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七十七話 あの手

七十七話、縁起がいいと思います。

良いことあれ。

グァァァアア!


梟らしからぬ声を上げてさらに槍の数を増やして攻撃してくる。


さすがに学習能力はあるため俺の後ろにいる夜乃にも攻撃を仕掛けてくる。

しかし鉄の壁のお陰で夜乃への攻撃を防げているが鉄の壁はもうそろそろで壊されそうだ。


しかも梟は夜乃と俺への攻撃、つまり槍を二方向にして攻撃している。

正直自分への攻撃を捌くだけで一杯一杯で夜乃への攻撃は防げていない。

だからなによりの悔しい。

と思う気持ちが強くなっていく。


いかにgiveを殺さずに元に戻してさらに他の被害も最小にしなくてはならない。

難しいにもほどかあるだろうが。


けして言ってはいけないが心の中で愚痴を言ってしまう。




状況としてはまずいことになっていることはもちろんわかっているため攻撃を捌きながら考える。






(あ)


あの手があったな。

なんで今まで忘れていたんだろう?

そう疑問に思いながらも行動に移す。


俺はわざと夜乃と梟の直線上に立ち、手を広げる。

もう捌かなくていいのだ。


そして次の梟の攻撃を待つ。

















私はその一瞬わからなくなっていた。

鉄冶は攻撃を防ぐのをやめて私の視界の中央にいた梟の姿を隠して手を広げたのだ。


これまでなら梟と鉄冶だけしか戦っておらず付け入る隙がないから仕方ないと思うが…。

他の人達は隅っこから観戦をしていた。


許せない。

どうしょうもないからって鉄冶だけに負わすのは許せない。

もとを言えばエゴイストがここに襲撃したのが悪いのだ。

ただ鉄冶は巻き込まれているだけなのに。

ひどい。


私は鉄冶のことが好きだでも、その気持ちは引いても一人だけに負わすのはおかしい。

かと言う私のそうなのだから自分自身も許せない。


でもわかっている鉄冶は私を守ってくれているから私が動いて迷惑がかかるだけだ。



そして次の瞬間梟は本体ごと槍と一緒に鉄冶の方に突っ込む。

さすがに梟の姿は近くなっていくごとに鉄冶によって隠されていた大きさがわかる。


もうダメだ。

鉄冶でも無理なのか。

なら鉄冶と一緒に逝こう。




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