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八十六話
「判断は…なるほど少し変わりましたか」
あれから数日、エミルが来て話している。
夜乃には席を外させてもらっている。
「これで留まって問題ないか?」
これでエミルから問題なしってなったらそれで賭けは成功だ。
「しかし、これは賭けなのでは?」
流石のエミルも気づいたようだ。
「ああ、勿論だ、研信の判断で変わるからな」
「なら…「わかってる、そんなリスクを負わなければいいじゃないかと、でも俺には夜乃がいる、俺にとって夜乃は希望をくれた存在だから」
「そうですか、わかりました、正直に言えば私はあの人の手伝いをしただけですから」
「あの人?」
誰だ?エミルにわざわざここまで来させれる人物。
「どこぞの気持ち悪い怪物ですよ」
エミルは苦笑いで言う。
「なるほどな、でもまぁ、ありがとう」
たとえ手伝いであろうとも俺を生き残せようとするのはこのゲームのことだ、なら感謝はしている。
「気にしなくていいですよ」
そうするとエミルから眩い光が出て去っていた。
きっとこれで生き残れるはずだ。
俺は一階にいる夜乃へ向かった。
「ごめんなさい」
学校の屋上にて告白が行われていた。
しかし告白受けた男子生徒は断った。
「ええ、大丈夫ですよ」
頼みを終わりましたよ。
これで私はいつも通りに向かうだけだ。
六道さんは気軽なステップで屋上から去っていった。




