嫌われちゃったなせっかく好きとか言ってもらえたんだけど
『別にそのくらいで嫌いにならないよ、ちょっと考え事してただけですから』
一瞬光り輝くと元の姿に戻った
いや性格には背中から大きく赤い羽根が生えている足は猛禽類のそれである
『これならアキトを抱きしめながら飛んでいけますので』
顔を赤らめている
意外と照れ屋なマイラである
まあ、裸だしな…
当然ポークビッツ付きである
見せないように手で隠しもじもじしている先ほど俺を逆レイプしようとした人物には見えない
俺はアイテムボックスから鳥人用のジャケットを取り出すとマイラに着せてやた
この服は一人で着れないのが難点だな
まあ、倉庫の肥やしが役に立ったから良しとしておこう
しかしマイラの身体線が細いなちゃんとくびれてるとこはくびれてるし
アイシャと違ってこれはこれでエロい!付いてるけどな!
『そういうこと言ってると僕また発情しちゃいますよ…』
そう言うとマイラは正面から俺を抱きしめ飛び上がった
「この体勢ですか…」
『この体勢です!』
この鳥さんモードは身長175cm位あり俺と同じくらいの高さである
つまり目の前に顔がある
さっきからちょいちょいマイラの唇が顔に当たるんですが
わざとやってるよねこれ
『もちろんわざとですよ』
ニコリと笑うと俺の唇を奪った
動けないし仕方ないよね…
アイシャたんゴメンね俺汚されちゃったよ
まあ、汚れたなんて思ってないけどな
Ok俺のターンだこれが本当のベロチュウだぜと言わんばかりにもうグチョグチョにした
完全に眼がトロンとなって発情モードのマイラだが俺はここでさらに畳み掛ける
さくらんぼは結べないけど俺の絶技食らわしてやるぜ
こちとら散々欲求不満溜まってるんだ下手にちょっかい出したことを後悔させてやるからな
そうこうしてるうちにふらふらしながら城門に着いた
マイラはすっかり出来上がっている
『僕こんなの初めてだよ』
この世界キスのレベルも低いの?
このぶんだとフレンチキスしかしなそうだな
「当分そういうことは禁止だからな次勝手にそういうことしたら許さないぞ」
『ごめん好きすぎて止まらなかったんだ僕駄目だね』
可愛いけど甘やかさない
「ところで一度スマホの中に戻っても会えるか?獣人は中に入れないから」
『スマホの中ってムリだよ』
「召喚獣って、普段アルカナ化して呼んだら来るもんだろ?」
『それは位が低い召喚獣のはなしだよ僕たちみたいに受肉してると常時顕現してるよ』
「どうしよう…」
『じゃあ、猫に変身しますね』
そう言うと体が光猫になった尻尾が二本ありますけど…
猫又かなにげにマイラ何でもありだな…
俺はマイラを肩に乗せ城門に向かった
城門に入ると二人の守衛がいた
一人は今朝の守衛だ、もうひとりは若い守衛である
「お、生きて帰ってきたかモンスター多かったろう」
「ええ、危ないところでした」
「百鬼夜行寸前だったらしいな、なんか急に拡散して事なきを得たんだけどな」
「何か会ったんですかね」
「わからんな、モンスターの生態もよくわからんしな」
「それよりその肩の猫なんだ朝はいなかったよな」
なにげに優秀であるこの衛兵
「ええ実は二本尻尾の猫なんて珍しいので召喚契約で契約したんですよ」
「ほう、あんた召喚も使えるのか、」
「まだ手習いですけどね」
「その年で手習いじゃ大変だな」
おっさんとおっさんが談笑していると若い男が口を出してきた
「おいあんたあの忌み子の連れだろ、あんな所にずっと立ってられて気持ち悪いんだ早く連れて行ってくれ」
この糞ガキ、人の嫁気持ち類とか何いってんの
お前の顔おぼえたからな、絶対お前の女寝取ってやる!
まあ、いるか知らんけどな
「俺からしたらあんたのほうが気味悪いけどな」
「ナンだと、貴様ワタシを誰か知っていっているのか」
「知りませんねなんせ田舎者なので」
「私はウルガス正教騎士団所属エイラ・ドヤラアカス・ハイネル男爵であり選抜メンバー候補者だ」
「ああ貴族様ですかどうりで横暴なはずだ」
「おい、あんたやめとけ、エイラ様すみませんこいつ田舎者で出てきたばかりなんですよここは穏便に」
「貴様名前は」
「アキトと申します以後お見知りおきを」
「次はないぞ」
「お互いに…」
舌打ちされた、こえー
やりすぎたかな、だって周りに俺の女がいるんだぜカッコ悪いとこ見せられないだろ?
「アキト!!!」
「遅いよ心配したんだから!こんな遅くまで頑張らなくても良かったんだよ」
アイシャが駆け出して俺に抱きつき胸に顔を埋めスンスンしだした
かわいい俺もクンカクンカしたい
「他の女の匂い…」
「なんで、浮気してたの?」
してないと言いづらい
「私迷惑だった?」
「そんなことないよちょっと込み入った話になるから一度家に戻ろう」
『結構重い女だにゃ』
「そんなこと言うなよ、って言うかなんだよその語尾」
『キャラ付けにゃ』
「アキト猫と喋ってるの?それ何語?」
え、俺普通に喋ってたけどアイシャには違う言語に聞こえてたのか
『そりゃそうにゃ、今僕が話してるのは神聖語にゃ』
「俺も神聖語話してるの?」
『そうにゃ、というかそういうふうに聞こえるようにしてるんにゃその腰の神機がにゃ』
「ああ、ちょっとこの猫特殊なんだよ森で知り合ってね召喚獣になったんだ」
「あ、さっきの女の匂いその猫だ!私馬鹿だね猫に嫉妬して」
間違ってないですアイシャさんパネっす
これが女の勘というやつですか、あなたはニュータイプなんですかね
勘違いと知り機嫌が治った、今のうちに言っておこう
「アイシャ俺なんかで良かったら、その、結婚してください」
「はい、お願いします」
そう言うとアイシャはボロボロ涙を流した
俺はただ黙ってアイシャを抱きしめキスをした。
そして現在修羅場である…
家に帰ってきて、まずマイラを紹介した
まあ、そこまでは良かった召喚獣って説明だったしな
だがマイラが爆弾発言をしたから、というか俺も認めてたから仕方ないが…
「僕もアキトと子作りしたいです」
「え?あなた召喚獣よね?」
「ええと僕の名前マイラ・ウルガスと言うんですけど早い話神です、すごいんです、アキトに命を救ってもらったんで子作りがしたいです、孕みたいです」
「「……」」
心配そうに俺を見るアイシャ、まあ、マイラに説明任せた俺が悪いか
こいつもウルガスの名を関するだけあって嫌がらせが趣味なのかも
「ええと、俺から説明するねマイラは魔導4柱神の一角で封印されてるんだけど」
「分かるけどそれが彼女なの?」
「うん、そう性格には彼女であり彼であるんだけど…」
「え、え、?」
混乱しますよね
何言ってるかわからんよな
「マイラは獣神という神なので両性具有なんです」
「……」
「ということで子作りしたいにゃ!」
今そのキャラ付けいりませんよね?猫じゃないんだから!
『楽しくなってきたにゃ』
やっぱりかこいつも幼女神とおんなじか!
『ごめんなさい悪乗りした』
「二人だけで分かる言葉でしゃべらないで!」
怒らせてしまいました
マイラお前のせいだから後でお仕置きな性的なやつで
この女恍惚とした表情浮かべてやがるマジもんだ
マジもんのM属性だ
「ごめんなさい、僕は二番目でいいのでアキトと一緒にいさせてください」
そういうと土下座をした、驚きであるこの世界に土下座会ったんだな
というかマイラだけに土下座させるわけに行かない
「アイシャのことは一番好きだ、でもマイラも俺を慕ってくれてる、俺は俺を慕ってくれる人を無碍に出来ない、だからマイラのことも認めてあげてください」
そして土下座である、日本人の最高の土下座を見せてやる!
この土下座を見ても嫌とか言わせねーぜ
冥界まで吹っ切ってやるぜ
「やだ…アキトを取らないで」
そう言うとアイシャは泣き出した
もうこれは最終手段しかないですね汚い手ですけど泣いてる女とは相撲しろ
マイラごめんアイシャと相撲してくる
マイラはうんとうなずいた
俺はアイシャを抱えるとアイシャの部屋まで連れていき土俵の上に寝かせた
そして、アイシャと何度も相撲をした
ふぅ~太陽が黄色いぜ
誰の言葉か忘れたがまさにそんな感じ何回しただろうか
7回までは覚えてたんだけど…
やっぱりアイシャはきつきつだった
前哨戦で何度も押し出してから本戦を致したんだけど
もちろん押し出しですよ弟子欲しいし
というか押し出ししたらアイシャは落ち着いた
なのでしまくった
アイシャなら今俺の隣で寝てる
かわいい
嫉妬がすごいけど嫉妬というか他の女に手を出す宣言してるようなもんだしね仕方ないね
「アイシャごめんね」
俺はそうつぶやきキスをした
「私1番なんだよね?」
俺は首を振った一瞬不安の顔を見せる
「アイシャは特別だよ」
そう言うと彼女は俺の胸に顔を埋めた
そしてスンスンと匂いを嗅ぐ
「…私の匂いが染み付いてる」
そう言うと笑顔を見せた。
「あの朝食の準備できましたよ」
マイラが寝室に入ってアイシャの前で正座する
「私はアイシャこれからよろしくお願いね」
そう言うとにっこりと手を出した
「ありがとう僕はマイラ・ウルガスですよろしく」
二人は仲良くやっていけそうである
「ところで、アキトと相撲どうでした、かなり大きいですよね?」
アイシャがジト目で俺を見てる
「いや、まだマイラとはしてないからね逆相撲されそうになったんだけどバベルが大きくてマイラが躊躇したんだよ、見せてもいないから服の上から触られただけ」
そう言ってまくし立てた俺を信じたのかマイラに向かっていう
「最初は痛かったですけど、大人の準備運動?というもので押し出し?してもらったおかげか最後はすごく気持ちよかったです」
そう言って顔を両手で覆った
うちの嫁クソかわいい
そう言えばアイシャとの相撲でわかったのだがこの世界の男は大人の準備運動をしないらしい女性も天国に昇るようなこともないそうだ、そういうことなので一人芝居も存在しない
あるのは、純粋な生殖行為である交尾である、
だからなのか基本的に男は女をものとして扱う
やりたくなったら、どこからのラノベのように一瞬で終了するらしい。
ちなみにアイシャは初めてでしたよ。
素材集めとかでPT組んだ場合必ず女性は男性の欲求不満のはけ口にされるそうで
それが嫌でアイシャはPTを組んでこなかったそうだ。
20歳をすぎてからはステラとのPTも解消したせいで素材集めにも行けず
町のなかで薬草を拾って生計の足しにしてたらしい
アイシャは大魔導師だが単独での町の外への外出は禁止されている
忌み子であるが故だ
正直体を売ることも考えたそうだが
夢の中で私のことを好きと言ってくれるあなたが押し留めてくれただそうだ。
「夢見る夢子だよね」とは彼女の言であるが、そのおかげでアイシャとこう慣れたんだから夢見る少女も悪くない。
いや、もう少女じゃないけどとか言ったら殴られそう
マイラさんニヤニヤしない!
しかしこれ無双しちゃうんじゃね?
こっちの世界で無双できるんじゃね?
って調子に乗ると落とし穴あるからな落ち着け俺
「僕で無双してほしいかな?」
またお前はアイシャを逆撫でるようなこという
「今日の夜にでも相撲してあげてください」
あれ、アイシャそこヤキモチ焼くとこじゃないの?
「いいのかい?」
マイラがびっくりした様子で聞く
「うん、私だけじゃ不公平だし特別って言ってもらえたから」
「そうかありがとう、遠慮なく相撲させてもらうよ」
そう言うとマイラはアイシャを抱きしめた
ちょっとちょっと、マイラさん俺が嫉妬しますよ
君一応ついてるんだからね?
アイシャに手を出したら怒るからね?
夜に相撲10回戦相手してもらうことになるよ?
ついでにレスリングもしちゃうよ?
「ケチ」
ベーって舌出しケモミミをピクピクさせてる仕草かわいいなおい
「あ、そうだ、マイラこの帽子普段かぶっておいてな獣人だとこの街にいられないから」
そう言うとアイテムBOXから収穫祭でもらったかぼちゃ帽子を取り出しマイラに渡した、
貰った帽子を頭に載せヨイショヨイショと被る姿あざといですマイラさん
まあ、緑の髪色とあいまって似合ってはあいるけどね。
「食事しましょう昨日から何も食べてないからお腹ペコペコ」
そういえば朝からずっとあそこにいたんだろアイシャ丸一日食べてないんじゃないか
二人の手を取り食事に向かう
「…すごいな何だこれ」
「ああ、僕ね、自慢じゃないけど料理上手だから」
「いやそうじゃなくてこれ食材どうしたの?」
「アキトのアイテムBOXのやつ使った」
「え、マイラ俺のアイテムBOX勝手に使えるの?」
「使えるよ召喚獣ですから」
ドヤ顔である
「まあ、それは冗談だけどウルガス様の分け御霊だからね僕、神機的にウルガス様だと思ってるんだろうね、改造もできたし」
ちらっとアイシャを見ると
よだれを垂らしながら目を輝かせている
「これ食べていいの?」
「どうぞ3人で食べるために作ったんだよ、食材はアキト持ちだけどね」
アイシャが俺をキラキラした目で見てるこれはあれだなオアズケを食らった子犬だわ
「じゃあ、いただかせてもらおうか」
ウンウン頷くアイシャかわいい
「いただきます」
「なんの呪文だいそれは」
「ああ、俺の世界では食事の前にこういう習慣があるんだよ、命をいただかせてもらうから感謝の意味らしい」
「へぇ、じゃあ僕も真似させてもらうよ、いただきます」
アイシャはもう食べ始めている周りの声は聞こえていない
まあ、確かにうまそうだしな
しかし見覚えない食材多いな
「もしかして、風天使の加護:食材採取ってスマホに反映されてるの?」
「ウン、されてるよその方が便利でしょ?」
やばい、マイラって幼女神より有能なんじゃね
嫌がらせもかわいい系だしおちょくるわけじゃないし
幼女神マイラの爪の垢煎じて飲んで
「嬉しいけど不遜だよ」
こめかみをポリポリ書く仕草かわいいな
心のなかで褒め殺しやめてという目で俺を睨む
可愛いものは可愛い
今日はいっぱい可愛がろう夜が楽しみだ
そう思っていると顔を真赤にしてうつむくマイラ
もう今からでも良いんじゃないかな?
というかアイシャ黙々と食べてるな
このパンちゃんと柔らかいナンもどきじゃない
肉とキノコの炒め物も美味しいスパイシーなんだけど
スパイスも採取してたのか、そういえば採取したの確認してないわ
俺が一番無能なんじゃね、ちょっと見てみるか
「御飯中に行儀悪いよ」
「気になったら駄目なんだよ」
俺は腰からスマホを取り出しアイテム欄を確認した
やばかった、もう一日で採取できるレベル超えてた
アイテム
紅茸×872
山人参×625
ニガヨモギ×999
ニガヨモギ×652
蜘蛛の糸×999
蜘蛛の糸×124
動物の血 19200ml
火炎茸×421
曼陀羅華×362
ゴーレムスパイダーの糸×214
魔物の血 2400ml
魔物の骨粉 1kg
元気草
頑張れ草
癒し草
クグリ茸 ×124
フツウ茸 ×962
エリゴの実 ×653
カラ実 ×563
アマ実 ×623
塩ノ葉 ×254
サン実 ×756
ウマ実 ×999
ウマ実 ×123
イノシシの肉:品質(極上)16部位 150kg
イノシシの皮:品質(中) 1枚
ゴブリンの皮 品質(上) 1枚
「迷いの森ってこんなに資源あるの?」
「手付かずだし採取しても次の日には生えてくるよ」
「すごいな……」
「まあ、僕の恩恵の賜物だけどね」
「じゃあ今日はたっぷり可愛がらないとね」
「うん」
照れてる照れてるめちゃかわいい
俺の二人目の嫁ですって紹介したい
天に向かって紹介したい
幼女神から嫉妬で天罰喰らいたい
幼女からお仕置きなにそれどんなご褒美?
「そう言うの趣味なの?」
「いいえただの脳内妄想です、ごめんなさい」
アイシャが食事をやめ俺を睨んでる
というか怒ってるというより、裏切られた人の顔だ
「迷いの森行ったの、行ったら駄目って言ったじゃない!」
ああ、打目だこれ俺が弁解しても聞いてくれないパターンだ
「ああ、違うんだそれについては僕が説明するよ」
昨日までの孕みたい発現がウソのように雄弁にアイシャを説き伏せる
やっぱり昨日遊んでやがったな夜覚えておけな?
「分かったわざとじゃないのね」
「もちろんだよアイシャとの約束破る訳なじゃん」
マイラマジグッジョブ
「うん、そうだよね、疑ってごめんなさい」
「良いんだよ、アイシャは心配してくれただけなんだから」
「さあ、早く食べてお店開店お準備しないとね」
「でもこの料理うまいな」
「そうだよね、すごく美味しい私の料理恥ずかしいくらい」
「アイシャだって一生懸命作ってくれたろ、それに俺にいっぱい食べさせようと無理してたろ、自分はこんなに腹すかせて」
「気づいてたんだ、はずかしい……」
「気づくよ、だからこれからは俺がいっぱい食べさせてあげるから、まあ料理作るのはマイラにお願いしたほうが美味しいだろうけど」
「わかった、料理は僕に任せてよ!」
「「よろしくお願いします!」」
さてとりあえずお店開けるか
「アキトさんおはようございます」
「ステラさんおはようございます」
「昨日の今日でマジッパーツ入荷してないとは思うのですが念のために来ちゃいました」
「……まあ、それは表向きでアキトさんに会いに来ただけなんですけどね」
なんか俺モテキ到来してるの?
死ぬんじゃなかろうか
可愛い子たちを残して死ぬなんて出来ませんよ
「それでしたら生贄系とシナバー系以外なら結構入荷してますよ」
「本当ですか?、じゃあ一般魔術のマジックパーツ30ずつでもよろしいですか」
「はい、ありがとうございます大丈夫ですよ、動物の血はどうしますか?」
「それは足りてますね」
「分かりました少々お待ちください」
そうだ、結婚のことステラさんに報告した方がいいよな義理母なんだし
まあ、これでステラさんの目はなくなったか
まあ、アイシャとマイラいるし仕方ないよね?
っていうか十分だよね?
これでステラさんもとか言ったら殺されるわ
非モテ団体から、ひどい仕打ち受けるわ
「ステラさん、すみませんちょっと話があるのですがお時間良いですか?」
「はい、なんでしょう」
ビクッとして顔を真赤にしてるかわいい
「すみませんちょっと待って下さいね、アイシャ!ステラさん来てるからちょっと来て」
「名前で呼んでるんですね……」
「ええ、実は昨日の今日でなんと報告して良いのか迷うのですが」
「かあさん……」
「ふふふ、久しぶりにその呼び方で呼んでくれましたね」
アイシャは俺の横に立って下を見ながら挙動不審になってる
「実は俺達結婚することにしました」
「え…」
目が潤んでる、喜んでくれてるんだろうか?
「なんで……」
「母さんごめんなさい、母さんのアキトに対する気持ち分かってたけど、私もずっと好きだったの」
「そうですか、そうですよねあなたも私と同じなのですから……」
同じってなんだ?というかステラさんも俺のこと好きなの?
なんだよこのエロゲ展開ついていけないぞ……
「ステラさん昨日の今日なのですが絶対にアイシャを幸せにしますので」
「そうですね、アイシャが幸せになってくれるのはすごくうれしいです、でもその相手があなたというのが頭では許せても心が許せないのです」
「アキトどうしたんだい?」
「ああ、マイラこちらアイシャのお母さんでステラさん」
「ええと、君もしかしてデルスかい?」
「あなたは、…マイラ、なぜあなたがここに、封印されてるはずなのに」
「ああ、縁があってね今はアキトの召喚獣をやってるんだ」
「え、何を言っているの 、あなたが召喚獣、それも人間の」
「まあ、僕も人間の召喚獣になるとは思わなかったけどアキトに命救われてね」
「その席は、あなたの席じゃない……私のなのに……」
「ああ、ということは……、君は懲りないね」
「返してよ、アイシャがいる場所もマイラがいる場所も本来は私がいる場所だったのよ!」
「かあさん」
「かあさんなんて呼ばないで!あなたのせいで、あなたが……」
「なんで私1000年も1人で頑張ったんだよ…」
「マスターがいなくても私頑張ったんだよ」
「あなたのためにみんなが笑って過ごせたらって…」
「なんで、なんで、なんでよ、あんなに頑張ったのになんで」
「ステラさん…」
「マスター私はもういらないのですか?…」
え、マスターって?
俺の目を強く見ながら涙をうるませる
その目が金色の竜の目に変わる、
「そうだ…みんな殺せば良いんだ、邪魔者は殺せばいいのよ」
危ない直感的に感じた俺は二人を突き飛ばした
「ステラさん落ち着いて」
その声はステラに届くこと無く俺の右腕が血しぶきをあげること無く霧散した
「うがぁああぁぁぁ」
「あ、あ、あマスターわたし…なんで…」
その目は金色の龍の眼
その腕は白色の龍の腕
一部だが確かに俺がウルガスオンラインで見たことがあるデルスマグルスだ
俺をマスターと呼ぶデルスマグルス
考えられるのは、勘違いか本当にマスターだということ
正直勘違いと思いたいが、アイシャの夢の話もある
ならきっと俺がマスターだ
ステラを救うのは俺の役目だろ
俺の腕を消失させたことに恐怖を覚え後ずさるステラ
今、この場から去られたらステラは壊れるかもしれない
俺は痛みを堪え彼女の腕を捕まえる
「どこへも行くな、そばにいろ!」
「でも、わたし、マスターの腕を…なんてことを、なんで…」
「良いから大丈夫だから、俺のそばにいてくれ」
俺はそっとステラを抱きしめる
”新緑に染まる永久の気高き風は彼の敵を滅ぼさん”
「アキトどいてそいつ殺せない!」
というかなんの魔術だよそれ
お前町滅ぼす気か
俺はステラをギュッと抱きしめる
「やめてマイラ!母さんは殺させないわ!」
倒れていたアイシャが物すぐ意剣幕で立ち上がり
左手を抑えて右手を横に広げて相手の首にぶち込む
つまりはただのラリアット
ラリアットを食らったマイラは失神した
マジパネーなさすが武道派魔道士のアイシャさん
夫婦喧嘩しないように気をつけますね
泣きじゃくるステラの涙が俺の胸にしみて温かい
「どこにも行くな、俺のそばにいろ」
最低かもしれないけど、ステラを離したくなかった
「とりあえず家に入ろう、アイシャ悪いけどマイラ家に入れてあげて」
「わかった、でもその前に腕の傷ふさがさせて」
”メディカルトリートメント”
傷がみるみるふさがっていく
「ごめんなさい欠損部位は治らないの…」
そう言うと俺の亡くなった手を触るように撫でる
ふさがったのを確認するとマイラを小脇に抱えてくてく歩き出す
そういえば俺も片手で引っ張られたっけ、魔法だよねそれ…
しかし、どうするかこれ
まあ、なるようにしかならないか
俺はステラを促し家に入った
「ひどいよアキト…」
マイラはロープで簀巻にされてる
町中で魔術ブッパしようとするやつそのままに出来ないよね?
まあ、呪文はかっこよかったけど
俺も覚えたいなあれ
「後で教えてあげるから、というか頭に血が上ってたから忘れてたけど今の僕じゃあんな大魔法撃てなかったよ」
だからロープを解けとばかりに首をウンウンやってる
「ステラに攻撃しないか?」
「だってステラが僕に敵意を向けたんだよ?」
「それでもダメその時は俺が守るからステラを攻撃するな」
そう言うとステラが俺にギュッと抱きついた
「まあ、良いけどさ実際守ってもらったし…」
「ステラ事情話せるかい?」
「はい…」
「私はマスター、アキトの召喚獣でした」
「俺は覚えないんだけど、何か理由あるの?」
「あなたは…あなたは一度死んでいるのです」
まじか、そうくるか
ああ、死んでしまうとは情けない…
「そうか、それで死んでまた生まれ変わったってことか?」
「いいえ、違います私が時を巻き戻しました」
「でもそうなるとステラも記憶失わないの?」
「時間遡行者は時に囚われることがないのです、ですから記憶も失うこともなければ身体が元の卵に戻ることもないのです」
「卵?」
「私はウルガス様がアキトに渡した卵です、同時存在できないので生きてる時間の短い卵が消えました。」
「最初にこの世界に来た時幼子に合いましたよね、あれは変装した私です、嬉しかったまたもう一度あなたに会えて…」
「なんでその時言ってくれなかったの?」
「1000年ですよ、あなたを1000年待ってたんですよ思いが溢れてしまって逃げ出してしまいました」
「でもなぜ昨日じゃなくて1000年遡ったの?」
ステラは一度アイシャを見やるとうつむきながら喋った
「あなたを殺したニデア教をこの世界から排除するためです」
「ニデア教という宗教団体に殺されたのか、こんなに弱くちゃ宗教団体には勝てないよね」
「いいえ、あなたは強かったです、誰も勝てないほどに、すべての武器に通じ、すべての魔術を使いこなしました」
「でも、今全然弱いんだけど」
「あなたの強さは死んだときに魂から離れてしまいました」
「はなれた?」
「あなたの魂にウルガス様が強き御霊を4つを縫い付けていたのです」
つまりあれか、ウルガスオンラインのキャラを全部合わせたつよさだったのか
なんだ幼女神やるじゃないか
ごめんなクズ扱いして
「しかし、そんなに強いのに死んだのか、一体どんな強敵だったんだ」
「それに関して聞かないでください、この世界にはもうあなたを殺した人はいませんし」
「死んだのか」
「……死にました」
「よし、わかった!この世界が二回目とかもうどうでもいい」
「俺はアイシャ、マイラ、ステラを愛す、誰にも邪魔させないし文句も言わせない、それでいいな?」
「私は……」
俺はステラの口を塞いだ舌と舌が絡み合い俺は残った左手で彼女を抱き寄せた
「いいな、お前は俺のものだ」
「……はい、マスター」
亭主関白である、失脚しないことを願うばかりであるが
「二人もそれでいいね?」
「はい、むしろ母さんと一緒にいられるなら嬉しいです」
「思う所はあるけど、僕は、アキトに従うよ」
「ふたりともおいで」
と言っても片手では3人だけないな…
まあなくなったもんは仕方ないか
3人でお相撲楽しかった
まずはステラを相手に準備運動だ
足の付根を探ったら怪我なかった
クリとリスくんに、おれの幕下が執拗に攻める
もちろん幕の内周辺も丹念にほぐす
こなれてきたら、いよいよ本番
すっかり準備運動で柔らかくなってるようだ
すんなりと入ることが出きた
そして、そのまま激しくがぶり寄り
「もう、ゆるしてぇ」とか言ってたが許しはしない何度も土俵の外に押しだす
そう、観客も行事もいないのだ
やりたい放題である
四十八手で何度も何度も押し出す
「もうらめぇ」の言葉を最後に失神してしまった
流石にやりすぎた。
次はマイラだ
彼女も相撲が始めてだ
「順番譲らさせて悪かったな」
「仕方ないよ、情緒不安定になってるしね、ちゃんとしてくれるだけでも僕は満足さ」
うい奴め、たくさん土俵の外に出してやろう
「この腕直したいね」
そういいつつマイラは腕の付け根をぺろぺろ舐める
「ごめんなさい」
「ああ嫌味じゃないよ、ただ直したいと思っただけだから」
コクっと頷くステラ
影のある彼女も可愛いけど、イジメ、ダメ、ゼッタイ!
もう少し、思いやりもとう?重槍騎兵になろう?
あ、でも騎兵じゃ傷つけちゃうか
「ところでデルスマグルスはアキトと召喚獣契約しないの?」
「私が契約したら今のアキトだと死んでしまいます……」
「でも君そうとう弱体化してるよね、そろそろ死ぬんじゃないかい」
「え、なにそれどういうこと」
「いや、一度本契約した召喚獣はそのマスター以外でとは契約できなくなり契約者が死んだらエレメント供給も立たれるから死ぬだけなんだよね」
おい、うそだろ、
「どのくらい弱体化してるんだ?」
「もうそんなに持たないと思う中途半端だったけどドラゴン化がトドメになってるね、
多分今日か明日には死ぬよ、情緒不安定だったのも弱体化のせいだろうね」
ちょ!そういうことは早くいってよマイラさん
「でも一晩だけでもアキトと…マスターとこうなれて幸せです」
「だめだ!お前は俺のものだって言っただろう死ぬのも俺の許可なしには死なせない」
「ですが再契約してはあなたが死んでしまいます」
「アキトちょっとスマホ化してね」
お、なにか手があるんですかマイラさん
さすが有能大天使様
そして安定のスマホに指入れ
「これでゲートつなげたから後は契約すればOKだね」
天才は言葉端折るからな……
「ええとね僕のこの体一応オリジナルと寸分違わずできてるんだけど模造品なのは知ってるよね、本体はいま封印されてるんだけど本体と僕も繋がっててアキトの魔力使わずにエレメント吸収できるんだよ、だから僕と本体の間にスマホを挟んでスマホから召喚獣にエレメントを配布できるようにした、だから早く契約してね」
「じゃあ母さんは死ななくてすむのね?」
「うん、問題ないよ、ただドラゴン化はやめてほしい僕の本体に影響でちゃうしね、後また僕弱体化したから、その点は覚えておいてね」
「……ありがとう、この恩は絶対忘れないわ」
「じゃあ再契約するよ」
「我は問う!いかなる敵を前にしても、我が剣となり盾となりその命ある限り、身命を賭して我を助けることをここに誓うか?」
「はい、この身朽ちようとも主を守り怨敵を滅ぼすことをウルガス神に誓います」
「「”魂は時を経ても約束を違わず”」」
「オメデトウこれでアキトの召喚獣に慣れたね」
「あぁ……ン……ンッンッ」
どうしたんだ急に喘ぎ声あげて……
めちゃ艶めかしいんですが
はっ!もしや透明人間にエロいことされてるのか?
裏山けしからん
出会え!出会え!不届き者を討伐じゃぁ!!
「ぁ、おねがい……みないでぇ……ンッ」
「枯渇した身体にエレメントが急に入ってきたからね、身体が敏感になってるんだよ」
マイラさんはいつも冷静ですね、カッケーです
そんなマイラさんを焦らせた今日のことは僕の宝物です
ありがとうございます
「妄想と僕に喋るときは別にしてほしいです」
「善処します」
「あ!」
「もしかしてステラにも俺の心の声届く?」
「当然だよね、召喚獣なんだし…というかコントロールすれば聞こえないよ」
「マスター、透明人間になんかいやらしいことされてませんからね」
口元を笑みでうかべるマイラ策士である
孔明である
今です!
マイラさん僕の心聞きたかったんだね寂しがりやさんめ
これからも延々エロいことを聞かせてあげよう
「妄想よりも現実で相手してほしいな僕としては」
この可愛さである。
すみません
「そんなことよりそろそろ僕としよう?」
「よし、お礼に全力で相手するからな!」
「手加減してくれると嬉しいかな…」
「善処します」
「善処する気ないよね」
「そ~ですね!」
「優しくしてくれるよね…」
マイラは本当にビビりだな
まあ
そしてマイラとアイシャの順番で相撲をした
なんだかんだ言ってお昼過ぎてしまった
嫁が三人もいるから仕方ないね
「はらへった…」
「何か作るね、うぅぅぅ腰がガクガクだよ」
「やっぱり相撲は最強のスポーツだね!」
俺も栄養補給しないと今夜相撲できそうにない
今夜も相撲で一汗掻くためにも昼大事!
「今夜も、本当にできるのかい」
「できらぁ!」
3人共驚愕の表情で俺を見る
え、普通毎日しますよね
俺シャドウボクシングは1日10セットしないといけない男ですよ?
「普通相撲は1回したら1ヶ月以上開けるのが普通だよね…」
「いやいやいや、ないですから1ヶ月も放置されたら俺死んじゃいますから」
「僕達が先に死にそうだよね、というかまだ二人死んでるけど…」
アイシャとステラはおねむである
二人して抱き合って寝てる、わだかまりがなくなって幸せそうだ
「軽いものにしようかと思ったけど夜も頑張るならお肉にしようか?」
「お肉大好きです、マイラのウインナーも美味しかったよ」
「ふえぇ…嫌じゃなかった?」
「好きな人のものなんだから嫌なことなんてないよ」
土俵に塩を大量にまきあった
量は俺のほうが多い、当然だろ?
「というかマイラの塩は甘かったんだけどなんで?」
「ああ、僕は神気もちだから甘露になっちゃうんだよね、アキトの味も良かったですよ」
ポッと顔を赤らめる
しかし、嫁が3人もいる現状で俺本当に人間怖いのか?
いや、こわいんだろうな……
同じ地球人だったらこうは行かないよな
好意を完全に疑って相手にしなかっただろうな
ずっと三人で暮らせたら幸せだよな
ドンドン!
玄関の戸が物凄い勢いで叩かれる
「ここに獣人がいると通報があった、速やかに開けろ!」
「マイラ猫モードになって」
「了解だにゃ」
キャラ付けはちゃんとするんだ…
猫なあのに、にやりと笑う猫かわいいけど笑うとクソ怖いな
「後、アイシャとステラは何があっても手を出さない事、良いね?」
「アキトに何かあれば我慢できないわよ」
「アイシャそれでも我慢してくれ、」
「でも…」
「アキトの言うとおりですよアイシャここで歯向かえば居場所はなくなりますよ」
しばらく考えた後コクっと頷く
「わかった…」
意を決して扉を開ける
「まだ開店準備中なのですが、何か御用でしょうか?」
「ここに獣人がおるだろう隠し立てする とただではすまぬぞ」
「獣人などおりませんよ?」
「ふん、すでに調べはついておるわ構わぬ皆の者家の中を調べよ」
その声に呼応し兵士たちがなだれ込んでくる
「やめてください」
止めようとした俺を一人の兵士が俺の鳩尾にパンチを撃つ
息ができなくなり倒れ込む
「良いざまだな」
城門で揉めた衛兵だ…
おっちゃん衛兵もいる
「配下の者にみはらせていたのよ、これでお前は縛り首だ」
「あんた、だからあの時やめろって言ったんだよ…」
そう言うと二人がかりでケリを何度も何度もぶち込んでくる
おっちゃんは悲しそうな表情で俺を見てる
これ結構やばいんじゃないか
「やめてぇ!」
アイシャが叫んだ
「ふん、忌み子か貴様がいるせいでこやつはこんな目にあっているのだぞ」
「わたし、のせい」
「アイシャ違うから君のせいじゃないから」
俺は這いずってアイシャのもとへ寄ろうとするが背中を思いっきり踏まれた
鎧の重さも相まってダンベルが落ちてきたような痛みがした
呼吸が出来ない
これ骨にヒビくらい入ったんじゃね?
「何だおっさん忌み子がそんなに大事なのか」
俺の髪を引っ張り髪を引き上げた
やめて毛根死んじゃう、毛根死んじゃうから
「団長、獣人はいないようです」
「我らの動きに感づいて逃したようだな、ならばこの物を縛り首の刑にするしか無いな」
「獣人なんてうちにはいません」
「おっさん、調べはついているんだよ、たとえ居てもいなくても俺らがいたと言えばそれはいたことになるんだ、残念だったな」
そう言って俺の顔を何度も床に打ち付ける
やばい居ようがいまいが関係なしかよ
なにこれ法定とかないレベルの文明なの?
「やめてアキトにそれ以上ひどいことしないで」
「団長、この女を勇者召喚の生け贄に使うのはどうでしょうか?」
面白いことを思いついたようにニヤニヤ笑うゲス
お前の顔は一生忘れないからな
「ふむ、そうだな大魔導師でニデア教の生き残りでもあるし良い触媒になるかもな」
「その娘はニデア教の生き残りではありません」
「ん?ああこれはこれはステラさん、あなたのような方がなぜこんな豚小屋に?」
「彼女は私の娘です、それにそちらの男性は私の大切な方です無礼は許しませんよ」
「ふむふむ、ステラさんは知らないようだ昨日バベル特例法が施行されたのですよ」
「なんですかバベル特例法とは」
「バベルを勝ち抜くためにありとあらゆる権限は王又は騎士団に全ての尽力を惜しみなく譲渡しなければならない、つまり四大ギルドは今や騎士団の配下なのですよ」
「そんな馬鹿な法案」
「ということで、いつまでもでかい面してんじゃねぇぞ糞ビッチ」
「そうだな、あんたには団員たちの慰安婦でもしてもらおうか」
「赤毛の忌み子よその身を勇者召喚鬼会として差し出せば今回の件不問にいたすぞいかがする?」
何を言ってるんだこいつらアイシャを勇者召喚の生贄?
そもそも勇者召喚なんてあったのか?なんで俺はそれとは別に呼ばれたんだ
ダメだ馬鹿な頭で考えてもわからない今はアイシャだ
「やめろアイシャに手を出すな…」
「アキト…」
息が苦しい、力が足りない…
なんで俺はこんなに弱いんだ
力さえあれば我慢なんかしなくてもいいのに
誰でも良い力をくれ
ウルガスでもニデアでも力をくれ…
「わかりました、私が生贄になりますですからアキトには手出ししないでください」
「やめろ、アイシャ、やめるんだ…」
「良いの、アキト」
良い訳あるか
「なんで、俺には力がないんだよ…」
「ごめんね、アキト全て全て私のせいなんだよ…だから罪を精算しなくちゃいけないの」
「罪なんて無いよただ楽しく生きていたいそれの何がいけないんだ…」
「お別れは済んだか、全員ひっ捕らえて牢屋に入れておけ、忌み子は召喚場の贄用の牢獄に入れておけ」
「アキトたちは助けていただけるんですよね?」
「安心するが良い邪魔が出来ぬように召喚の儀が終わるまで牢屋に入れておくだけだ」
「アキト今までありがとう」
「アイシャ行くな!はなせえぇぇぇぇ!!」
「うるさいよ」
俺は顔を蹴られて気を失った
薄れゆく意識の中アイシャがあ何か叫んでいたが聞くことはできなかった。
「いたたたぁ」
クソ背中と首が痛いアイツ手加減抜きでやりやがったな
「お、起きたでござるな」
そこには忍者がいた
怪しさ満載の黒装束がいた
「ええと君は、というかここは」
「おおそなた日本人であるか!」
「え、なんで日本人ってわかったんですか?」
「これは意なことをそなた日本語を喋っているではないか」
ん?ということはこの人日本人か?
しかし格好が時代錯誤だな
江戸時代からとか来たのか?
「そうです僕も日本人です、見たところ忍者のようですが何時代から来たのですか?」
「平成でござるよ?」
「コスプレですか……」
本物の忍者かと思って期待した俺が馬鹿だった
「いやいや、それがし本物の忍者でござるよ」
「って言う設定なんですね」
「まあ、公には知られておらぬからな、今でも忍者の隠れ里はあるのでござるよ」
忍者の名前は京介、今でも残る忍者の里の跡取り息子らしい
なんでも現代忍術は既存の忍術に西洋魔術や中国の丹術、密教また様々な格闘術や暗殺術、ハッキングやパワポやエクセルTOEIC999点などなど各種国家資格など持ってるハイスペックなお方らしいのだ、
アニメや漫画が好きで、得に忍者物の話が好きで
そのアニメに出てくる忍術を自分で作り実践で披露したら怒られてこの世界まで飛ばされたそうだ
「地球からこっちに送ることできるのかよ忍者すげーな」
「アキト殿は神様経由でござるか、神様が本当にいるとは……」
「というか京介はなんで捕まってるの」
「それがひどいのでござるよ髪が黒いという理由で捕まったでござる、まあ色々な内情を知るためにわざと捕まったんでござるがね」
「この国差別すごいからね俺も黒なんだけど魔法で白くしてるんだよ」
「ほうほう、そのような魔法が有るのですな」
「アキト殿はなぜ捕まったのですかな」
「嫌がらせかな、差別されてる子をかばったらこんなことになった」
「後悔されておるのでござるか?」
「するわけがないよ、でも助けたい娘を助けられなかったのは悔しい、もっと力があれば…」
「力を蓄えてなかったアキト殿の怠慢ですな、弱いならペコペコしなければ駄目でござるよ中途半端な正義感が今回の騒動の発端ではなかろうか?」
「わかってる、平和ボケしてた」
「そうではないでござろう、調子に乗っていたのではないですかな?大方魔法使えて強くなった気になっていたんではないですかな?」
そんなことはない、魔法と言ってもマジックアローだけだし
剣技も大したことないこれで調子に乗るほうがおかしい
いや、俺はここがゲームの世界だと思ってる、そうだ、所詮ゲームだと
でもここはひどくリアルで俺の知ってるゲームの世界じゃないことを痛感させられる
何をやってもうまくいかない、アイシャやステラは俺じゃない俺を愛しているんだってことくらい分かってた、俺は道化だ
道化だって良かったんだ、あんなに俺を愛してくれる人なんて居なかった
俺の知らない俺を見てることなんて百も承知だ
なんでこんなことになったんだろ、こんな世界に来なければPCでエロ動画漁ってウハウハしてられたのに、ウルガスなんてもう、どうでもいい。
異世界ならここで能力に目覚めるところだろ
職務怠慢もいいかげんにしろよ
早く力をくれ!全てを覆せる力を!
俺は無力だ
何もない、何もしてない、何も出来ない
もうヤダ、地球に帰りたい
六畳一間のあの部屋に帰らせてくれよ
「ダレカタスケテクヨォ」
力を込めて小声で叫ぶしか出来ない俺
情けない、大声で叫んで衛兵が飛んで来るのを怖がってるんだ
生き延びたいと思ってるんだ
どれだけ格好悪いんだよ俺
「アキト殿はまるで子供でござるな」
わかってるよ
そうじゃなきゃニートなんてしてなかったよ
自分で切り開いてどうにかしてやろうなんて微塵も思わなかったよ
宝くじ当たって一発逆転狙ってたよ
それしか無いんだからそうするしかなかったんだよ
いやちがうな、逃げてたんだよ
いろんなことから逃げてた
逃げて逃げて逃げたらこんなところに来てしまった
そしてまた逃げるんだ
ステラのことも忘れて、マイラのことも忘れて、アイシャのことも忘れて
一からやり直すんだ……
どこで?どこでやり直す
もうどこもないだろ……
あれだけ俺のことを好きになってくれる人もいないだろ
もう疲れた
京介がいない……俺幻覚見てたのかよ
何だよ忍者って馬鹿じゃねーか……
「俺だって忍者ならこんなところくらい抜け出て助けに行けるんだ……」
生まれだよ全部生まれが悪いんだ、出発地点ですでに差があるんじゃやる気だって起きない
「アキト殿」
「いたのかよ!」
「ちょっと城内を見てきたでござるよ」
「抜け出れるんだ……」
「そんなことよりも、アキト殿は明日処刑らしいですぞ」
「え、だって交換条件で助けてくれるって…」
「対等の立場にないものの約束など守られるはずがなかろう」
「じゃあアイシャは何のために……」
「アキト、アキト」
鉄格子の外にはマイラがいた
少し寂しげに笑う、ああ、そうか俺の声全部聞こえてるんだもんな
情けなくてゴメンな
「マイラ俺のことは良いからアイシャとステラを助け出してくれ」
「そういう訳にはいかないよ僕はマスターの召喚獣だ、アキトの命優先」
「マイラさん私もアイシャを助けたいです」
「そう言っても弱体化している今じゃ勝てないよ?」
思案していると京介が俺に問う
「しかし逃げたとして隠れる場所はお有りなのかなアキト殿」
確かにそうだ、人間社会で生きていけないとなると今後厳しい
中央に行くには弱すぎる。
「……迷いの森、迷いの森なら隠れられるんじゃないか?」
「そうだね、それなら敵が何万人来ても大丈夫だよ僕の本体がある場所には絶対に近づけないしね」
そうか、マイラの本体があるじゃないか
復活させればアイシャを助け出せるんじゃないか
「本体を復活させるのは駄目なのか?」
「封印されてる事実考えてくれると嬉しいかな、もし復活したら世界が滅ぶよ?」
滅んでも良い、こんなクソな世界滅べばいい
「アキトが望むなら僕は良いよ君の願いなら世界を滅ぼしてあげる」
「ちょ、ちょっと待つでござるよ、世界を滅ぼされたら困るでござる」
「君が誰かは知らないけど、諦めてよアキトの命令は絶対だよ」
「要するにそのアイシャという人を連れてくればいいのでござるな?」
「できるのか京介」
「忍者に不可能はないでござる 、手伝う気はなかったでござるが仕方ないでござる」
「頼むアイシャを救ってくれ」
「では、思考を覗かせてもらうでござるよ、それがしアイシャ殿を知らぬでござるからな」
「オン・アロリキヤ・ソワカ 観音菩薩 よ彼の者の心を見せよ」
「ふむふむ、赤い髪の方がアイシャ殿ですな」
「そうポニーテールの可愛い子!」
「わかり申した30分ほどまたれよ」
そう言うと一瞬で消え失せた
忍術すげぇ




