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六十話 わからない

おかげさまで無事六十話にいけました!!


フィールドワーク中に夜乃は俺に話そうとして来ようとしていたが走は急に後ろに向いたりと夜乃が話してこないようにしていた。

正直助かる。

走はgiveが誰なのかは知らないし夜乃も知らないが俺は知っている。

だから知れば夜乃は困惑するだろう。でも今ではなく襲撃が起こった時でいいのだ。

なぜなら襲撃の時に夜乃が困惑するとgiveも少しは動揺するだろう。俺はその間に能力の鈴を盗むことにする。だってそれが盗られてしまえば夜乃を守れるか分からないからだ。俺の能力が能力の鈴の力に勝てるか分からないのだから心配なところはなくしておきたい。

だが能力の鈴を盗んでしまえば持ち主の理事長は不思議に思ってしまう。なら襲撃を使い盗めばエゴイストに盗られてしまったと勘違いを起こせる。

それを使用しない手はない。


盗みは犯罪だ。それは分かっているが夜乃のためだ。もしかしたら夜乃のためだとそう思っているだけかも知れないがそれならそうでいい。










「お疲れ!」

「ええ、走さんは全く疲れてなさそうね」

「もちろんだ!まだまだ動けるぞ!」

「でも明日の山登りに備えてないとね」

「そうだな!」


走は夜乃と話し終わると部屋に向かっていった。

そして取り残された俺。

夜乃は周りを伺うと俺の方に体を向ける。

走は能力を使っているから疲れてないだけだろうに。


「鉄冶、お疲れ様」

「お疲れ、夜乃」


そう話すとお互い部屋に戻った。

なぜなのかそれは他の班も戻ってきているからだ。

だが俺も夜乃も同じだろう。

『もう少し話したかったな』と思っていることだろう。













夕食は洋室の部屋で食うことになっており、夜乃と一緒に食べれない。

普段から一緒に食べていたからなんとも違和感を覚えてしまう。



ーーーーーーーーーーーーー



「美味しいね、夜乃」

「う、うん、そうだね」

「どうしたの夜乃?」

「なんにもないよ、恵未」


いつも共に食事を済ましてきたから寂しいな。

やっぱし私って鉄冶に依存しているのだろう。でも改善する気はない。改善するということは鉄冶から離れることになるのだから。


「もしかして夜乃、普段夕食とか婚約者の人と一緒に食べてるから寂しいんでしょ?」

「そんなことは……ない」

「今迷ったよね?熱々だわ」


そうだけど、でも最近鉄冶はなぜかエゴイストのことに集中している。

けれどもいつも私に気をかけてくれる。

私って鉄冶のなんなのかな?分からないよ。












私は時間の流れに身を流されるままにしていた。

気づいたころにはもう夢の中だった。


さて次話は修学旅行の二日目、研信のヒロインは一体誰なのか?

それがわかります。

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