六十二話 遭難
「はぁ」
「一回休憩しようか」
「おう!わかった」
俺のため息で少し休憩することになった。
ため息をしたのは研信の班が遭難?したからだ。
?ではないな普通の遭難だな。転落しているから。
これで分かったが椎葉さんを選んだみたいだ。
能力を使って確認したがなぜか三人落ちているのだ。
おかしいのだ。
本来なら二人なのだ。
今研信と同じ班の三和さんが急いで頂上へ、担任がいる元へ向かっている。
研信と一緒に落ちたのは椎葉さんと六道さんだ。
椎葉さんがなぜ研信のところにいるのかは置いておいてなぜ六道さんも一緒なのがわからない。
なんでだ?
シナリオ崩壊していても六道さんの意思からでないと無理なはずだ。
どういうことかというと、椎葉さんが転落しそうとなり研信が助けようとするが一緒に転落してしまうのだ。
だから六道さんの意思しかありえない。
そうして正直Hシーンがどうなるか気になるところだ。
ここで椎葉さんとするはずだが…六道さんがいるからできない。
なんで先にHが入るかはこの際気にしない。
「じゃあ、いこうか」
夜乃が立ち上がりそう言い放つ。
「おう!」
走が元気よく言い、俺は頷く。
そして頂上を目指して歩いていく。
ん?
俺は歩きながら疑問に思う。
俺の能力の鉄を操作は応用がきき、今みたいに研信の場所がどこかわかるようにしている。
さらにどういう体勢なのかわかるようにサーモグラフィーのように温度でわかるようにしているのだが違和感を覚えた。
体勢がおかしいのだ。
怪我をしてそうに足を軽く引きずって研信は歩いている。
ゲームならば無傷なはずなのに。
もしかして予想外のことが起きているのか?
しかし困ったことに助けられない。
ここから離れたら夜乃達に理由を聞かれるだろうし、まだ研信達が遭難したとは知らないはずだ。
だから動けない。
そしてもし助けに行けたとしても研信達は俺が来たことに疑問を抱くはずだ。
誰だって関係がクラスメートなだけな人が、自分のことを認知していなさそうな感じなのに助けに来てしまったら怖い。
さらに研信達が遭難した場所は登山道から少し離れたところで熊など生物がいて危険だ。
そう思いつつもなにか考えているかバレないようにちゃんと目の前にいる夜乃を見て一歩一歩歩いていく。




