君に愛はない
ここは、俺はどうやら気を失っていたようだ。
「現実ではまだ気を失っているよ」
緑色の髪の少女が俺に微笑む。
少女?付いてる?あれ?
「また、君はその反応なんだね」
そう言ってクスクス笑う。
両性具有という奴だろうか?
「でだ、お前は誰なんだ、ノアなのかノヴァなのか?」
そう言ったミリアはなぜか骸骨の常闇ノ不死王に戻っている。
ミリアを見向きもせず俺に話しかける。
「アキトとまた話す事ができて、その点では、そちらの醜悪な泥棒猫の骸骨に感謝だね」
また、アキトか……
しかし、緑色の少女はミリアを見ようともしない。
「ごめん、君のこと知らないんだけど」
「仕方ないさ&$*#%に君の魂は、消滅させられたからね」
だれだって? 聞き取れない。
「もういい、どちらにしろ精霊龍なのだろ? ならば殺すのみ」
「やれやれ、せっかちな泥棒猫だな」
「神薙技 神魔滅殺剣」
だが、その技は少女を貫くことはなかった。
「威力が途中で止まって渦を巻いている。」
「君、そんな力で&$*#%を殺そうとしてたの? 滑稽だね」
「なん、」
少女はミリアに、しゃべらせることもなく叩き伏せた。
「なにか勘違いしてるようだから、教えてあげるけど、ステラ、あ、今はノアか、ノアは神じゃないよ」
「奴が神じゃないとしたら、いったいなんなんだ!」
「そんなことはどうでも良いよ
それよりも、君ってアキトの事を本当に好きなのかなってね」
「なにを、今はそんなこと関係ないだろ!」
ミリアが吠える。
「それだよ、僕たちはいつもアキトが一番なのに、君はアキトのことをそんなことって言うんだよ」
「そん……」
「もう一度聞こうか、君は本当にアキトの事が好きなのかい?」
その問いに、ミリアが答えることはなかった。
「ミリアが俺のこと好きかなんて関係ない、俺がミリアを好きなんだよ!」
少女は首を振り俺に近づく。
「アキトは優しすぎるんだ、君は…… 」
「僕は、君がアキトを殺す存在になると思ってる」
殺す? 誰が誰を?
ミリアが俺を? そんなわけないだろ。
「だから、アキトの祝福の開示はこれ以上させない」
「この僕の世界では、その人の心が写し出される、僕とアキトを見てみなよ、光輝いてるだろ」
ミリアは黒いオーラに包まれている。
「君は醜悪だよ常闇ノ不死王、君はアキトの側にいるべきじゃない」
「もうやめてくれ、俺が好きなんだか良いだろ」
「ごめん、アキト、僕は……」
「アキト、アキト、アキト!俺の名前はヴィクトルだ!」
「ごめん、でも……」
三人共になにも言えなくなった。
そして、また、意識が遠のく。
「ソレデモ ボクハ キミヲ マモルヨ」
目が覚めると裸だった、隣に裸のイリィスが寝てた。
「ええと、これ、どういう状況でしょうか」
イリィスが目を覚ますと、にこりと笑い一言いった。
「ごちそうさまでした」
ちょ! なにやってるんですかこの人!こんなの見られたらミリアに殺されちゃうよ!
だが、隣にいるミリアは呆けたままだ。
「ミリア?」
俺はミリアにてを伸ばした。
「さわらないで!」
ミリアはその瞬間、ハッとする。
「ごめん、もう寝る。」
ミリアはそのまま毛布を頭まで被って体を震わせる。
こう言う時、どうすれば良いんだろう。
取り合えず、イリィスは縛り上げて眠ろう。
翌日、目を覚ますとミリアの姿はどこにもなかった。




