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第33話 ハーレム拡大

 家への帰宅が遅れたためこんな時間での投稿になってしまい申し訳ありません。

 今月はこんな日がちらほら出ると思いますのでご容赦を・・・

フランツ達が王都に旅だってから二ヶ月が経った。



「おっす。ただいま!」



 何の前触れもフランツがいきなり現れた。



「え?あ、お帰り。急な帰還だね。手紙くらいよこしてくれれば良かったのに。」


「ああ、少しめんどうなことになりそうだったんで無理やり帰ってきた。」


「え?大丈夫なのかい?」


「いやあ、まあそれがな・・・」


「フランツ!ここに居たか!探したぞ!」


「王女も着いて来ちゃった。」



リュカはあまりの出来事に思考が停止した。

着いて来ちゃったじゃないだろ・・・これって誘拐扱いになっていないだろうな。


これって大問題だよな。

全員指名手配されたりして・・・等様々な考えがリュカの脳裏をよぎった。


意を決して王女に聞いてみることにした。



「これは王女様。私は副旅団長のリュカと申します。ご無礼を承知でお聞きしますがこのような屋敷に何の御用でしょうか?」


「おお!お前がリュカか!噂通り可愛らしい容姿をしているのう。本当に付いているのか?ほれ脱いでみろ。」


「そ、それだけはご容赦を!」


「うむう。肌もすべすべじゃの。尻も触りやすい大きさでやわらかい・・・」



リュカは涙目になりながら服を引っ張り、体を撫で回してくる王女から距離をとろうとした。



「ゼノビア。その辺で許してやれ。」


「仕方ないのう。」



ゼノビア王女はフランツに促されてリュカを脱がすのを渋々諦めた。

リュカはホッとし、この時ばかりはフランツに感謝した。



「それで何だったかの?わらわがここに来た理由だったか?それは未来のフランツとともにここで暮らすためじゃ。」


「え!?王の許可とかは?」


「勿論取っておるよ。むしろわらわより積極的なぐらいじゃ!どうも政治がどうのこうのよりもフランツのことを単純に気に入ったようじゃな。」



リュカはめまいがしてきた。

自分の処理能力を超えたあり得ない状況が起こっていた。



「まあリュカも考えすぎんなよ。ゼノビアも悪い奴じゃないし構わないだろう。」



リュカはフランツをぶん殴りたくなったが王女の手前なんとか堪えた。



「ちょっとお師匠さまと話して来るよ。王女様も失礼します。」


「おう。」


「また後での。」



フランツと王女と別れてリュカはルーネを探した。

途中カイルに会いルーネは育てていた魔法植物の様子を見るため庭にいるらしいことが分かった。


庭に向かうとルーネがかがみ込んで植物の様子を見ていた。



「お師匠さま!」


「リュカくん!ただいま寂しかっただろう。」



 リュカはルーネに向けて走り出した。

 ルーネはニコニコしながら抱きついて来るのかと思い両手を広げた。


 途中リュカは大きく力強く地面を蹴った。

 その小さな体のどこにそんな脚力を秘めているのだろうのというくらい大きく飛んだ。


 そしてルーネの腹部にそれは見事なドロップキックをかました。

 離れて見ていたラスクもその華麗なドロップキックに見惚れていた。



「グハッ!!リュ、リュカくん何をするんだい・・・ここは感動の再会の場面でしょ。それを何の躊躇もなく腹部に向かってドロップキックをしてくるとは・・・」


「何であのバカをきちんと制御してくれなかったんですか!王女を連れてくるなんかどうするんですか!?何かあれば下手すると全員処刑ものですよ!?」


「それには関しては私のせいじゃないよ!?というか私も苦労したんだ。あの男はハーレムの女神でも付いているのかい?女が群がること群がること・・・」



 ルーネはげっそりとした表情で話し始めた。



「エミリアとマリーがフランツくんに群がる女どもをガードしていたんだが王に謁見がかなった時のことさ。王に軍に入らないかと誘われてね。それをフランツくんが拒否したら三人の近衛兵が逆上してフランツくんに斬りかかったんだ。フランツくんはそれを素手で倒したんだ。」


「何てことをしでかしてるんだ。あいつは・・・」



リュカはその時の状況を考えると顔が真っ青になった。



「それを見たゼノビア王女がね。かっこいいと一目惚れをしたらしい。王にしても瞬時に入る富も名誉も突っぱねたその態度と手練れの兵三人を一瞬で倒す実力を大いに気に入ったらしい。」


「うわあ・・・」


「そして王と周りの大臣達ははフランツとゼノビアを何とか結ばせようとしていたがそれをようやく察したフランツは急遽帰ってきたというわけさ。」


「想像したよりも何倍もめんどくさいことになってますね。」


「本当に大変だったよ・・・」


「聞きたくないのですがエミリアとマリーの反応は?」


「それが意外にも意気投合してね。ゼノビア王女は変にカリスマがあるらしくエミリアとマリーを上手くおだてて仲良くさせ、自分がフランツと結婚したら一夫多妻も出来ると納得させてしまったんだ。」


「ちゃっかり正妻ポジションも!?」


「ゼノビア王女は見た目とは裏腹にかなり頭がキレるからリュカくんも用心するんだよ。」



 厄介な相手がハーレムに加わったなとリュカはため息をついた。

 これからもっとめんどくさいことに絡まれていきそうな気がするリュカであった。

 誤字脱字、感想がある方はよろしくお願いします。

m(_ _)m


 後ランキングとやらを設置してみてたので良ければ一日一回クリック出来ますのでよろしければお願いします。

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