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第39話 祭壇

投稿が遅れてすみません。

申し訳ありませんが火曜と木曜は帰宅が遅くなるため更新ができないか遅れます。

「やっぱりこうなったか……」


「俺のせいじゃねえよ!」



 現在リュカとフランツはルーネ達とはぐれ森の中を迷っていた。

 さらにタイミングが悪いことにA級の魔物であるマンティコアの群れに追いかけられていた。


「確かフランツはAランク冒険者だったよな?あいつらぐらい蹴散らせるんじゃないか?」


「無茶を言うなパッと見たところ十匹はいるぞ!二、三匹はいけるかもしれないがその後は一瞬であいつらの腹の中だよ!」



 このマンティコアという魔物は恐ろしいことに食欲が普通の魔物以上あり、噂によると一匹にひとつの村の人間が食われてしまったという被害がある。

 だが恐ろしいのは食欲だけではなかった。



「二、三匹は倒せるのかよ。ってあっぶねえ!」


「ギャッ!!」



 側面から飛んできたマンティコアによりリュカは腕を噛みつかれそうになり、間一髪のところでマンティコアの顔面に蹴りをいれた。

 後ろを見ると地面に転がり悶えていた。



「飛べるのかよ!こいつら!」


「どうやらあの羽はお飾りじゃないようだね」



 やつらには羽が生えており長距離の移動こそ出来はしないが風にのり滑空程度ならできるのであった。



「お師匠さまかシグルスさえいればなあ……」


「あー、ルーネさんなら消し炭にしそうだな。シグルスは強いのか?」


「シグルスはつ……フランツあれを見ろ!」


「何だ?」



 前方の岩場にフランツでも何とか入れそうな小さな穴があった。

 そしてどう考えても巨体であるマンティコアは入りそうになかった。



「あそこに逃げ込むぞ!」


「おう!」



 リュカとフランツが穴の中に飛び込むとマンティコア達はリュカとフランツを追って穴の入り口に引っかかっていた。



「危なかったぜ……」


「ああ。だけど問題はここからどうするかだ」


「リュカどうやら洞窟になっているようだし奥に行って見ようぜ」


「あいつらはまだ諦めていないようだしな。進んでみるか。もしかしたらどこか別の場所に出られるかもしれないからね」



 入り口には忌々しそうに出てくるのはまだかとその場で待ち構えているマンティコア達がいた。

 リュカとフランツは洞窟の奥に向かって進み始めた。



「この洞窟結構深いな。」


「そうだな」



 リュカとフランツが洞窟に逃げ込んでから一時間ほどが経った。

 どんどん進んで行くがまだ底にも別の場所にも出れないでいた。


 もう少しほど歩いていると前方に門が見えた。



「出口か?それともボスでもいるのか?」


「どうだろうな。道中何のトラップも魔物も居なかったところを見るとその可能性は低いだろうが行くしかないだろう」


「分かった。開けるぞ」



 門を開くとそこは当たり一面が光輝いていた。

 どうやら鉱石のようなものが光輝いてるらしかった。


 部屋の中央を見ると大剣が床に刺さっていた。



「綺麗だな」


「なんだろうなこれ。ミスリル?いやミスリルなら光ったりしないはずだ。それにあの奥にある」


「ここは祭壇……魔王の力の一部がここに封印されています。そこに大きな剣がささっているでしょう?大昔の勇者の一人がそれを使って強大な魔力の塊である魔王の力の一部をここに封印したのですよ」


「誰だ!」



 リュカが後ろを振り向くと入り口に黒いフードを被った男が立っていた。



「リュカ!気をつけろ。こいつ気配を感じなかったぞ!」


「おや、まあ。私は別に戦う気なんてないから心配しなくてよろしいですよ。ちょっとその剣を抜きに来ただけですからね」


「ふざけるな!これが本当に魔王の力の一部を封印してるってんならそんなことさせるか!世界を滅ぼす気か!」


「魔王……封印……お前魔族か?」


「そうです。私は魔族です。この国の侵攻を任されてるロキと言います。以後お見知りおきを」


「何だと!?」


「思った以上にまずい状況だな」


「そっちのエルフ君はあまり驚かないのですね。少し残念です。ん?君はまさか!ハイエルフなのですか!?」


「何故それを!?」


「リュカ!」



 ロキは一瞬でリュカとの距離をつめ右手でリュカの腕を掴んだ。

 リュカは振り払おうとしたが何故か力が入らなかった。



「ふーむ。どうやらハイエルフの割に力が弱いようですね。魔力がAに届くか届かないかというところですか。」 


「リュカを離せ!」



 フランツが剣を抜きロキに向かって斬りかかった。

 しかしロキは左手でフランツの剣を掴んだ。


 そしてフランツを軽く押した。 

 次の瞬間フランツは吹き飛び壁にぶつかった。



「危ないですね。人間とは本当に野蛮なようです。確かリュカ君でしたか。魔力が低いとはいえハイエルフが人間側にいるというのは少々危険ですね。このまま貰って帰りましょうかね。暴れると面倒なのでこのまま眠ってもらいましょうかね。」


「何をする気だ……」



 リュカの問いには答えずロキはリュカの口に錠剤のようなものを入れた。

 しばらくするとリュカの瞳がうつろになった。



「リュカに何をしやがった!」


「安心してください。単に眠ってもらっただけですよ。……何!?」



 突然ロキの足元に魔方陣が出現し、そこからシグルスが飛び出してきた。

 ロキの右腕にかみつき、ロキは思わずリュカを手放した。



「神がハイエルフに与えたという犬か!よくも邪魔をしてくれましたね!」


「魔族よここから去れ!もし去らないならば貴様には勝てないだろうが道連れくらいにはしてくれる!」


「仕方ありません。ここは一旦引きましょう。ですがその前に」



 ロキは祭壇に刺さっていた大剣を引き抜いた。

 すると輝いていた周りの壁や床から輝きが消え大きな光の塊がどこかへ飛んでいった。



「本来の目的を達成したのでここは引きましょう。ではまた……」



 ロキは魔法のようなものを発動させるとその場から消えた。

説明が遅れましたが現在加筆はありませんが文章がおかしかったり、3点リーダの使い方など細かい部分を見やすいように修正しています。

改稿とついているのはそのためです。


誤字脱字、感想がある方はよろしくお願いします。

m(_ _)m


後ランキングとやらを設置してみてたので良ければ一日一回クリック出来ますのでよろしければお願いします

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