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悪の組織はままならない!【第三部開始】  作者: 白洲晶
デカ井町線はままならない編
39/46

番外編1.正義の味方はままならない!

丁京都フリーヶ丘。

住みたい街ランキング常連・スイーツの聖地として知られるこの街には──

今日も愉快な正義の味方が存在していた。

エイプリールフールネタです。

「さああんたたち、準備はできた?!今日も楽しくこの街を守るわよ!」

アレプトの一声で準備ができる。

超いい子軍団は、フリーヶ丘を守る正義の味方だ。

何から守るのかというと、まあ色々、具体的には社会的な問題から対人トラブルとか。

悪の組織なんてものはいない。だってそんなものはフィクションだからだ。

「僕の計算では九十九パーセントの確率でお隣の佐倉さんが騒音問題で駆け付けてくるはずです」

グシオンがそういうのと同時にお隣の佐倉さんがドアを開けてやってくる。

「聞いてちょうだいよ、旦那のいびきがうるさいったらありゃしないのよ!」

「ふむ、それは困りましたね。睡眠時無呼吸症候群の可能性があるかもしれません」

一方その隣でブエルはツブヤクワーを検索している。

「なにしてるの?」

「困った人がいないか探してるんだ、あ、猫探してるって!俺行ってくる!」

そう言い立ち上がると外へ駆け出す。

「真直ぐすぎて困るわね……」

「全くですアレプト様、それはそうと今日も美容教室を行う予定なのですがよろしいでしょうか?」

そう言うのはオティスだ。彼はカリスマインフルエンサーとして活動している。

「勿論よ、行ってらっしゃい」

「承知しました」

「お兄様、今日もフリーヶ丘は平和よ」

アレプトはエレクサを通じてセラと話す。

そう、フリーヶ丘は平和だった。今日も、これからもずっと──




「っていう話を思いついたんだけど、どうかな?」

セラが笑顔で言う。

「気味悪いです、アイちゃん的にはなしかなーって思います」

「やっぱり?そうだよね。アレプトたちがこんな性格だったらこの世界はこんなことになってないはずだ」

そう言いながらファイルを削除する。

「やはりままならない世界のほうが楽しいからね、これは四月馬鹿(エイプリルフール)限定だよ」

「いや~、それだけでも厳しいと思いますけどね!」

ハハハ、と笑いあう。

悪の組織が、正義の味方になる未来は、ない。

これから未来永劫。……多分。


超いい子軍団。

気味が悪いですね。


ちなみに無給です。


やっぱり普段が一番ですね。

次回もお楽しみに!

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