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彗星のお仕事  作者: 田舎娘


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43/47

43 ケレスの長老、何か御用でっか?

「ケレスの長老、何か御用でっか?」


「ああ、ちょっとお願いがあってな。今回は来るのが早かったな。」


「長老が、太陽の反射のオッカトル・クレーターのブライトスポットを使ってワテが呼び出すのは、珍しいよってな。急用や思ってな。」


「急用でもないんだが、悪いな。」


「急がないんやったら、質問や。」


「またか。まあ、いいぞ。」


「ワテとの合図はわかるわ。オッカトル・クレーターのブライトスポットを使った他の星との合図はあるんか?」


「あるぞ。」


「長老の合図は、炭酸塩が太陽神様の光を反射するためでっしゃろ。白から青い色や。」


「そうだ。」


「そもそも、色は変わらんで、輝き方を変えるんやろ。」


「そうだ。」


「そんだけで、良く合図になりますな。」


「そこはな。太陽神様とは長い付き合いだ。太陽光とも長いからな。」


「長いのは認めますわ。」


「儂の合図がわかるのは、少ないからのう。定期的な反射にちょっとの強弱をつけた光なんだがな。」


「ワテも、やっと覚えましたわ。」


「覚えようとしない奴もいるからな。」


「今は、誰がわかるんでっか。」


「今か、そうだな。お前だろ。初代ブラックホールだろ。木星だろ。冥王星だろ。最近では、姫星か。その辺か。」


「長老はん。太陽神様は?」


「あれは、これに関しては、初代におんぶに抱っこだな。」


「自分の光の反射なのにでっか。」


「そうだ。儂の自転に太陽光が乗っかかっているのにな。」


「そうでっか。太陽神様も忙しそうや。」


「そう言うことにしておくか。」


「それより、姫星も仲間入りでっか。」


「そうだ。あの子は、優秀だな。惑星を得て、一気に成長したようだ。」


「フリーネットが活躍してるんや。」


「ハレーの名付け子だったか。」


「そうや。けんど、冥王星は信じられへんわ。」


「彼奴は、ああ見えて真面目なんだよ。ただ、自分の興味のあることだけだ。」


「なるほど。」


「なかには、オッカトル・クレーターのブライトスポットが気持ち悪いと言う奴もいるしな。」


「誰でっか長老はんに。失礼や。」


「それがな。儂がそいつをにらんでるらしい。」


「妄想や。」


「だがな、誰だかわからんのだよ。きっと、儂の反射がいつも届いているんだろう。」


「やましいことがあるんや。」


「そういうな。だがな、誤解は解きたいんだよ。」


「それが、頼み事でっか。」


「そうだ。急がないが、よろしく頼むよ。」


「わかりましたわ。頑張って、探してみますわ。」


「無理しなくていいからな。」


「了解。」





読んでいただいて、ありがとうございます。

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