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彗星のお仕事  作者: 田舎娘


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3 冥王はん、元気か~。

「冥王はん、元気か~。」


「ハレーさん。元気なはずないだろー。オレは、惑星から外されたんだよ。

 それに、冥王星。星をちゃんとつけてよー。」


「元気そうでんな。」


「元気じゃないの。」


「元気でんな。」


「だからー、元気じゃないんだってばー。

 でも、なんで、外されたの。何かの陰謀?」


「誰が好きこのんで、冥王はんにちょかい出しますんや。」


「じゃあ、なんでだよ。それと、星つけろー。」


「あんさんに、核がないからと違いまっか。]


「あるだろー。こうやってハレーさんと話ができるんだからさー。」


「ワテら彗星は、核なしの星とも話はできるんよ。

 ついでに、言うときますわ。宇宙産の物質なら全員と会話できまっせ。」


「エッ、じゃあ、オレはホントに核なし。」


「そうや。」


「うそだー。だって、ほら、中央に丸い塊があるよ。」


「あれは、単なる氷でんな。太陽神様の熱ですぐ溶けるやろな。」


「うそだー。じゃあ、オレはどうしたらいいんだー。」


「そうやなぁ、あんさんには核がないんやから

 核のある星に吸収してもらったらいいやないか。

 水や氷は歓迎されまっせ。」


「そしたら、オレが消えるだろー。」


「だからー。あんさんは核がない星なんやから、

 ちょとしたことで、すぐ消える存在なんや。」


「うそだー。」


「ほんまに、元気やな。」


「元気じゃないの。ハレーさん。核ってどうやったら作れんの。」


「無理でんな。元々、あんさんは惑星になる要素がないよってな。」


「うそだー。じゃあ、なんで今まで惑星扱いしてたんだよー。」


「それは……。

 あんさんがうるさいよって・・・。

 そろそろ自覚して~な。」


「いやだー。」


「そもそも、あんさんは、惑星の定義を理解してまっか。」


「核があることだよね。」


「一言ならそうや。だが、惑星の定義は3つおはす。」


「うん。それで。」


「1つ。太陽神様の周りを回っていること。」


「うん。オレは、回ってるぞー。ヨシ!」


「2つ。自分の重力で形を保って、大きい。」


「うん、うん。オレ、保ってるし大きいよ。ヨシヨシ!」


「3つ。軌道周辺を一掃している。」


「エッ。どういうこと。」


「あんさんの周りをようみてみ。

 あんさんと同じような星がわんさかおるで。」


「うん。あいつら酷く生意気なんだ。

 うるさくってさ。どっか行けばいいのに。」


「惑星は、それができるんや。」


「エッ、オレできないよ。」


「だからー、惑星やなく、準惑星なんや。」


「エッ、エッ、エッ。」


「ハアー。ワテも忙しいよって、お暇しまっせ。」


「待って、待ってよー。ハレーさん。オレの話をきいてー。きけよー。

 お願い、待って、いかないで~。」


「たっしゃでー。さいなら。」


     * * * * * *


「フー。」


「お疲れ様です。ハレー彗星さん。」


「カロンはんか。ほんまに疲れましたわぁ。」


「私のパートナーがごめんなさい。まだ、立ち直れなくて。」


「それは理解できまんがな。

 ただな、もう少し宇宙やいろんな星のことを勉強して欲しいわ。」


「そうなんだけど、勉強が嫌いでね。

 私がいつも一緒にいるから困らないのよね。

 ついつい、私もあまやかしちゃうのもいけないのよね。」


「あんさんと冥王はんは、同等のパートナーでっしゃろ。

 もう少し、強うでてもよろしゅうおす。」


「そうね。ハレー彗星さんに言われて

 自分は準惑星だって理解したと思うから話し合ってみるわ。」


「カロンはんも、難儀やな~。がんばって~な。」


「はい。ハレー彗星さんも、これに懲りずに、また遊びにきてくださいね。」


「もちろん。今度は、真っ先にカロンはんに声かけるよってな。」


「フフフ。うれしいわ。お待ちしてます。」


「ほな。」


「行ってらっしゃい。」



読んで頂いてありがとうございます。

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