八十七話 決断
そしてまた、
「ごめんなさい」
屋上にてまた告白を断った男子がいた。
その男子は残念そうな顔をしていた。
「私のどこがいけないんですか?」
告白した女子からそう言われてしまう。
「別に椎葉さんが悪い訳じゃないんだ、俺の事情のせいで、ごめん」
男子は90度曲げて謝る。
なぜなら男子こと研信はエゴイストの一員だから。
エゴイストに入ったからって別に付き合ってはいけないというわけではないが研信は椎葉を巻き込んでしまうことを恐れて断ってしまった。
「なら、仕方ない」
椎葉さんはキッパリそう言うと屋上から去っていった。研信には目から涙が溢れていることを悟られないように。
「うまいこといったな」
「なにが?」
「こっちのこと」
あれから数日が経ったがなにも異変を起きず、夜乃とのんびり暮らしてる。
でも学校へ手を繋いでいったら驚かれたけどね。
まぁ、六道は前に教えてたから驚かなかったけど。
逆に、
「いつ、結婚するの?」
そう言われて返答に困ったぐらいだ。
そうして幸せでいられるはずだ。
「夜乃」
「なに?」
夜乃とは婚約者であるが、もしなにかあった場合に備えて夜乃とは縁が切れるようになっている。
だから俺はそれをなくす。
「もしさ…」
「うん」
夜乃は素直に反応してくれる。
「たとえ、ケンカしても…ずっと一緒に居よう」
俺はすっと隠していた物を夜乃に見せる。
「もちろん!」
夜乃も照れながら、でも内心は喜んで。
俺は夜乃と一生一緒にいる。
それが俺の決断だ。
ゲームの世界に前世の力をもって転生したがいっさい出てこないキャラだったけど!!〜推しキャラと付き合えた 完




