三十四話 忘れ物
「夜乃」
「なに?」
「忘れ物したから学校に行ってくる」
「わかった」
「もしかしたら下校時間ギリギリまでいるかもしれん」
「そうなの?」
「忘れ物を探さないといけないから」
「いってらっしゃい、晩ご飯は私が作るね」
「わかった」
俺と夜乃は笑顔をする。
俺は玄関に向かい、
「いってきます」
と言い、家を出る。
早く着かないといけないので能力を使う。
研信の行動を確認しないと。
忘れ物なんて嘘、ほんとは研信の行動を確認するため。
鉄の板を創造する、そして乗り、板を浮かして学校に一直線に向かう。
一分ぐらいで着いた。
下駄箱で履き替え、文化祭実行委員会の集会をやっている会議室に向かう。
俺は聞き耳をする。
俺が知っている実行委員は佐々崎さん、恋、椎葉さん、走、研信。
「ちょ、走、なにしてる!」
「見てわからないのか、女子らがトイレにいっている間は俺と研信しかいないということはなに仕掛けていいと言うことだ」
そういや、走はエゴイストの会員でもあるからなにかを仕掛けることが得意だったな。
確か、研信がテーブルの下に隠れて、走がロッカーに隠れて、女子らが帰ってくると走だけ逃げて研信は出てこれない状況になるんだったな。
俺まずいな、隠れないと、
俺は男子トイレに逃げ込む。
そうした後すぐに女子らは戻ってくる。
俺はバレないようにまた会議室に聞き耳を立てる。
「ぶぅ〜」
そんな音が鳴る。
ガチャ
ロッカーが開いた音がする。
走が会議室から出てきた。
そういや走はブーブークッションを仕掛けているんだったな。
研信は逃げれない状況なのでどうしようもない。
そしてゲームらしく研信は見つかり、走のせいだと言うが信じられずに叱られている。
見つかる瞬間は女子らが座ってからなので研信の目線と女子のあれが見えてしまっている。
女子らはなぜか気づいていない、けれども隠れていたことに研信は叱られている。
そのあと佐々崎さん、椎葉、恋が声をかけてくれるんだったな。
そうして好感度が少し上がる。
俺の予想通りになったのだった。




