第十三話「6日目、日没まで」
朝起きてリーンの部屋をノックし、リーンを起こす。寝ぼけたリーンと下に降りてセラの用意した朝食を食べる。レタスと卵と鶏肉のギッシリサンドイッチだ。うまい。
牛乳を飲みながらセラに声をかけ、頼んで同じ物を昼の弁当に持たせてもらった。そこで初めてセラの料理の品質を確認したが4だった。驚いたな。そりゃうまいわけだ。
俺達はこれから森で夕方までひたすらレベル上げだ。門番が声をかけてくる。二日酔いなのか顔が青いな。今日で世界とお別れするのに、そんな気分でいいのかよ、と言葉に出さず突っ込んで、俺達は村の周辺にある森に向かう。その途中で昨日決まった話をリーンにする。リーンは、俺が「これはセラ達のためだ」というと、
「わかったの!」
と強く頷いた。昨日のうちに二人は意外と仲良くなっていたのかもしれない。
森ではウルフ、牛、スパイダーが出てきた。スピードの速いウルフとの戦闘は、リーンと戦った時以来の緊張感を感じた戦闘だった。やっぱり先頭ってのはこうじゃなくっちゃな。大して体力が高くないからすぐに倒せるんだが、やっぱり高速で向かってくる時のゾクっとくる感じは俺をひたすらワクワクさせてくれる。スパイダーは木から垂れ下がってきたりするので、ダンジョンの罠の予習になった。そういえば、ゴブリンの巣窟にはトラップらしいトラップがなかったな。あれも7日目までの措置なのだろうか。フォーラムには詳細な情報が上がっていなかったので、今のところは自分の体験だけで結論付けるしかない。次にダンジョンに行く時にはそうしたトラップにも気を付けて行かなくちゃな。
また、ウルフは匂いで俺の近づくのが分かってしまうみたいだが、牛やスパイダーはインビジとサイレントウォークを使えば気付かれずに攻撃できることもわかった。気分はアサシンだ。彼らの見えないところから現れてアイスアロー3枚のコンボを叩きこむ。アイスアローを積極的に使うのは、コンボのスキルツリーを進めていきたいのもあるし、ファイアーボールは森の中では使えないからだ。大事な資源の宝庫をわざわざ破壊する気は無い。
結局、森ではウルフのスキル「ハウリング」と、スパイダーの「キャッチャーネット」をカード化し、カードのレベル上げもした。ハウリングは周囲の味方のATKを上げ、敵のDEFとSPDを下げるバフとデバフを兼ね揃えた強力なスキルだ。キャッチャーネットは敵をネットで拘束する。敵の自由を奪えるのでPKが捗りそうだ。ウフフ。特にキャッチャーネットは強力なので何枚か持っておく。コンボで使えばかなり便利そうだ。
そろそろカードが増えてきたのでデッキを組むことも考えないとな。今後もできることが増えれば増えるほどこういうデッキ編成に悩まされることになるだろう。そこがカード使いの大変な所だ。使わないカードをしまう予備のデッキケースも欲しいな。
まあリーンがやっぱり強すぎて、あんまり俺は何もしなくても勝てちゃうんだけどさ。今日は俺なりに結構頑張って戦ってみたのだった。昼になる頃には二人とも2レベルずつあがったが、村に帰る頃には更に1レベルずつ上がった。
さあ、村に帰ろう。PKの始まりだ。
らんまる
カード使い
ヒューマン
レベル15
MP402
ATK54
DEF98
SPD114
スキル:ブランクカード作成、カードコンボLv4
パッシブ:カード熟練度Lv13、封印(スキル&魔法)Lv18、封印Lv1;上限3、鑑定Lv3、火耐性2
所持カード:ファイアボールLv25、ヘイストLv15、ヒールLv5、アイスアローLv12×3、アーススキンLv10、グロウアップLv8×3、インビジブルLv10×3、サイレントウォークLv10、キャッチャーネットLv5×5、ハウリングLv8
リーン
アーマードナイト
ゴブリン
レベル13
MP490
ATK148
DEF170
SPD118
スキル:バッシュLv3、アーススキンLv3
パッシブ:愛の戦士Lv1、片手剣熟練度Lv9、シールドブロックLv7、指揮Lv9、カリスマLv5、毒耐性4
今回短くてすみません




