二十六話 海へ行きました①
「鉄冶、準備した?」
「ああ」
「じゃあ、行こう」
と戸締りをして家から出て行く。
電車を使う。三十分ほど揺られる。
最寄りの駅についてから数分歩くと、
「涼しいね、鉄冶」
「そうだね」
と俺と夜乃は海に来ている。
「じゃあ、着替えるから、またここで」
「わかった」
とそれぞれ着替える。
俺はお金など、自分の荷物は異次元の鉄バージョン2に入れる。
簡単に言えば防水用の異次元の鉄だな。
夜乃は個人でロッカーに入れたみたい。
数分後……。
「鉄冶、お待たせ」
「大丈夫」
と夜乃の方を見ると俺は、
可愛いすぎるわ。
と思ってしまう、ショッピングモールで買ったやつだけど、実際に着てみるとここまで変わるとは!
いまさらながら夜乃と婚約できてほんと嬉しい、可愛いし、スタイルがいいし。
設定のスリーサイズより大きく感じるけど、まぁ、それは現実だからだろうな。
浮気はしていない、俺が持つ情報量舐めるなよ、夜乃が関係することのみだけど。
「鉄冶、おーい」
「ん、ああ、ごめん」
「なにを考えてたの?」
「夜乃と婚約できて嬉しいなと」
「もう」
と顔を赤くする夜乃、めっさ可愛い。
「ちょっと、泳ごうか?」
「ん」
と熱々の砂浜から海に入る。
そういや、俺普通ぐらいしか泳げないだったわ。
海の上を走るから泳ぐことはあんまりしないからな。
海に入ると生温い。
ちょうどいいけど、
「えい」
と夜乃から海水をかけられる。
しょっぱいな、海水だからな。
「お返しだ」
と俺もかける。
お互いかけ合い続ける。
数十分後………
「はぁはぁ」
「はぁはぁ」
腕が持たん。
「夜乃、いったん上がろう」
「わかった」
と海から上がると足が熱い。
だが我慢できるほどだから気にしない。
それにして、夜乃の髪が湿ってさらに可愛くなってるんだけど。
襲いたい、あ、婚約してるじゃん。
でもまぁ、所詮ヘタレ、できるわけがない。
「夜乃、なにか買いに行くか」
自分の気をそらすように言う。
「そうしよう」
と夜乃も砂浜が熱いのか早く行きたくて焦っているようだ。
俺と夜乃は海の家に向かい、歩いていくのだった。




