三十七話 文化祭準備
文化祭三日前になり、さらに忙しくなった。
一回料理を振る舞ったり、猪の肉の予算に盛り込んで説明していたりとみんな忙しい。
研信め、今ごろ文化祭の準備チェックがてらハプニングが起きているから、くそ。
あとカレーと唐揚げの肉は誤魔化しているからいけそうだけど、学校全体が文化祭ムードで困る。
終わったら打ち上げいこうやらとふざけるな、家でしろ!
料理は気になることがあったら夜乃の方にいくので肉の件は大丈夫だけど、陰キャのふりしないといけないから疲れてくるけど、対応をしなくていいのだから休憩できる。
「影深、この唐揚げを美味しいけどなんの肉?」
六道に聞かれる、俺に声をかけるのは想定していなかった。
「え、えっ、えっと、か、鳥だよ」
なんとか嘘をつけたな。
「ふーん」
俺は六道と目が合う。
六道から俺の目は見えないが俺から六道の目は見えている。
これは普通の人ではない、強い敵を前にしてさらに強くなる戦闘狂の目をしている。
「どうして夜乃があなたの近くに居るのかがわからないわ」
どういうことだ?!俺は夜乃の近くに居るときの方が多いけど学校では離れているはず。
「水上さんが僕の近くになんて居ないよ」
「そうかしら、あなたが倒れた時は率先してサポートをして、そしてこの料理担当もあなたがするから夜乃もすることになった、つまり」
ゴクン
俺は唾を飲む。
「あなたが夜乃の婚約者もしくは夜乃と知り合いとなるのよ」
その通り、けど俺はわざと学校ボッチにならないとだめだから、
「水上さんとは婚約者でもないし、知り合いでもないよ」
「そう」
「恵未」
「なに夜乃」
夜乃が戻ってきてくれた。
「仕事他にあるでしょ」
「あ、そうだった」
六道は他のところに行った。
「ありがとう、夜乃」
「ううん、気にしないで、それよりあと数品作ったらあとは雑務だから」
「了解」
夜乃と一緒に仕事をしていくのだった。




