第47話 そして戦争へ
投稿が遅れてすみません。腸炎のようなものから復活しました。まだ少し調子が悪いですけど……
城郭都市ステルアの陥落を受けて町の有力者達が会議を開いた。
しかし皆一言も喋らずソウケンの言葉をまった。
ソウケンはやがて静かに話し始めた。
「皆もすでに知ってのいるのだと思うが一応言っておく難攻不落の城郭都市ステルアが落ちた。現在中央への連絡が出来ない状況にある」
会議室一帯に少し動揺が広がった。
どうやらただの噂だと信じていた人達も居たのである。
「状況が状況なため情報収集に現在手練れの冒険者数名とこの町のギルドマスターであるエマ殿直々にステルア周辺の近づける場所ギリギリまで偵察に向かってもらっている」
エマはステルア陥落の知らせを聞いてすぐにソウケンと話し合い、その結果パーティを編成し周辺の状況を知るためにタイレンを出発した。
「で?どうするつもるなのだ?」
ゼノビアがその場に誰もが聞けなかった質問を発した。
「攻める」
「攻める……ですか?先日の会議で物資も何もかもが無いという話になったじゃないですか」
リュカもそれは不可能だと思い言葉を発した。
「そうだな。でもかと言ってどうする?この先何も先手を打たないと確実に我々に残っているのは滅亡だけだ」
「……まあ確かにソウケンさんの言うとおりだ。みんな腹を括るしかねーぞ」
それまで黙りこんでいたフランツがソウケンに賛同した。
「でも実際の問題国内でアステアの陥落により国内で栄えている方面での商業は無理ですから我々商会では不足している物資に関して何も出来そうにありませんぞ。特に武器、食料に関してはこの町一番の悩みじゃないですか」
トーンが不可能だとソウケンに答えた。
しかしソウケンは首を振り大丈夫だと言った。
「商業に関しては港を使う。幸い人が増えて金は潤ってるからな。」
「確かに船が使えれば隣国の聖ルーテリア教国とは可能でしょうな。でも大型船はまだ建造途中ではありませんでしたか?」
実際にこの町では町の拡大を受けて大型船が寄港出来るようにただの漁港に過ぎなかった港を拡張してはいたが実際の船は建造途中であった。
「それに関してはちょうど昨夜付近に流れ着いた一隻の船を確保した。外装を町の者に見てもらったが前領主の船らしい。ちなみに乗っていた奴らは全員餓死していたよ。まあ大型船には少し足りないが実際には商業をして物資を補給するには十分だろう」
「ほう。確かにあの船なら可能ですな。それに航路が使えるならば王都より早いくらいでしょう。早速準備をして来ますね。行動は早いほうが良いでしょう」
「頼んだ」
トーンは足早にこの場を去った。
その表情は生き生きとしており、会議が始まった時は王都との交易路が途絶えて意気消沈していたが貿易が可能だと知るとその顔は嬉々としていた。
「後の当面の問題に関しては戦力補充だが冒険者を雇いたいところだがそこにまわせる金はない。ないことはないんだが貿易による金の減りが分からないから温存しておきたい。だから当面は考慮しない。もちろん有志による義勇軍なら話は別だがね」
「まあ。いきなり大部隊と戦うわけじゃないから兵力に関しては今のところ大丈夫でしょうね」
リュカもソウケンの考えに納得した。
「とりあえずエマ殿が帰ってきて情報を整理次第攻勢に出るとしよう。アンダンテの面々には悪いが兵を指揮してもらう」
「任せておけソウケンさん!その代わりに報酬はある程度落ち着いてからでいいからきちんと貰うぞ!」
「分かった。頼むぞ!」
その後しばらくの間細々とした調整を行ない会議はお開きとなった。
その日の深夜にユーリがリュカの部屋を訪れた。
「リュカ様。エマさんが帰還しました」
「そうか。何か分かったのか?」
「魔王軍のほとんどの兵は王都方面に侵攻しましたが二万ほどが辺境に侵攻するため残った様です。そして現在五つの町が抵抗虚しく陥落しているそうです」
「こちらに来るのも時間の問題か……分かったよ。ありがとうこれから忙しくなる今のうちにゆっくり休んでくれ。」
「はい。失礼します」
ユーリはリュカの部屋から退室した。
リュカはこれから始まる魔王軍との戦闘に不安で仕方なかった。
少し風にあたろうと庭に出るとそこには先客がいた
「おやリュカ君じゃないかどうしたんだい?」
「明日からのことを考えると不安で……」
「大丈夫さ。私や皆がついてる。君が不安がることはないよ。いざとなれば私が全力ぇ守ってあげるからね」
「はい。少し安心しました」
リュカはルーネといると不思議と心落ち着くのであった。
「イタッ」
セクハラさえなければ……
誤字脱字、感想がある方はよろしくお願いします。m(_ _)m
また、勝手にランキングを設置しているので良ければ一日一回クリック出来ますのでよろしければお願いします




