二十八話 海へ行きました③
「夜乃はもう一回ロッカーの方探してきて」
「わかった」
夜乃をロッカーの方に行くように促す。
俺が今からやることは夜乃にはバレてもいいけど、あまりバレたくない。
というか俺が超能力を持っていることをバレたくない。
さて、夜乃の姿が見えなくなると俺目を閉じ、能力を使う。
砂の中にも鉄はあるが鉄分などとかなので俺はなんらかの数字が刻まれている鉄に絞り込む。
「あった」
俺は海にあることがわかった。
俺の能力は触れなくても使えるので、鍵の付いている鉄を操り、俺の手に持っていく。
俺は鍵を手に握ると、夜乃がいるであろうロッカーへ行く。
「夜乃、いる?」
「いるよ、もしかして見つかった?」
「ああ」
と夜乃の姿が見える。
「ありがとう、鉄冶」
「ん」
と鍵を渡す、夜乃は受け取るとロッカーを上げ、荷物を取る。
「帰ろうか」
「うん、鉄冶」
「なに?」
と夜乃の方に振り向くと、
唇に柔らかいものが触れる。そしてすぐに離れる。
「え?」
ドキッとする。
「ふふふ、鉄冶帰ろうか」
と少し笑い、顔が真っ赤な夜乃が歩いていく。
可愛いいぞ、俺は夜乃の横に並び歩き、手を繋ぐ。
そして帰るのだった。
「「ただいま」」
二人の声は重なり、家に入る。
俺と夜乃は別々に荷物を片付ける。
俺は夜乃より早く片付けると暇になったのでテレビをつけ、ニュースを見る。
「次のニュースです、エゴイストがまた中国の北京で警察、一般人などを殺害をしました、これでエゴイストが起こした事件は十万件になりました、今回の捜査でエゴイストは槍を使っていることと、giveがエゴイストの全事件が起きた時に指示していることが分かりました」
とニュースが続いた。
ん?と思う。
ゲームでは走は能力を使い、素手で闘っていたはず、もしかして研信を殺したくないからか、でもgiveが指示を出しているのだからgiveは研信と知り合いということになるのか?
「うーん」
「どうしたの?」
「あ、夜乃」
「あ、エゴイストのニュースね、なんの目的で犯行しているんだろうね?」
「考えてたけど、わからんわ」
「もう、ご飯食べる?」
「あと一時間後でいいと思う」
今、結論をつけるべきではないな。
そうして夜乃と一緒に残りの夏休みも楽しむのだった。
二月間しか活動をしておりませんでしたが読んでいただきありがとうございます、来年もよろしくお願いします、では皆さま良いお年を




