狩りの世界へ
俺の気付きを得るための冒険が始まる。
⋯とか格好つけてますが何とか面白いものにしたくて仕事中に考えています(仕事しろ!)
鬱蒼と茂るジャングルの木々の間から巨大な飛竜の顔が見える。
「だめだ…。今の俺では勝てそうにない。」
格闘ゲームの力を借りてはいるものの、身の丈が倍以上もある巨大な怪物を相手に素手で挑む勇気は無かったのだ。
バサバサと飛び立つのを見届けてまた探索を再開する。
ーーー俺は今、某有名狩りゲーの世界に入り込み、とある人物を探していた。
ケモタクが寝落ちしてゲームの力を得たというので、それを真似してみたのだ。
それにしてもこんなに上手くいくとは思わなかった。
目当ての人物の居場所についてはある程度見当はついている。
問題はそこまで無事に辿り着けるかどうか。
腰下まで川に浸かり、毒性植物を避け、敵わなそうな相手から隠れて、そして巻き角を持つ草食獣を倒しヨ◯フレイムで肉を焼いて腹を満たしていた。
このゲームの世界の一日はとても短い。
何度かの日没と日の出を経て、目的地である洞窟までやって来た。
ーーーいた!
「あの…突然の無礼をお許し下さい。極めし者とお見受け致します。」
俺は深々と頭を下げる。
原生の獣人と共に地底湖へ釣り糸を垂らしていたその人物ーーー男が顔をこちらに向けた。
「うむ…。確かに。それで我に何か用か?」
その男は猛獣の様に荒々しい表情をして、たてがみの様に逆立つ髭はまるでライオンの様に見える。
「はい…それが⋯。」
俺はこれまでの経緯を話した。
主に“おさげの男”と“奥のデブ”との戦いの 事だ。
そしてもう負けない為にも教えを乞い鍛錬を積みたいという願い。
極めし者は一つ大きなため息をするとこう答えた。
「うぬの話の中にヒントが隠されておる。まずはそこに気が付く事だ。そしてそれは本来の姿ではない我には教えてやる事が出来ぬ。」
おさげの男と奥のデブとの戦いを見直せという事なのか?
「まぁ良い。丁度暇をしていたところだ。ついて来い。」
こうして俺と極めし者との修行の旅が始まった。
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