五十九話 フィールドワーク①
新幹線から降りるとホテルに向かう。
どうやらここでお昼にするようだ。
部屋は男女別にもちろん分かれたおり、少し寂しく感じてしまう。
実は家で寝る時は夜乃と一緒に寝ているのだ。
が俺はヘタレなのでいかがわしいことはしていないのだ。
「よし、では各班集まって昼食だ」
学年主任はそう言う。
バイキング形式のようで三席ずつ固まっている。
「影深と水上さんなに食べる?」
走かアホヅラして聞いてくる。
学校ではクールとキャラを作っている夜乃は答える。
「自由でしょ、各自お皿に取ってきて席に戻って食うのよ」
「なるほど」
走は納得する。
夜乃は普通のことを言っているだけなのに。
そうして各自取っていくことになったのだが夜乃は起きたばかりなのか普段の時より少なめになっていた。
走も起きたばかりなのにバクバク食っている。
俺は普段通りにしておいた。
「では各班チェックポイントを回るように」
午後からはフィールドワークで町のところどころにあるチェックポイントを回るだけだ。
二日目には山登りがある。
俺達の班は先頭から走、夜乃、俺の順番で進むことにしている。
晴れて木造建築が見えて趣深い風景になっている。
そんなことより俺は考えていた。
エゴイストがなぜ学校を襲撃するのかだ。
これは前にも考えてして理事長室などに入って漁ってきたところこれではないかというものがあった。
それは理事長室にある鈴だ。
その鈴には名前と効果が理事長のパソコンにあった。
能力の鈴・・・能力を上昇させる。
そう書いてあったまだ隠させている効果があるがそれはパソコンにはなく自分で一度確かめてわかったことだった。
その鈴ぐらいしか襲撃する理由がないのだ。
そしてもう一つわかったことがあるそれは簡単にわかることだったのだ。
エゴイストの頭であるgiveは実は……
「影深君?一つ目に着いたよ?」
夜乃に話しかけられる。
どうやら着いたらしいな。
「ごめん、ちょっと気が抜けた」
「そう」
「そうか」
誤魔化しておく。
これで走は誤魔化せたが夜乃は無理だった。
「じゃあ入っていくぞ」
一つ目のチェックポイントはお寺の近くで別にお参りすることはいいのだ。
そうして夜乃から疑惑の目を向けながら、お参りすることになった。




