↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
57/88

五十六話 困ること、難しい

「ちょっと出て行ってくる」

「わかった、いってらっしゃい」

「いってくる」


夜乃と会話を交わして家を出る。

さて出て行った理由はもちろん研信の進行具合の確認だ。

いくらシナリオ崩壊をしたとはいえ、どこまで進んでいるのか確認しておかないともしかすると夜乃に被害が及ぶ可能性がある。

ゲーム内での記憶が正しければ研信はショッピングモールにて修学旅行の準備物で足りない物を恋と向かっている途中に佐々崎さんと会い、三人で向かうことになる。

その時の佐々崎さんは自分も買いに行かないといけないということだったのでわざとではないみたいだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「いった」


私は一人になり寂しく感じてしまう。

最近は鉄冶は学校で一人になることが多くて放課後や休みの日で一人になることが少なかったのだが久しぶりなのか寂しく感じる。

鉄冶はなにを思ったのか私に頼りにしているとはいえなにも話していない。


なんとなく鉄冶の部屋に入ることにした。


「変わらないね」


昨日も見たので変わってないことぐらいわかっているがそう呟いてしまう。

そしてふとして本棚を見ることにした。


「ん?」


なにか綺麗に並べられている本に少し出ている本というかノートがあった。

なんだろうと思い取り出してみる。


『giveの考察』


表紙に書いていた。

気になって見てみることにした………。


「なるほど」


書いていた内容はgiveが恵未である可能性が高いということ、そしてgive率いるエゴイストはなんらかの理由がありこの学校を襲撃しようとしていること。

それなら恵未がちょくちょく朝の時間居なくなることが予測できる。

しかし恵未に問い詰めたとしてもなにも言わないだろう。

私は恵未のことを友と思っているがあのころの噂のせいで心の底から恵未を信じきれずに鉄冶の方を信用している。

経営不調が起きたのはgiveだと言う噂が流れたことがあった。

そのおかげで鉄冶と会えているが少しgiveを憎む心はあるのだから。

そうだからっといって恵未を強く責めることはできない。

鉄冶がもし間違っていた場合すこし困ることがあるから。


ーーーーーーーーーーーーーー


三人組を探すかって居た。

ショッピングモールについてすぐに見つかる。

そこから尾行をすることにした。

俺は分かっている。

シナリオ崩壊をしているなら学校襲撃される可能性が高いことに。

なぜ学校を襲撃したのか理由や原因をまだ分かっていないから対策の立てようがない。

水面下でしかもバレないように対策も行わなければならないので難しい。

まずそもそも学校が襲撃されることを知っているのは俺しかいない。

もし俺が言ったとしても信じない人が圧倒的で無理に決まっている。

思っていることをよそに研信達の行動を物陰に隠れながら確認していく。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。