読まなくていいです「一度目のアキト」
完全版「この世界では転生できなくなったので、異世界で転生することにしました 。」の後にこちらの「この世界では転生できなくなったので、異世界で転生することにしました 。」あらため「異世界での恋愛は死亡フラグでした。~勇者は異世界で三度死ぬ~」の前半部分です完全版上げたのでついでに上げておきます。読む価値はない文章量です。
【第1章】
第一章 ウルガスオンライン ~罪人勇者の英雄譚~
【サブタイトル】
この勇者、前科あり
【前書き】
1章は30話ほどで終わらせる予定です。
【本文】
俺の名前は斉藤あきと、年齢は45歳。
10年前、犯罪者として刑務所に収監された。
冤罪でだ……
日本は訴えたものが勝つ、被告人の無罪など誰も信じない。
訴えられた時点で99、9%敗訴する。
出所後、実家に帰った俺は、引きこもった。
受け入れてくれた家族には、感謝しかない。
刑務作業で稼いだ金で、パソコンを買った。
刑務作業の賃金は内職以下の賃金だが、安いパソコンならなんとか買えた。
人に会うことが嫌になった俺は、パソコンで仕事でもしようと思ったのだが、知識もないので仕事に生かせるわけがなく、現在はネットをして、現実逃避するだけの物に成り下がった。
だが、SNSやソーシャルゲームなどをやっても、俺の心は満たされなかった。
そんな時、ふと目に入ったバナー広告に『人間に絶望した』とか『人類は皆殺しだ!』など見かけるようになった。
そう、オンラインゲームの広告だ、その名も『MMORPGウルガスオンライン』
対人戦ありのオンラインゲームらしい。
スマホと連動型のゲームで、スマホでは倒した敵種族やモンスターの魂をアルカナ化し育成できるすぐれものだ。
もちろん育てたアルカナは召喚して戦わせることができる。
種族は4種族に分かれており大陸は一つでそれぞれの国家はウルガスの塔を囲むように配置されている。
4年に一度、ディダラ大陸の中央にあるウルガスの塔を目指して、進軍する。
ここで、一番最初に神の間にたどり着いた種族が、4年間ウルガス神の加護を受け、能力値を2倍にはね上がる。
更に塔内の狩場を独占することができる、弱い国家からするとクソゲーだ。
まあ、そこはゲームなので、ゲーム時間の4年で、実際は2週間なんだけどね。
しかし、良い年した大人が親の金で生活して、ネットゲームで遊ぶとか良い身分だよな。
正直、死にたくなる……
「おっと3キャラ目カンスト」
「次はどんな亜人にすっかな」
しかし、ヒューマン勢力弱すぎんだろ。
全体的なバランスとしては、悪魔族36:爬虫類族22:獣人26:人族16の割合である。
「爬虫類族のレジェンドである俺様が、テコ入れしてやっか?」
そう、俺は24時間ログインしてる、このゲームの裏も表も知り尽くしている。
俺に聞けば、分からないことはない『生けるウィキペディア』とか言われてたりする。
そして何を隠そう、このゲームで唯一人の竜人種でもあるのだ。
竜人は、リザードマンから初めて種族進化を何度もして、最終的に精霊龍デルスマグルスをソロで倒して、その心臓を手に入れることで、進化することができるという、解放条件が極悪な種族なのである。
しかし、その強さは折り紙つきで、まさに龍そのものであり、爬虫類族最強種でもあるのだ。
新キャラ作成っと、顔とか髪型とか選ぶのめんどいな…
とりあえず、デフォキャラを少年タイプに設定でいいだろ。
やっぱり姉ショタでお姉さまに性処理管理されたいです。
「っていうかデフォでイケメンかよ、人類死ね」
その瞬間窓の外が光りに包まれ俺は意識を失った。
うっ…頭がくらくらする……
目を覚ますと俺を覗き込むように金髪碧眼の幼女がに立っていた
『ワレワレハ ウチュウジンダ オマエマルカジリ』
喉をトントンとチョップで叩き声震わせながらしゃべっている、昭和か!
「むしろお前を食べてやろうか? 性的な意味で!」
俺様、幼女には強気である。
『……』
『ア↑ナ↑タ↑ハ↑→カミヲ↑シンジマスカ↑↑』
「あ、自分無宗教なんで、そういうのは間に合ってます」
『……』
『まあ、良いですわ本題に入りましょう』
ヤレヤレと首を振る幼女、可愛いだけにその動作がむかつく……
しかし、この状況なんなんだ本当に宇宙人か神なのか?
『あなたはさきほど死にました、覚えてますか?』
「え、嘘だろ、だって部屋にいてゲームしてただけだろ……」
なんで死んだ、あの光が原因か? まさか、核爆発の閃光だったとか?
『はい、嘘です、覚えてるとか言われたらどうしようかと思いましたよ』
と言うとケラケラと笑いだす。
なんなのこいつ、殴りたいその笑顔……
「でっ! 何なんですかね、帰ってゲームしたいんですけど、要件なら早くお願いしますよ」
『せっかちですね、せっかちな童貞は女に嫌われますよ?』
「はぁ? 童貞じゃねーし! やりまくりだし!」
まあ、10年以上使ってないから、ある意味セカンド童貞か。
『まあ、あなたの女性関係とか、興味ないので話を戻しますね』
この糞幼女まじで、やってやろうか。
良かったな、俺にロリ属性があったらやられてたぞ。
感謝して、震えて眠れ!
『まあ、そんなにゲームやりたいなら、ちょうどいい話かもしれませんよ?』
そう言うと幼女は円錐状の機械の前に手を差し出した。
ブォンという音とともに立体映像が飛び出した。
一つは地球もう一つはなんだ?月にしてはデカすぎる。
地球と同じ大きさで、水や緑もある。
というか、この地形ウルガスのディダラ大陸じゃないのか?
『もう、おわかりと思いますが一つは地球です真名をテルスといいます、もう一つは反地球、その名をウルガス
と言います』
幼女は星々を指しながら、眉間にしわを寄せとわなわなと肩を震わせると、一気にまくし立てた。
『2つの星は、もともと双子星でした、しかし月のルナリスが外宇宙より飛来して私達に迫りました、そのままでは、3神とも衝突して死んでしまうので、自身を操作できる、私が避けて事なきを得たのです』
『しかもですよ、あの月の糞女、そのまま居座りやがったんですよ! 元々は連星だった私達ですがテルスを月にとらて離れ離れになっちゃったんですよ! しかもテルスのやつ妹欲しかったとか言うし!』
あ、ウルガスさん、お姉さんなんですね、幼女なのに。
「いやいや、そんな星は観測されてませんよ反地球は存在しないって証明されてますがな」
このくらいの知識、世紀末を生き延びたおっさんなら、誰でも知ってる話だぜ。
『それはですね、あなた達人間ががビビりなので、観測できないように太陽神アシュテイクムが、ウルガスを
隠匿したんですよ』
『神々は、あなた達の至福で満たされた魂の記憶を望んでますから、恐怖で味付けされた魂の記憶は、不味いので嫌なのですよ』
おい、今聞き捨てならないこと言ったぞこの幼女、魂を食べるってなんだよ。
「神様って魂食べるの?」
『勘違いしないで欲しいのですが、神が食べるのは魂ではなく、魂についた記憶です、分かりやすく言うと経験値ですね、魂は食べませんのよ?』
「記憶って、それはその人の本質じゃ」
幼女はキョトンとしている。
『あなたはステーキの乗った皿を食べますか? 変わり者ですね』
そう言うと、口許を手で隠し、下卑た笑みを浮かべる。
そりゃ、お釈迦様も食事される側なら、嫌がって解脱の一つもしたくなるってもんだわ。
仏陀マジリスペクト。
『まあ、それは置いておいて、あなたにはこれからウルガスに行って、人間族の希望になってもらいます』
「ええと、期待してもらって悪いのですが、俺なんの力になれないと思いますよ、ニートだし」
『ええ、そうですね、あなた自体には何の期待もしてないですよ、ニートですし』
人にニートとか言われると、腹立つな……
まあ,事実だし気にしてないけど、あれ、目から汗が……
泣かない! 僕、男の子だもん! 45歳のおっさんだけどな!!
『あなたがやっていたゲーム、ウルガスオンラインは、私が干渉して作らせました、あれがウルガスと思ってもらって良いです』
『しかも今なら、ゲーム時代に稼いだお金や装備、スキルなどもおつけしますよ?』
おいおい、まじかよ、あのゲームの世界がリアルで存在するわけ!?
しかも、カンストスキルまでつけてくれるのか、お得すぎるだろ!
俺の時代、来ちゃった? 無双しちゃう感じ?
母ちゃん、俺、ここでなら、頑張れる気がするよ。
『どうです、この話だけでも行きたくなったでしょう?』
俺の心を見透かすように、幼女神はニヤリと笑う。
まあ、でも本当にウルガスがあるなら行ってみたい。
元の世界じゃ犯罪者のレッテル貼られて、詰んでるしな。
新しい世界で、ウルガスドリーム掴んでやるのも悪くないか。
でも待てよ、あの世界人間種迫害されてるよな。
「あの世界って、人間迫害されてますよね?」
『現実のウルガスは4種族すべてが争い合ってますよ、人間族だけじゃなく他種族は全員敵です』
四面楚歌かよ、敵の敵も敵、他種族は全部殺戮対象か
「あれ?おかしくないか…なんで人間族だけ肩入れするんだ?」
『あれ、気がついちゃいました? そこ聞いちゃいます? 聞いちゃいます?』
口に手を添え、悪巧みするような顔で近づいてくる幼女。
めんどくせえ……
『それはですね人間族の魂の記憶が美味しいからなんですよ他の3種族の魂の記憶はまずくて、何度か地球産の魂の記憶食べたことあるんですがあれはやばいですよ、得に日本人の魂の記憶は極上でした』
「それで日本人である俺が選ばれたわけか」
『それと、ネトゲに熱中するような人間なんて、世界的に見て役立たずでしょ? テルスにも見つかり難いしね』
役に立たないって言われた……
俺の存在全否定……
死にたい……
『まあ、地球では役に立たないですが、私としてはウルガス最強種を2種もお持ちの方ですから、喉から手が出るほど欲しい人材ですよ、言うなれば、勇者様ですね』
勇者か……勇者ってガラじゃないけど、福利厚生充実してるし、地球に居ても良いこと無いし。
力も金もあるならモテモテになる可能性もある、こりゃあワンチャンあるか?
あと、気にかかることと言ったら……
「どれい……奴隷は奴隷は合法ですか!?」
『モテナイ童貞が、奴隷でウハウハハーレムする気ですね、合法ですよ、よかったですね童貞捨てれますよ』
こいつの中で、俺は童貞確定だな。
しかし、奴隷制度のある世界、ヘタすると俺が奴隷になるかもしれんから気をつけないとな。
フラグじゃないんだからね!
「あと、このスマホの連動機能使えるの?」
『それは使えませんね、私の干渉外のなのですよ、面白い要素を入れようとしたゲーム会社のオリジナルなんです』
このゲームの目玉機能使えないとか、クソゲー決定じゃないですか。
はぁ、大量の召喚獣たちが育成時間が無に消えた、ここが地獄ですか、そうですか……
『しかし、そのスマホの機能は面白いですね……』
「と言うと?」
『これは、ある意味モンスターに対しての私達神的存在ですね…』
ああ、そうかモンスターの魂を吸収するから神と同じシステムなのか
『少し改変すれば、使えるようになりますね』
そう言うと、幼女は指をスマホに突っ込んだ、何でもありだな。
おいおい、なんか光ってるけど壊さないだろうな。
どうせウルガス行くつもりだから、壊れたら壊れたで、なんか特典つけてもらうけど。
『よし、これでありらの世界でも使えますよ、破壊不可の加護も付けておきました』
破壊不可って、最強の盾じゃないですか、小さいけど。
『それと、召喚獣の卵一個プレゼントしておきましたから、余裕があったら育ててみてください詳しく
はチュートリアルを見てね』
説明すんのめんどくさくてチュートリアル作りやがったな。
まあ、確かにゲーム時代でもなんでも聞いてくる奴ってうざかったもんな。
『では、ウルガスに行っていただけますね? 嫌と言っても送るんですけど』
まあ、この幼女神の、思惑通りなのは気に食わないけど
これだけ、お膳立てされてたら、行くしか無いよな。
「わかった行きます、それしかなさそうだし、正直、面白そうでもあるしね」
『ありがとうございます、あなたのこれからの人生に幸多からんことを』
そう言うと、いきなり目の前に閃光が走った
またこのパターンか……
------------------------- 第2部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
異世界でも罪人
【本文】
うっ……頭がくらくらする……
目を覚ますと、俺を覗き込むように金髪碧眼の幼女が立っていた。
「おじちゃん大丈夫?」
「ああ、ありがとう、ちょっと立ちくらみがしてね」
「気をつけてね?」
そう言うと、軽やかな足取りで去っていった。
得になにもイベントは起きなかった。
というか、おじちゃんだと……
俺は体をさわった、いつもの俺の体だ、顔は? 俺はスマホを取りだし、裏の鏡面部分で顔を見た、いつもの見知った俺の顔がそこにあった。
まんま、俺やないかい! 45歳の俺やないかい!!
おいおい、ウルガスのキャラでやらせてくれるんじゃないのかよ、イケメンじゃないのかよ!!!
話違わね?
取り敢えずは現状把握が大事だな。
服は、ウルガスオンラインの初期装備と同じ服だな。
腰に、スマートフォン入れがついていている。
こんなおっさん顔じゃモテないだろ、引きこもっったせいで、肌も白いしお腹も少し出てる。
そしてなにより、髪もちょい薄い……
ちょいな? 本当ちょいだからな?
「そう言えば、あの糞幼女神、スマホに機能色々つけたとか言ってたな」
俺は道路沿いの柵に腰を下ろし、スマホを操作した。
『やっほーイケメンになれると思った? 残念おっさんでしたwww』
操作すると、突然文字が現れた。
こいつ、わざとだな、わざとこの姿でよこしやがったな。
『では、チュートリアルを初めますか? はい/YES』
選択肢が"はい"しかねぇだろ!
クソ、おちょくられてる、送っちまえばこっちのモンってか、あの糞幼女神。
その後、1時間ほどの嫌がらせチュートリアルを経て、わかったスマホの機能は、以下のとおりである。
◎無限アイテムBOX搭載。
◎魔物を倒すと、自動で剥ぎ取りしてアイテムBOXに保管される。
◎歩いてるだけで、半径10m以内の薬草、魔草を回収し、アイテムBOXに保管する。
◎ステータス画面があり、そこでスキルや種族の入れ替えができる。
◎倒した魔物の魂を、吸収しオーブに貯める。
◎10体までの召喚獣をアルカナ化し保存しておくことができる。
◎このスマホは破壊不能の神器であり、登録者より10m以上離れると、自動的に手元に戻る。
◎充電は不要、魔力で動いてるのでMP0になると使用不能になる。
◎MAP機能付き、サーチ機能もついており敵属性の居場所がわかる。
◎ヘルプ機能
思ったより多機能だな。
自動剥ぎ取り機能とか薬草、魔草自動回収か最高だわ。
現代人に魔物の剥ぎ取りとかムリだからね、もしこの機能なかったら、剥ぎ取り専門の人うことも検討に入れてたわ。
そして、特典の召喚獣の卵。
すでにアルカナ化しており、軽くアルカナを叩いてみる。
ピコンと言う音と共にメッセージが出た。
"名前を付けてください。"
名前か、捨てっれたビッチでステラ・ビッチだな。
実際、処女よりビッチの方が良いよな。処女はめんどくさい。
よし、ステラ・ビッチっと、入力終了。
"羽化までしばらくお待ち下さい"
すぐ生まれないのかよ!
次はステータスチェックするか。
ええと……
名前:アキト
LV999
Age:45
職業:勇者
HP:9999
MP:9999
力:9999
速:9999
知:9999
技:9999
運:9999
基本技能メインスキル
剣術:LV10
棍術:LV10
槍術:LV10
体術:LV10
体力:LV10
盾術:LV10
魔術:LV10
魔力:LV10
鍛治:LV10
錬金術:LV10
採取:LV10
裁縫:LV10
特殊技能パッシブスキル
自然回復LV10
必中:LV10
魔力回復:LV10
身体加速:LV10
個人技能
龍の気吹LV10
狼の牙LV10
精霊龍の魂LVー
精霊狼の魂LVー
龍王化LVー
獣王化LVー
種族チャンバー
竜人
狼人
悪魔
はい、最強です。
なんだ、この数値、スキル的に見て、4キャラ全部足してるんだろうけど、それでも、オール最高値はあり得ない、そもそもレベル上限99だぞ
これはあの幼女伸のサービスなのかな?
だとしたら、少し態度を改めよう。
取り敢えずは冒険者ギルドにいくか、俺はスマホのマップをタップしマップをだした。
何気にめんどくさいな、景色の中に出るようにして欲しかったわ、今度あったら改善してもらおう。
ドンッ
俺は歩きスマホをしながら人にぶつかってしまった。
「いたた」
そこには、宝石のような水色の髪の毛を、ポニーテールに結んだ女性が転んでいた、しかも巨乳である。
「すみません、よそ見していて」
そう言って彼女に手をさしのべた。
彼女は俺の手を掴み、立ち上がったと思うと裏路地に引きずり込んだ。
「え、ええと、なんでしょう?」
すみません、キョドりました、いや、だって、モデルみたいなプロポーションで、顔も美人そんな人に裏路地に引きずり込まれたんですよ? キョドらない方がおかしいでしょう。
「頭下げて」
「はい?」
謝れってことかな?
「ほら早く」
俺は最速され素直に謝った。
だが、彼女は俺の頭に白い粉をかけた。
「にゃにをぉ~」
俺は、すっとんきょうな声をあげた。
彼女はそのままボソボソと言うと、俺の頭が光った、ハゲてないよね?ツルピカの光じゃないよね、内心焦って髪の有無を確かめる。
ある、大丈夫だ、俺の髪は長い友達だ。
「私はアイシャ、あなた流民でしょ、その髪色じゃ目立つよ、金色に変えたから」
「あ、俺はアキトです、流民てなんですか?」
彼女が言うには、この世界には時おり異世界から人が来るそうで、そういう人流民と呼ぶらしい、だいたい髪の色が黒なので分かりやすくトラブルのもとらしい、彼女はテルス教の信者で流民は見たら助けると言う教えだそうだ。
「ありがとうございます」
俺がそういうと彼女はにこやかに笑う、とても魅力的な笑顔だった。
「あなた、いくところあるの?」
「いいえ、ないです」
「だったら家に来なさい、部屋は余ってるから」
わたりに船だ、お金はるけど、この世界について、知らない事多そうだしな、知り合いは、多いにに越したことはない。
「すみませんお世話になります」
彼女はうんうんとうなずくと、歩き出した。
俺はアイシャを止め、その前に俺は冒険者ギルドにいきたいことを伝えた。
ついて来なさいと言うと冒険者ギルドに連れていってくれた。
本当に連れていってくれるか心配だったが、問題なく連れてきてくれた。
冒険者ギルドは雰囲気が悪く、冒険者建ちは、まるで無法者のような出で立ちだった。
受付の娘はかなりの美人だが、獣人だった。ヒューマンの町に獣人とも思ったが、首に大きな首輪のような刺青がある、つまりは彼女は奴隷なのだろう。
「すみません、冒険者登録に来たのですが」
「はい、では」
「おいおい、そんなひ弱そうなおっさんが、冒険者になるつもりかよ!」
酒盛りをしている一行の一人が因縁をつけてくる。
顔も怖いが、酒臭ぇ
「まあ、でも昼日中から酒を飲んでくだ巻いてるあなたたちよりは役に立つと思いますよ」
ちょうどいい、俺の力の実験台になってもらおうか。
「おいこら! 新人風情がなめんじゃねぇぞ!!」
そういうと残りのメンバーも立上がった。
どうやら、やつらの言うことを整理すると、こいつらはB級冒険者らしい?
「B級って強いの?」
その言葉に更に激昂すると、4人一斉に襲いかかってきた。
俺は、その4人の攻撃を体捌きでかわし、テコの原理で投げ飛ばし一つの場所に重ねその上に座った。
「くそどけ! 降りろ! 何で動けねぇんだ!」
体術:LV10やばいな、体が自然に動く。
「悪いことしたらごめんなさい、だろ?」
「誰が言うかよ! 降りろ糞やろう!」
もうちょい懲らしめるか。
「ウィル・ベルガ」
俺は神聖言語、土の二文字を唱えた。
それは重力を操り、対象の動きを鈍らせるものなのだが……
バキボキッバキボキッと言う音と共に、4人の骨が砕ける音が響き渡る、ヤバイこいつら死ぬわ。
「ヤルク・ベルガ・セルリ・グレス」
俺はとっさに神聖言語、光の4文字である回復魔法を唱えた。
当然、重力魔法はまだ発動中であり、体が壊れる、治るを繰り返している、ちなみにこの重力魔法
ゲーム時間で10分かかりっぱなしだ。
最後の方は、泣きながら命乞いをする始末だ。
キャンセル魔法もあるけど、自分が蒔いた種だし仕方ないね?
俺は、4人組を無視して冒険者登録をおこなおうとしたが、受付の娘がビビって動けなくなってる。
仕方がないので、回復したところで、解呪魔法唱えた。
呪文の効果が消えると、4人は一目散で逃げ出した。
「やりすぎじゃないの?」
アイシャはそう言うが、こう言うのははじめが肝心だしな。
刑務所でも力を示さないとカースト最下位になったしな、これは必要悪だ。
だが、かんじんの受付嬢は完全に職務放棄である。
他の受付嬢も、近寄ってこない。
「なんの騒ぎだ!」
白髪だが筋骨粒々の男が、二階から降りてきた。
受付嬢に訳を聞くと、俺をギロリと睨む。
「お前、何をやったか分かってるのか?」
「襲ってくる連中を、撃退しただけですよ?」
「冒険者同士の喧嘩はいついかなる理由があろうとも禁止じゃ、しかもお主は魔法を使ったそうだな!?」
「はい、使いました」
「ならば仕方ない、ギルドにで納めることは不可能じゃ、お主を拘束する」
「はぁ? 何でですか、降りかかる火の粉を振り払っただけじゃないですか」
「愚か者が、町の中は魔法禁止じゃあ、違反すれば最高で死刑もありうる」
面倒臭いことになったな。
幼女神はヒューマンの勇者になれっていったけど、勇者じゃなくて罪人になっちゃったわ。
ここは素直に謝るか。
「すみません、田舎から出てきたばかりで知りませんでした」
じじぃは頷くと、溜飲が下がったのか口調が穏やかになった。
「ワシも口添えしてやるが、罰を受けるのは諦めろ」
罰受けるのかよ! というかどっちみち、俺殺せるわけないしな、取り敢えず様子見るか。
「待ってるから、出てきたら家に来てね」
そう言ってアイシャが俺に紙切れを渡してくる、どうやら地図のようだ。
「わかった、かならずいくよ」
そうこうしてると憲兵がやって来て俺に縄を結う。
「魔法をぶちかます凶悪犯と聞いたがおとなしいな」
そう言って、憲兵隊の中で一番年のとった人が俺に話しかける、たぶん隊長だろう。
「ええ、魔法を使ったらいけないと言うのを知らなかったもので、申し訳ありません」
そう言うと、隊長の態度も軟化した。
「まあ、そう言うことなら100叩きくらいだろうな」
そう言うとガハガハ笑った。
やっぱ謝罪最強だわ、取り敢えず謝っとけ精神、日本人万歳。
そして俺は、市中引き回しのごとく引き連れられ、一路、砦の地下牢に入れられるのである。




