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魔法少女だった私は、すべてを奪われて侵略者になった  作者: 摩利
2章

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一方、組織では


 どこかの空間。そこは、通常の意味での部屋とは呼びがたい場所だった。

 壁も、床も、天井もある。

 だが、その輪郭はひどく曖昧だった。

 黒い布を何枚も重ねたような壁面には、赤黒い魔力回路が血管のように走っている。

 回路は一定の間隔で脈打ち、部屋全体に鈍い光を投げかけていた。


 光は暗い。けれど、完全な闇ではない。まるで生き物の体内にいるような、不快な明滅。

 天井からは、液体とも影ともつかないものがゆっくりと垂れ落ちていた。

 ぽたり。ぽたり。

 落ちたそれは床に染み込み、黒い水たまりのような跡を作る。

 その染みはじわじわと広がっては、いつの間にか消えていく。


 床には水たまりのような暗い染みがいくつもあり、そこに足を踏み入れれば、底のない闇へ沈み込んでしまいそうだった。

 空気は重い。湿っている。吐き出した息すら、布の中へ絡め取られていくようだった。


 侵略組織の拠点。その一室。

 ストレガは、机に向かって書類に目を通していた。


 机、と言っても、人間の世界で使われる木や金属の机ではない。

 黒い膜が何層にも重なり、固まったような台。その表面には、赤黒い文字が浮かんでは消えている。


 書類もまた、人間の組織で使われるような紙ではなかった。薄い皮膜のようなもの。

 生き物の皮を薄く伸ばしたような質感のそれに、文字と図形が浮かび上がっている。


 赤黒い文字。

 魔力反応を示す記号。

 座標。

 監視網の配置。


 そこには、魔法少女局の警備体制、結界修復の進捗、収監施設の外郭情報、そしてオブスキュリテに関する断片的な報告が並んでいた。

 ストレガは、布の奥で目を細める。


「ふむ」


 湿った声が、部屋に落ちる。液体状の布が、彼の肩からゆっくりと垂れた。

 人型ではある。

 だが、人間とは程遠い。


 布のようなものをまとっているのではなく、布そのものが肉体の一部であるかのようだった。

 表情は読みにくい。

 だが、声にはどこか楽しげな響きがある。


「同志オブスキュリテの救出は、なかなか難しそうですねぇ」


 彼は、楽しげとも残念そうともつかない声で呟いた。

 魔法少女局の収監施設は堅牢だ。


 外郭結界。対異形用の遮断術式。

 内部転移を阻害する空間固定。

 囚人ごとの魔力拘束。

 そして、監視。


 通常の魔術犯罪者を閉じ込めるための施設であれば、組織の技術で突破することは不可能ではない。

 だが、オブスキュリテに関しては、扱いが違う。


 通常より厳しい監視。専用の魔力封じ。

 移送時の多重護衛。

 彼女の魔法の性質を前提にした、赫塵対策の拘束具。

 魔法少女局も、さすがに二度目の失態は避けようと必死らしい。


 力ずくで破ることは不可能ではない。

 だが、費用対効果が悪い。

 救出のために戦力を投入しすぎれば、こちらの動きが大きく露見する。


 魔法少女局は警戒をさらに強める。

 拠点の一部も捨てなければならなくなるかもしれない。

 なにより、強襲すれば、同志オブスキュリテ本人が巻き込まれる可能性もある。

 救出しに行って、彼女を殺す。そんなつまらない結末は避けたい。


 ストレガは、書類の一枚を指先で弾いた。

 薄い皮膜が空気中で溶けるように消える。


「さて、どうしたものか」


 彼は楽しむように呟く。困難は嫌いではない。

 難しい状況ほど、人間は面白い顔をする。

 追い詰められた者は、本音を見せる。

 矛盾を抱えた者は、選択の瞬間に美しく歪む。


 同志オブスキュリテも、そうだった。

 赤羽 祈という名前を捨て、オブスキュリテを名乗り、世界を壊すと言いながら。

 その奥に残る祈りを、完全には捨てきれていない。


 あの少女は、まだ揺れる。だからこそ、価値がある。だからこそ、取り戻したい。

 単なる戦力としてではなく。壊れかけた人間が、どちらへ転ぶのか。

 その観察対象として。


 ストレガが次の報告に目を通そうとした時だった。

 目の前の空間が、ぱちんと軽い音を立てて歪んだ。

 黒い空間に、赤い亀裂が走る。細い亀裂は蜘蛛の巣のように広がり、その中心が内側から押し開かれた。

 そこから、ひょい、と一人の少女のホログラムが浮かび上がる。


 鮮やかな髪色。派手な服装。場違いなほど明るい笑顔。

 赤黒い魔力の粒子で形作られた少女は、陰湿な部屋の空気などまるで気にしない様子で、片手を大きく振った。


『やっほー、スト様』


 軽い声だった。この陰湿な部屋に、まるで流行りのカフェのBGMでも流れ込んだような軽さ。

 ストレガは、驚くでもなく顔を上げる。


「おや。同志カーマイン」


 湿った声で、彼は応じた。


「定時報告ではなさそうですね」


『もち』


 カーマインと呼ばれた少女は、にっと笑った。


『やっと終わったから、その報告でっす。いやー、長かった。ほんっと長かった。あんな退屈な任務、あたしじゃなかったら途中で寝てたね』


「あなたは途中で寝ていたことが何度かありましたが」


『バレてた?』


「報告書に記載されています」


『うわ、真面目ー』


 カーマインは、ホログラムのまま肩をすくめた。

 軽薄な態度。砕けた口調。

 組織の幹部格と話しているという緊張感はまるでない。

 だが、それをストレガは咎めなかった。

 この少女がそういう性質だと知っているからだ。


 カーマイン。


 明るい。

 軽い。

 騒がしい。

 ふざけている。

 だが、決して愚かではない。


 彼女は空気を読まないのではない。

 空気を読んだ上で、平然と踏み荒らす。

 誰かが緊張していれば笑い、誰かが怒っていればさらに煽り、誰かが傷ついていれば、何食わぬ顔で隣に座る。


 その軽さは武器だった。

 そして、時に毒でもあった。


『あー、疲れた』


 カーマインは、ホログラム越しに大きく伸びをした。

 実体のない映像であるにもかかわらず、その仕草はやけに生々しい。

 肩を回し、首を鳴らすような真似をして、それからにへらと笑う。


『帰ったらオブちゃんに癒してもらおーっと』


 その一言に、ストレガの動きが止まった。

 机の上に広げていた皮膜資料へ伸ばしかけていた指が、空中でぴたりと止まる。

 黒い布の奥で、彼の目がわずかに細くなった。


「お疲れのところ恐縮ですが」


 彼は、いつも通りの声音で言った。

 湿り気を帯びた、静かな声。


「それは叶いません」


『へ?』


 カーマインの顔から、気の抜けた笑みが少しだけ消えた。

 まだ軽い。まだ、冗談だと思っている。

 ストレガは、ゆっくりと続けた。


「同志オブスキュリテは、魔法少女局に捕まりました」


 空気が、変わった。

 ほんの一瞬前まで、カーマインは笑っていた。軽く、明るく、場違いなほど呑気に。この陰湿な部屋の空気を、勝手に自分色へ塗り替えるような調子で。

 だが、その笑顔が消える。


 ホログラムの輪郭が、ざらりと乱れた。

 赤黒い粒子が一瞬だけ揺れ、通信にノイズが走る。


『……はぁ!?』


 声が跳ねた。いつもの大げさな驚きではない。

 芯から弾かれたような声だった。


『なんで!?』


「作戦に失敗しましてね」


 ストレガは淡々と答えた。


「彼女は敵の手に落ちました」


『作戦って、結界壊すやつ?』


「ええ」


『オブちゃんが?』


「はい」


『失敗?』


「その通りです」


 カーマインは数秒、言葉を失った。

 信じられない。そう顔に書いてあった。


『ありえないでしょ』


 低く呟く。


『オブちゃんだよ? あの子、やるって言ったらやる子じゃん。多少無茶でも通す子じゃん。傷だらけでも、魔力切れかけでも、絶対最後までやる子じゃん』


「よくご存じで」


『知ってるよ』


 カーマインの声が、少しだけ尖る。


『ずっと見てたもん』


 それは、軽口ではなかった。

 オブスキュリテが組織でどのように戦ってきたか。

 どれほど自分を削って任務を果たしてきたか。

 倒れそうになっても、怒りだけで立っていたか。

 カーマインは知っている。


 だからこそ、信じられなかった。

 あのオブスキュリテが失敗する。

 捕まる。敵の手に落ちる。

 そんなことが、簡単に受け入れられるはずがない。


「ですが、白瀬 結衣に止められました」


 その名前を聞いた瞬間。カーマインの目が細くなった。


『白瀬 結衣』


 口の中で、その名前を転がすように言う。先ほどまでの明るさはない。


「ご存じで?」


『オブちゃんから聞いたことある』


 カーマインは、わずかに顎を引いた。


『親友だった子でしょ』


 一拍。


『裏切った子』


 ストレガの布が、ゆっくりと揺れた。


「本人がそう表現していたかは分かりませんが、おおむね重要人物ですね」


『ふうん』


 カーマインは黙った。

 ホログラム越しでも分かるほど、空気が変わっていた。さっきまでの軽薄さが薄れている。

 表情は笑っていない。唇が、ゆっくりと引き結ばれる。

 目の奥に、ぎらりとした光が灯っている。

 怒り。焦り。不安。

 そして、それらを隠そうともしない、まっすぐな執着。


「……どうしました、同志カーマイン」


 ストレガが問いかける。カーマインは、即答した。


『決まってるじゃん』


 声は低かった。


『オブちゃん、助けに行く』


「まあ、落ち着いてください」


『落ち着けるわけなくない?』


 カーマインが一歩、こちらへ詰めるような仕草をする。

 ホログラムの像が揺れ、赤黒い粒子が散った。


『オブちゃん捕まってんでしょ? あの子、局に捕まってんでしょ? だったら迎えに行くじゃん』


「我々組織としても、彼女は必要な存在です。救出は考えています」


『ならさっさと行こうよ』


「ですが」


 ストレガは、指先で新たな書類を浮かび上がらせた。

 薄い皮膜に、赤黒い線が走る。そこには、魔法少女局本部の外郭図らしきものが表示された。

 ただし、内部は黒く塗り潰されている。

 情報が足りない。そう示すように。


「収監施設の詳しい間取りが分からないんですよねぇ」


『そんなの、あたしが力ずくで探し出すよ』


「魔法少女局の警戒網を突破し」


 ストレガは、淡々と指を一本立てた。


「施設を虱潰しに探索し」


 二本目。


「同志オブスキュリテを発見し」


 三本目。


「拘束具を解除し」


 四本目。


「追撃を振り切って帰還する、と?」


『うん』


 迷いのない返事だった。

 ストレガは、少しだけ沈黙する。


「実に単純明快で、成功率の低い作戦です」


『スト様、今バカにした?』


「まさか」


 ストレガは滑らかに答えた。


「あなたの長所を端的に表現しただけです」


『それバカにしてるやつじゃん』


 カーマインは頬を膨らませた。いつものような仕草だった。

 だが、怒りは消えていない。軽口の奥で、瞳がぎらついている。


『でもさ』


 カーマインは、声を少し落とした。


『時間かけてる間に、オブちゃんが何されるか分かんないじゃん』


「魔法少女局は、すぐに処刑するような組織ではありませんよ」


『そういう話じゃない』


 カーマインの声が、珍しく鋭くなった。


『あの子、意地っ張りだし、絶対一人で我慢するし、助けてって言わないし』


 その言葉には、確信があった。


『痛くても平気な顔するし、寂しくても誰もいらないって言うし、本当は傷ついてるのに、自分で傷口広げるみたいなことするし』


 ストレガは何も言わなかった。

 カーマインは続ける。


『局に捕まったら、絶対黙るでしょ。何聞かれても、誰に会わされても、全部一人で抱えて、私はオブスキュリテだからって言うでしょ』


 声が少し震えた。怒りのせいか。焦りのせいか。

 それとも、心配のせいか。


『そういうとこ、ほんとムカつくんだよね』


「よく分かっているようで」


『友達だもん』


 即答だった。あまりにも迷いがない。

 ストレガの布の奥で、何かが笑ったように揺れる。


「友達、ですか」


『何? 文句ある?』


「いいえ。大変結構なことです」


 その声音には、少しだけ面白がる響きがあった。


『なんか嫌な言い方』


「私はいつも通りですよ」


『スト様のいつも通りって、だいたい嫌な感じだよ』


「褒め言葉として受け取っておきましょう」


『褒めてない』


 カーマインはそう言ってから、すぐに表情を引き締めた。


「ですが、そういう無茶をせずとも、彼女とはコンタクトが取れそうな状況になりそうです」


『……どういうこと?』


「同志オブスキュリテは、現在、魔法少女局の管理下にあります。しかし近いうちに、局の外へ出される可能性が高い」


『外? なんで?』


「戦力不足です」


 ストレガは、指先で別の映像を浮かび上がらせた。

 シティ各地に開くゲート。疲弊した魔法少女たち。

 修復途中の結界。赤く染まった警告表示。


「同志オブスキュリテの襲撃によって、シティ結界は大きな損傷を受けました。完全修復には時間がかかる。その間、ゲートの出現頻度は増加する。魔法少女局は戦力不足に陥る」


『で?』


「彼女の赫塵は、ゲートや異形の魔力構造に対して有効です。敵である彼女を使いたくはないでしょうが、使わざるを得ない」


『オブちゃんを? 魔法少女局が?』


「ええ」


『そんな情報、どこから持ってきたの』


 カーマインが目を細める。

 ストレガは、楽しげに肩を揺らした。


「とある筋から」


『とある筋?』


「ええ。魔法少女局も、決して一枚岩ではありませんので」


 その言葉に、カーマインは数秒黙った。


『……局の中に、こっちと繋がってる人がいるってこと?』


「さて」


 ストレガは、わざとらしく首を傾げた。


「そこまで明言した覚えはありませんが」


『うわ、出た。スト様のそういうやつ』


「情報源は大切に扱うべきです。軽々しく名を出せば、使えるものも使えなくなる」


『性格悪いなあ』


「褒め言葉として受け取っておきましょう」


 カーマインは、納得したような、していないような顔をした。

 だが、オブスキュリテが外へ出される可能性がある。

 その一点だけは理解したらしい。


『つまり、オブちゃんに近づけるかもしれないってこと?』


「ええ。その可能性があります」


『なら、あたしが行く』


「そのつもりです」


 ストレガは、机の上に別の書類を展開する。

 そこには、いくつかの地点名と人員配置らしき文字列が並んでいた。

 ただし、詳細はカーマイン側には表示されない。

 ホログラム越しに見えるのは、赤黒いぼやけた文字だけだった。


「同志カーマイン。あなたには、同志オブスキュリテを救出するために、とある任務にあたってほしいのですよ」


『力ずくでやった方が早そうだけど』


「早いだけで、失敗の可能性も高い」


『一応聞いてあげる。何?』


 ストレガは、微笑むように布を揺らした。


「ある場所へ潜んでいただきます」


『潜入?』


「ええ。あなた向きの任務です」


『あたし、潜入って柄じゃなくない?』


「目立つ潜入も、時には有効です。あなたは明るい。人当たりがよい。人間の文化にもある程度適応できる。そして何より、同志オブスキュリテがあなたに対して警戒を緩める可能性がある」


『最後だけでいいじゃん』


「それが最も重要です」


『で、どこに潜むの?』


「それは、通信では伏せておきましょう」


『えー』


「聞かれて困る場所ですので」


『誰に?』


「誰にでしょうねぇ」


 ストレガは、くつくつと笑った。

 カーマインは不満そうに頬を膨らませる。


『スト様、ほんと秘密多い』


「秘密が多いからこそ、長生きできるのですよ」


『あたしは勢いで生きたいタイプなんだけど』


「でしょうね」


『今ちょっと呆れた?』


「いいえ」


『絶対呆れた』


 軽口を叩きながらも、カーマインの目は真剣だった。


『で、そこで何をすればいいの?』


「同志オブスキュリテとの接触経路を確保してください。直接会話できれば最良。無理でも、通信手段を残す」


『連れ帰っていい?』


「その場で力ずくは控えてください」


『ちぇー』


「彼女の意思を確認する必要があります」


 ストレガの声が、わずかに湿る。


「同志オブスキュリテが、まだ我々の側に戻る気があるのか。それとも、魔法少女局に飼い慣らされるつもりなのか」


『オブちゃんはそんな子じゃない』


 カーマインの声が、低くなった。


『あの子は、こっち側だよ』


「だとよいのですが」


『スト様』


「はい」


『変な言い方しないで』


 ホログラム越しの少女が、まっすぐストレガを睨む。


『オブちゃんは、あたしの友達だから』


 ストレガは、しばらく黙っていた。

 そして、布の奥で微笑むように声を緩める。


「ええ。だからこそ、あなたに頼んでいるのです」


『……うーん』


 カーマインは腕を組み、首を傾げた。


『まあ、スト様の言うことだもんね。変に力ずくで行ってオブちゃんに怒られるのも嫌だし』


「懸命な判断です」


『りょーかい。すぐに向かうよ』


「ええ。頼みましたよ、同志カーマイン」


『任せて。オブちゃん、絶対連れて帰るから』


 カーマインは笑った。明るく、派手で、軽い笑顔。

 だが、その目だけは笑っていなかった。


『待っててね、オブちゃん』


 ホログラムが揺らぐ。赤黒い粒子がほどけ、空間に溶けていく。

 通信が切れた。部屋は再び静かになる。

 ストレガは、消えたホログラムの跡をしばらく見つめていた。

 それから、机の上の書類へ視線を戻す。


「さて」


 湿った声が、暗い部屋に落ちる。


「友情というものは、時に実に便利ですねぇ」


 彼は、資料の一部に指を滑らせた。

 そこには、魔法少女局内部から流れたと思しき断片情報が並んでいる。


 オブスキュリテの一時協力案。

 監視役の選定。

 拘束腕輪の仕様。

 外部出撃の予定候補。


 どれも、まだ公表されていない情報だった。

 ストレガは、その情報群を眺めながら、くつくつと笑う。


「魔法少女局。あなた方も、なかなか愉快な内臓をお持ちのようだ」


 赤黒い文字が、書類の上でゆっくりと滲む。


「同志オブスキュリテ。あなたがどちらへ転ぶのか、楽しみにしていますよ」


 部屋の赤黒い魔力回路が、低く脈打った。


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